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「A型の女」 マイクル・Z・リューイン

『A型の女』 ASK THE RIGHT QUESTION     

 著者:マイクル・Z・リューイン (Michael Z. Lewin)
 編訳者:石田善彦
 出版社:早川書房 ハヤカワ文庫   
 
<簡単なあらすじ>
「生物学上の父を探してほしい」と大富豪クリスタル家の娘で16歳のエロイーズから依頼を受けた私立探偵サムスン。エロイーズの本当の父親を調査していくうちに、家族の醜悪な争いに巻き込まれていくことに・・・。

<感想>
依頼者がまったく来ない探偵はたくさんいるけど、サムスンはお金の節約のために家でクロスワードパズルをして遊ぶしタバコも吸わなければアルコールも飲まない。離婚歴があって娘は元妻と暮らしてる。子持ちのガールフレンドはいるけどフランクな付き合い。サムスンは探偵なんだけどどこか探偵らしくないんですよね。
私はサムスンを40~50代だと勝手に思ってたのですが、実は37歳でした・・・。37歳にしては派手なイメージは全くなく落ち着いてるな~。

マイクロフィルム(まあ1970年という設定だから調べる方法は限られてますよね)でエロイーズの家族を調べたり、新聞記者になりすまし取材という形で関係者から聞き出したり、探偵というより地味な調査員って感じです。生臭い修羅場もないし探偵が死体に遭遇しないし、ましてや色気ある女性が登場しない代わりに子どもが登場。
不法侵入をしてもそこに自分の物を置き忘れ物をしてしまう。大事な書類を置いてる自分のオフィスに不法侵入されるという警戒心が全くない。カバーのあらすじには暴力を憎む心優しき知性派探偵とあるのですが、えっ、知性派??この『A型の女』ではかなりのうっかりさんの印象が・・・。
かと思えば嘘をつかれることは大嫌いで、嘘をつかれたことを証明しようとするサムスン。意外と頑固で正義感が強いんです。

最後は一気に展開が早くなるのですが、ハードボイルド独特のクサさはないし安心して読めるという探偵モノかな。←だからネオハードボイルドの代表的作家の1人と言われてるのか。
私立探偵サムスンシリーズだけでなく、このシリーズの登場人物から生まれた別シリーズもあるようで、そちらも読んでみたいところ。 

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