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「図書館の神様」 瀬尾まいこ

『図書館の神様』   
   
図書館の神様

 著者:瀬尾まいこ
 出版社:マガジンハウス





<簡単なあらすじ>
22歳の清(きよ)は、18歳までは名前の通り清く正しい人間だった。一番誠実だったバレー部で、チームメイトが自殺したことにより住んでいた土地を離れ、地方の大学に進んだ。そしてどの教室からも海の見える高校の国語の講師になった。なぜか文学部の顧問になってしまうが、そこで1人の部員垣内くんと出会う。

<感想>
高校時代のチームメイトの自殺をきっかけに描いていた未来を方向展開してしまった清。そのせいかとってもゆるく投げやりな感じで授業、そして文学部の顧問をしていくのですが、『図書館の神様』というタイトルだけで借りてしまった本で、自殺や不倫が盛り込まれてるとは全然思いもしなかった・・・。

両方ともそれがテーマになってる訳じゃないのですが、チームメイトの自殺をきっかけに今の清がいるわけで、そんな清が一番落ち着くのが不倫相手といる時という。この2つが根底にありながら、ストーリー中盤は全然重くない(と言いつつも最後にはぐっと引き戻されますが)。清と垣内くんの文学部顧問と部員(国語教師と男子高校生)という間柄の会話がどこか楽しい。国語教師なのに文学に対する想いがあっけらかんとしてて全体的にとても読みやすい♪

文学を深く考えてなかったのに、垣内くんとの出会いで文学を楽しむ、そしてスポーツを楽しいと感じるようになった清。垣内くんとの出会いで清のゆったりとした変化は今後の生活の変化に繋がっていくのでしょう。ラストのある人物からの手紙では目頭がちょっと熱くなった・・。これが清にとって新たな道を進む糧になったのでは・・なんて思っちゃたり。
正直、清の不倫相手はどーかと思うのですが、不倫という不条理な関係は2人には似合わなかったこと。

文学部の発表での垣内くんの言った文学を読んでできること(すること)。いや~まさにその通り。読書の楽しさっていつどの時代であっても、奇想天外な内容であってもその内容の世界にあたかも自分がいるような気になってしまう。夢冒険物語だと主人公と同じ体験をしたかのように思う場合さえあったり。

そういや図書室の本の整理をするシーンがあるのですが、図書の十進法が高校生にとってわかりづらいというくだりがあるのですが、言われてみればそうかも。図書館を頻繁に利用する者・図書館で働いたことがある者にとっては当たり前のようになってますが、中高校生の時は確かに迷った~。
小学生から図書館は利用してますが、カード検索からネット検索、さらには自動貸出機などもあり、図書館もかなり近代化されました。設備は公共より大学図書館の方が充実しつつあるようような気が・・・。
最近の大学は羨ましい!AVコーナーが充実してるし図書も新刊小説がどんどん入ってくる(大学によるけど文学部がある規模の大きい大学は区図書館より規模が大きかったりして?!)。しかも公共より待ち人数が少ないし。
今現在学生の皆さん、在学中は図書館を思いっきり利用しましょう!!

-2 Comments

孔雀の森 says...""
こんにちは~♪

私も読みました。でもかなり忘れていて、TKATさんの文章を拝見して「ああ、そうだった!」と思い出しています。
部活の顧問1人部員1人ってどうよ!と、最初のうち不思議思だったのですが、そのうち何かほんわかしていい感じになっってきたように記憶しています。
清にとって、垣内くんとの出会いは大きかったですよね。
蔵書整理の場面、思い出しました。楽しそうな作業が目に見えるようでした。
十進分類法は時代にそぐわない区分もあり、改訂が必要と思いつつ、変えたら混乱するだろうな、とも。学校図書館では独自の配架の方がかえってわかりやすいですね。
私も図書館をよく利用します。最近はネットで予約や延長ができる所も増えて、便利になりましたね。大学図書館はほとんど行きませんが、お話聞いてちょっと行ってみたくなりました。
ラスト、思い出しました。目頭が熱くなりました。
もう一度読んでみたい本です。
2007.12.20 10:43 | URL | #W/rA3xXw [edit]
TKAT says...""
こんばんは~♪

孔雀の森さんも読まれたのですね。もしや私と同じく『図書館の神様』というタイトルに惹かれて(笑)?←タイトルだけで借りてしまう仲間が欲しくてついつい・・・失礼しました^^;

>十進分類法は時代にそぐわない区分もあり、改訂が必要と思いつつ、変えたら混乱するだろうな、とも。

うんうん同感!孔雀の森さんのおっしゃる通り、改訂すると蔵書数の多い図書館では大混乱でしょうね~^^;小数点以下の○○区分(形式・言語など)は今でも苦手なんですが、この区分があるから同じような本が並んで利用者にとっては同等の本を探すことが出来るんですよね。といっても利用者はそこまで分類番号の意味を考えてないのが実情だったり(苦笑)。

大学図書館は楽しいですよ~♪若い子の中に混じると自分まで若くなった気がする(笑)。大学図書館は地域住民にも開放してる所があるので一度近隣で探されてはいかがでしょ?(※2千円~5千円程の年間費がいる大学もあり)
県立大とか市立大だと無料とか格安だったりするので、もし自宅&職場近くにあればHPで調べてみるのもいいかもしれないですね~。蔵書検索でお目当ての本&AVが置いてあるかをチェックしてみるのもいいかも♪
ついでに大学内にある安くてボリュームある学食もお試しあれ♪♪最近の学食は美味しいですよ~。
2007.12.20 20:52 | URL | #- [edit]

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