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09/28 「まさかの結末」 E・W・ハイネ 
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2006.09.28 Thu

『まさかの結末』 KINKERLITZCHEN

まさかの結末
 著者:E・W・ハイネ (Ernst W. Heine)
 訳者:松本みどり
 出版社:扶桑社 扶桑社ミステリー





<感想>
本屋で何気に見つけた一冊。<ベストセラー作家が贈る超短編集 短い短い小説に切れ味鋭いショックとユーモア満載>と帯に書かれており、ベストセラーと言われてるこの作家を知らないくせに、まんまとその文句に載せられて買ってしまった・・・。
ショートショート集となっており、収録されてるのは以下の通り。
「死者の挨拶」「判決」「ほんと、男って……」「正義の神」「テロ防止策」「ギプスの中身」「正義の勝利」「愛の手紙」「すばらしい贈り物」「復活」「四句節」「愛の死」「秘中の秘」「万引き」「強盗の襲撃」「いばら姫効果」「不気味な重要証人」「コールボーイ」「死んだ双子」「目には目を」「講演」「キルケ」「ただ乗り」「世界一短いお化けの話」の24編。
その中でいくつか紹介。
『死者の挨拶』ある高視聴率のテレビ番組「死者の挨拶」。高額な賞金がもらえるというよくある番組と思いきや、この番組のルールがとんでもないもの。冒頭に収録されており、一発目から手に汗を握る内容となってます。冒頭にこれをもってくるのはある意味ずるい!最後までこんな緊張感ばかりの内容となってるのか?!なんて思ったけど気のせいだった・・・。
『ギプスの中身』腕のギプスの中にヘロインを隠して国境を越える方法とは?ここでの方法は昔なら出来たかもしれないですが、今のご時勢じゃおそらく無理(といってもまだまだ出来そうな国もあるような感じが・・・)。
『愛の手紙』夏の休暇に知り合った男女のその後で、男と女の恋愛の感情感の差を皮肉ったもの。
『すばらしい贈り物』ケチなボスに対するほんの仕返しなんですが、<時は金なり>って言うボスにはもってこいの仕返しかも?
『復活』死んだはずの男がなんと霊安室で生き返る!さぞ家族は嘆き悲しんでるであろうと思った男は家へ帰ってみると・・・。一度死んだからこそわかる家族の自分に対する想い。結果は・・・。
『四句節』聖金曜日に行う苦行とは?なんかとんちや小噺みたいな結末です。
『万引き』『いばら姫効果』などは面白く読めたものの、奇想天外という訳でなくストーリー的にはありふれた感じ(というか全体的にそういう感じ)。私がこのショートショート集でベスト3を選ぶなら、『死者の挨拶』『講演』『目には目を』かなー。
一発目の『死者の挨拶』が強烈だったためあとの短編が少し物足りないような気もしますが、全体的には面白く読めた一冊でした。

21:01 | [小説]F-J | edit | trackback(0) | comment(2)

よさげなショートショートですね。
冒頭の「死者の挨拶」も気になるところですが、エドモンド・ハミルトンの大好きな短編「帰ってきた男」と設定が似ている「復活」の結末がどう料理されているのか一番興味深いです。ハミルトンの方は踏んだり蹴ったりで笑わさせてくれるんですが、本当に切なくなる結末だったんです(泣)。
加納ソルト URL #- | 2006.09.28 23:45 | edit?
こんばんは、加納ソルトさん。
エドモンド・ハミルトンの「帰ってきた男」は読んだことがないのですが、調べてみるとかなり評判いいですね。踏んだり蹴ったりというのは同じですが、おそらく「復活」は「帰ってきた男」の足元にも及ばないような気が・・(笑)。
「フェッセンデンの宇宙」はかなりよさげそうですね♪
TKAT URL #- | 2006.09.29 23:09 | edit?





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