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2007.07.08 Sun 『ジーヴスと朝のよろこび』 THE CODE OF THE WOOSTERS
![]() 著者:P・G・ウッドハウス (Pelham Grenville Wodehouse) 訳者:森村たまき 出版社:国書刊行会 ウッドハウス・コレクション <簡単なあらすじ> バーティーは、アガサ伯母さんの2番目の夫となったパーシー伯父さん(ウォープルスドン卿)の商談の手助けをするために、スティープル・バンプレイに行くハメになってしまった。このスティープル・バンプレイには元婚約者のフローレンス(ウォープルスドン卿の娘)やフローレンスと婚約してる学友スティルトン、フローレンスの弟エドウィン、そして学友ボコと婚約してるノビーなどがいるが、唯一気が楽なのはアガサ伯母さんが留守だってこと。そして大好きな仮装舞踏会も開催されるとあって衣装も決めていたが・・・。 <感想> フローレンスと婚約してたことがあるバーティーがまだフローレンスと関係があるんじゃないかとスティルトンは気が気でない。フローレンス自身までもがバーティーに対しその気になってるため、バーティーはフローレンスとスティルトンを復縁させなきゃいけない。それと同時にノビーとボコとの婚約をパーシー伯父さんに認めさせなきゃいけないなど、今回もバーティーは良かれと思ってしたことがどんどん悪化していき、挙句の果てに損な役回りすることに。いつものことだけど(笑)。 そもそも釣りが好きなジーヴスがスティープル・バンプレイに行きたいがために、パーシー伯父さんの商談がうまくいく案を提示したことが原因だったりして(笑)。 アガサ伯母さんに対して言い訳を考えるパーシー伯父さんに親近感を覚えたのですが、肝心のアガサ伯母さんとバーティーのやり取りがなくて残念!この2人の会話、結構好きなんだけどな〜。 今回はウッドハウス・コレクション第7弾で長編。 訳者あとがきによると、ドイツ軍に抑留される時に執筆中で1年後に解放されてからこの本を完成させたらしい。そんな戦中の後影が全く見られない作品にウッドハウスは「私生活が作品に影響されることはない」と。イギリス極楽貴族をユーモア交えたストーリーは戦中という正反対の環境で書かれたものだったんですね。 今回の訳者あとがきには、その戦中時のウッドハウス、A・A・ミルンとの確執が書かれてます(ウッドハウスは自身の作品の中でミルンに対して仕返してる箇所があるとは!)。そしてジーヴス時計があるんだって!テレビのシリーズでジーヴスを演じたスティーブン・フライが執事風に起こしてくれるらしい。欲しいな〜。 11:00 | [小説]U-Z | edit | trackback(0) | comment(0) Trackback
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