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「向日葵の咲かない夏」 道尾秀介

『向日葵の咲かない夏』 

向日葵の咲かない夏
 著者:道尾秀介
 出版社:新潮社






<簡単なあらすじ>
学校を休んでるS君の家にプリントと宿題を届けることになったミチオ。S君の家に行くとなんとS君が首を吊ってる!なのに警察と先生がS君の家に行くと死体がなくなってる!しかも死んだはずのS君がミチオの前に現れ自分は殺されたと言う。ミチオと妹のミカ、そしてS君で事件の真相を探ろうとするが・・・。

<感想>
「このミス」の感想を書いた時、加納ソルトさんやkazuouさんのコメントで道尾秀介を知り、この『向日葵の咲かない夏』を図書館で借りてきました。仕掛けが複雑なので、じっくり読まないと疑問が残ると教えていただいたのでじっっくり読むことに。読み始めはジュブナイルっぽいなと思ってたらいつの間にかとんでもない世界へ。

超簡単にわかり易く言うと、途中あたりまではドラマ『南くんの恋人』の探偵バーションのような雰囲気で、後半ラスト直前までは『名探偵コナン』のよう。なんて言ってしまうとかなり語弊を招く恐れあり(笑)。そんな可愛らしいストーリーでは決してありません。
ミチオに辛くあたる母親、3歳なのにどこか大人びてる妹ミカ、ある趣味を持つ先生、いつも相談に乗ってくれるトコお婆さん、気になる存在のスミダさん、S君の近所に住む古瀬さん、みな何かしらストーリーに絡んでいるので要注意。

最後まで読むと、「えっ、そうだったの?!」「あの人までもが!」と疑問に思ってたことや疑問にさえ思わなかったことが次々と判明。真相がわかった上でパラパラと二度読みすると、確かにそれらしき伏線が。次の展開や真相が早く知りたいばっかりに一回目はついつい早読みになってて気付かなかったようです(笑)。じっくり読んだつもりでしたが、一回だけ読むより二回読んだ方がわかりやすいかも(私だけ?)。

<生まれ変わり>というのが根本にあるかと思うのですが、ラスト10行を読む限り○○と△△ももしかして?
独特のストーリー性は面白く読めたのですが、<生まれ変わり>を現実として捉えていいのか、それとも<生まれ変わり>とされる人物との会話自体が主人公の妄想の世界なのか、私には判断できず。どう解釈したらいいんだろう?もう一回読んだらわかるかな(笑)?

-2 Comments

kazuou says...""
読了されましたか。最終的に「超自然」的な現象なのか、「妄想」なのか、判断しにくいところがありますね。
ネットでの感想などを見ると、「妄想」だという読みが多いようですが、個人的には「超自然」的な解釈をとりたいところです(だって、そっちの方が面白いし)。
とはいえ、主人公の少年の心理の動きが、とても面白かったので、解釈がどちらであっても、あんまり気にはならなかったです(ミステリ読みの人は気になるみたいですが)。
2007.01.13 21:25 | URL | #- [edit]
TKAT says...""
私もネットで他の方の感想を見ましたが、「最後で謎が解けた」や「全て妄想」やいろんな意見がありました。
3年前のある出来事から主人公の妄想が始まり、ラストに近づくにつれて主人公が心の声が明らかになり、この状況をラストで主人公自ら終止符を打ち<生まれ変わり>達を置いて新たな人生を・・なんて勝手に解釈してたのですが、読者がいろんな解釈をもって読めるのはそれはそれて楽しいですね。

確かに主人公の心理の動き、読み応えありました。実際ラストまで一気に読めたのは主人公の心理描写や真相追究の展開が気になってしょうがなかった!
解釈が気になったのはやっぱりミステリ好きなせい(笑)?真相究明をはっきりさせたい思いが出るもんなんですね。kazuouさんに言われて初めて気付きました(笑)。
2007.01.13 22:43 | URL | #- [edit]

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