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「死影」 マイケル・マーシャル

『死影』 THE STRAW MEN

死影
 著者:マイケル・マーシャル (Michael Marshall)
 訳者:嶋田洋一
 出版社:ソニー・マガジンズ ヴィレッジブックス   



<感想>
kazuouさんの「奇妙な世界の片隅で」で知ったマイケル・マーシャル。「みんな行ってしまう」と「死影」を教えていただき、短編集「みんな行ってしまう」が面白かったので今度は長編「死影」を。


元CIAのウォードは両親の事故死(?)によって実家に帰ることに。クッションの中に隠されてたペーパーバックを見つけ、挟まれてた紙切れには「ウォード、わたしたちは生きている」の文字が。さらに見つけたビデオテープに映ってたものは・・・。ウォードは友人であるボビーとともに真相を知るべく探りまわることに。一方では娘を連続殺人犯に殺された元刑事のザントと元愛人の現役連邦捜査官ニーナは、ザントの娘と同じ方法で誘拐されたセーラの事件を追跡。この二つの事件は繋がってるのか?
両親が残したいくつかの手がかりを調べていくことにより、あまり交流を持たなかった両親の過去を知ることとなったウォード、自分に関係することまで明らかになっていく。そして全く別のところでは娘を誘拐された(未だ死体が見つかっていない)ザントは誘拐犯と殺人犯は別だと考えるように。

ニーナはダナ・スカリー風(「X-ファイル」)のスーツを着ており、最近ではこれをお手本にしてる人が多いらしい。こんな風に馴染みのある個人名を出してくれると想像しやすい。きっと肩パットが強調されてるんだろなとか(笑)。
色々仕掛けがしてあるサイトを調べていくシーンでは、うさん臭いサイト見ればこの本のように何か仕掛けがしてあるんじゃないかと思ってしまうのは確か。世界中で親しまれているインターネットをうまく利用しているという点は現代的。連続殺人に関わっている家族とその過去が、いくつかの断片が繋がっていくというストーリー展開は複雑そうに見えて辻褄があってる。ミステリーサスペンスといった感じで映画化にも向いてそうな気がします。
もし私が監督するなら誘拐された少女セーラ・ベッカーの配役に悩むところ。ただの誘拐された少女ではなくウォードに言うセリフが印象的。その言われた人物の使命となることを改めて確認するような一言を、映画では次作に繋がる重要ポイントとしたいところ(←気分は続編までも考えてる映画監督(=私))。
「みんな行ってしまう」も面白かったですが、今回の「死影」もストーリーに引き込まれてしまい面白かった♪続きが読みたいよー。

今回の「死影」は3部作の第1部らしく、第2部は英国版が「THE LONELY DEAD」、米国版が「THE UPRIGHT MAN」と別題名で刊行。第3部は「BLOOD OF ANGELS」で英国版が刊行。米国版のタイトルを見る限りでは、アップライトマンのその後を書いてるのでしょうか?忘れた頃に日本版が出るんだろうな・・。って出るんだろうか?!

-2 Comments

kazuou says...""
出だしから、不可解な謎と強烈なサスペンスで引き込まれます。中盤まではいうことなしなのですが、それから後が、現実的な種明かしがされてしまって、「ふつう」のスリラーになってしまうところが唯一残念なところ。
続編はたぶん翻訳される(?)と思うのですが、凡庸な殺人鬼ホラーになってしまっているような気が…。まあそれでもたぶん読んでしまいますが(笑)。
2006.09.20 12:23 | URL | #- [edit]
TKAT says...""
個人的にはザントの過去よりも、前半のウォードが両親の謎を解いていく様が好きでしたね。
続編ではウォードがアップライトマンを追跡するもアップライトマンの野望(?)はまだまだ続くって感じでしょうか。確かに凡庸な殺人鬼ホラーになってそう(笑)。でも確かこの著者って執筆を重ねるにつれて文章が上手くなっていくんでしたよね?期待しとこっと♪
2006.09.20 19:59 | URL | #- [edit]

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