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「それゆけ、ジーヴス」 ウッドハウス

『それゆけ、ジーヴス』 CARRY ON, JEEVES

それゆけ、ジーヴス
 著者:P・G・ウッドハウス (Pelham Grenville Wodehouse)
 訳者:森村たまき
 出版社:国書刊行会 ウッドハウス・コレクション   





<感想>
ウッドハウス・コレクション第3弾で、ジーヴスものを集めた短編集。3弾目にして初めてジーヴスが登場する「ジーヴス登場」が冒頭に収録されてるのが読みどころの1つ。仲介所の紹介でやってきたジーヴスは二日酔いのバーティーにスペシャルドリンクを作ったことで即採用。この時バーティーは、ジーヴスが世界一の働き手で一家に必須の存在であると確信したらしい。バーティーの勘が見事命中したのはこの時だけといっても過言じゃないかも?!バーティーの服のセンスまでこの時からジーブスの掌中に収められているのも興味深いところ。しかもラストの締めがこの服のセンスなどの容姿ネタが多いにも関わらず、ジーヴスのしてやったりが爽快!
そういや作中に出てくる「ヤッホー」「ピッピー」「プップー」という挨拶、前から気になってたんだけどこれって原作ではどうなってるんだろう?
コーキー、ビッキー、ロッキー、シッピーなど、よく見るとバーティーの友人たちは皆同じような愛称なのがなんだか可笑しかったりすると同時に、彼らはどこか抜けてたりするのはまさしく<類は友を呼ぶ>状態?!しかしバーティといい友人たちといい、しょっちゅう婚約→婚約解消してるのはこの時代の風潮なのか?

個人的に好きなジーヴスの解決法は『ジーヴスと招かれざる客』。おマヌケバーティ=その友人=その親に対するジーヴスの対応は上手いの一言。特別報酬を度々もらうジーヴスの策もあっぱれ!そしてもう一つの読みどころはラストの『バーティー考えを改める』。これはジーヴスからの視点で書かれたもので普段知ることがないジーヴスの思惑や感情がわかって面白い。

第3弾まで読んで思ったのは実にバーティーには親戚や友人の多いこと!ジーヴスにも従兄弟や姪などの親戚や友人が多すぎてよくわかんなくなってきた(笑)。特にジーヴスの顔の広さは半端じゃない(似たり寄ったりの貴族の世界は狭いってこと?)。今作品ではビンゴとその妻の生活ぶりが出てきたり、サー・ロデリックが登場したり以前登場した人物がすぐわかる場合のあれば、全然思い出せない名前も・・・。そんな時はRieさんの『Caramel Tea』で詳しく登場人物のリストが書かれているのでとっても参考になります♪
訳者あとがきによるとマリナー氏もののDVDがあるらしい。日本版があるなら見てみたい!

-2 Comments

加納ソルト says...""
ジーヴスにハマってますね!
先週の日曜日、図書館を散策していたら「ジーヴズの事件簿」(確かジーヴズだった)というのを見つけました。TKATさんが読んでいるシリーズとは違うと思いますが、思わず借りてしまいそうになりました。
あれっ?借りたほうがよかったのか…。
2006.09.14 21:37 | URL | #- [edit]
TAKA says...""
借りちゃってください(笑)。
「ジーヴズの事件簿」は文芸春秋のP・G・ウッドハウス選集ですね。私は文春版は読んだことがないのですが、国書版の「比類なきジーヴス」と内容は殆ど一緒で文芸版の方が収録数が多いようですよ。
ただこの手のストーリーは訳者によってかなりイメージが変わってくると思うので、どちらを先に読んだらいいのかは何とも言えないなー(きっとどちらでも面白いはず!)。
私はいずれ文春版も読む予定でいます♪
2006.09.15 22:33 | URL | #- [edit]

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