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01/25 「死神の友達」 アラルコン
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2007.01.25 Thu

『死神の友達』 EL AMIGO DE LA MUERTE / LA MUJER ALTA 
 
 著者:ペドロ・アントニオ・デ・アラルコン (Pedro Antonio de Alarcon)
 訳者:桑名一博・菅愛子
 出版社:国書刊行会 バベルの図書館28
   
<感想>
『死神の友達−幻想物語−』『背の高い女−怪談−』の2編からなる「バベルの図書館」シリーズの一つ。
『笑いの騎士団』のコメントでkazuouさんにこの本を紹介していただき、とっても興味があったので図書館で借りてきました。

『死神の友達−幻想物語−』頼れる家族が死んでしまい友人さえもいない不幸な青年ヒル・ヒル。想いを寄せる女性も遠い存在で、自分の立場に悲観した彼は濃硫酸を飲んで死のうとした時に死神が声を掛けてきた!その死神によって幸せな一時を過ごすことができたヒル・ヒルだったが、待ち受けていた現実は・・・。
といった内容なのですが、一体どんな結末が待っているんだろうと読んでてずっと思ってました。愛するものと死神との間、つまり生と死との間にいるヒル・ヒルはどうなる?死神はヒル・ヒルから何を望んでいるの?と疑問を持ちながら読んでいくと・・・
死神から思いがけない事実を知らされる!!この事実を全く予想もしてなかった私は「えっ、えっ?え〜〜?!?!」と椅子からひっくり返りそうになった!
印象に残ってるのは死神が語る<人間とは何か、その存在は何を意味するのか>。そして夢が現実に見え、現実が夢に見えることに対しヒル・ヒルのはどう変わったのか。
まさかこんな結末が待っていようとは・・・。ただ単に不幸な青年のもとにやってくる死神の話かと思いきや、どえらい方向に進んでいき途中からSFみたいな雰囲気になって話のスケールが大きくなっていく・・・。
幻想小説とわかっていながらも、あまりにも奇想天外すぎてかなりインパクトあるストーリー。
各章についてるタイトルのつけ方も好きなのですが、なんと言ってもストーリー展開の意外性に感心しまくり!久しぶりに本を読んでショックを受けました(←いい意味で)。

『背の高い女−怪談−』は・・・『死神の友達−幻想物語−』があまりにも強烈すぎて普通の怪談としか読めませんでした

21:27 | [小説]A-E | edit | trackback(1) | comment(2)

『背の高い女』も悪くない怪談なんですが、『死神の友達』に比べたら、やっぱり「ふつう」の作品ですよね(僕は『背の高い女』を先に読みました)。
死神に出会った青年、というメインストーリーだけでも、面白いのですが、結末直前の急展開には、驚きです。この死神の話は、民話に原型があるということですが、もうこれは「プラスアルファ」とか「換骨奪胎」の域を超えてますよね。まさに宇宙スケールの幻想小説!
「バベルの図書館」シリーズは、ときどき「隠れ傑作」があるんですが、本書はまさにそのひとつですね。
kazuou URL #- | 2007.01.25 22:08 | edit?
私も『背の高い女』から読めばこのストーリーに気の利いた感想が書けたかも?

『死神の友達』は民話に原型があるんですか!一体どんな民話なんだろう??
人間のとは?という感性的な教訓みたいなものになってるんだろうか??おそらくこんな奇想天外な話ではないはず(笑)。

前から思ってたのですが、kazuouさんは難しい言葉をよく知ってらっしゃる。「換骨奪胎」って言葉は調べるまで全く意味がわかりませんでした。ブログを書いてても、言いたいことがうまく言葉で表せない!ってことが多々あります。「読書&映画鑑賞用適切言葉辞典」ってのがあればいいのに(笑)。
TKAT URL #- | 2007.01.25 23:39 | edit?





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バベルバベル (Babel)* バビロンのギリシア語名。「神の門」と言う意味* バベルの塔* バベル (映画) - 2006年の映画|映画作品。アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ

miyuuの日記 | 2007.01.26 Fri 03:14

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