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「台北に舞う雪」

『台北に舞う雪』  台北飄雪  SNOWFALL IN TAIPEI

台北に舞う雪2

製作年:2009年
製作国:中国/日本/香港/台湾
監督:フォ・ジェンチィ(霍建起)
出演者:チェン・ボーリン(陳柏霖)、トン・ヤオ(童瑤)、トニー・ヤン(楊佑寧)、モー・ズーイー(莫子儀)、ジャネル・ツァイ(蔡淑臻)、テレサ・チー(紀培慧)

<簡単なあらすじ>
台北県東部のローカル線"平渓線"の終着点・菁桐。幼い頃に母親が出て行ってしまい町民に育てられたモウ。恩返しする意味で町を離れず毎日町民の雑用をこなしながら母親が帰ってくるのを待っていた。一方、大型新人として売り出し中のメイは新作発表の前に声が出なくなり、周囲に何も言わず台北を離れ菁桐駅に降り立った。偶然モウが宿を世話したことから2人は心通わせるようになりメイの声も徐々に回復していく。そんな時、記者のジャックがメイを見つけ菁桐にやってき、その後メイが想いを寄せているプロデューサーのレイとマネージャーもやってきた。歌手として再出発するメイだったが……

<感想>
全く違う世界で生きてきた2人が出会い、田舎町の風景と時間が2人包む…という感じ。メイは現実逃避して菁桐へやってきた訳ですが、陳柏霖くんの心を奪い、自分自身は癒され、台北からお迎えがきて戻っていく。……陳柏霖くんの立場は?!と思ったりもしたのですが"姿を消しても誰かに捜して欲しい"ということを知り、自身もアクションを起こすきっかけとなったのでこれはこれでいいのか…いいのかな?!

町の風景はホント良かったー。陳柏霖くんのが話す優しい会話もステキ。でもね、ストーリー内容が^^;この作品って4ヵ国のコラボらしいのですが、そのせいなのか色んな要素が入ってるような気がする。せっかく菁桐を舞台にしているんだから台湾色を前面に出して欲しかったな。
最初の方で歌を背景にメイとプロデューサー、マネージャーが傘をさしてるシーンがあったのですが、私にはどうしても80年代のアジア映画にしか見えず全体を通してこのシーンだけアンバランスに感じてしまいました^^;
ラストもどう理解したら?幻想?現実?あとメイが菁桐の舞台で歌うシーン、実際生で歌ってなかったのが残念。

莫子儀くんは『遠い道のり』での泣きじゃくりシーンが印象的だったのですが今回は嵐の二宮くんに見えたり、楊佑寧は私の中では『僕の恋、彼の秘密』のイメージしかなかったので、画面に登場した時こんなキャラだっけ?とびっくり!紀培慧は『九月に降る風』の子だ!とすぐにわかりました。こんな不思議ちゃんキャラもいけるのね^^ そして陳柏霖くん、いつ見てもかっこいいなぁ。。ふとした表情が金城武に似ていてとても魅力的。

個人的に町の風景が楽しめた作品でした。ストーリーはゆるーく優しい雰囲気でした。平渓線の宣伝には大いになったと思う^^

台北に舞う雪1

余談:予告編でアメリカ映画『やさしい嘘と贈り物』が流れてたのですが、予告を観ただけで泣けてきたよー(TT)。この作品は4月上映。。予告編で泣けるんだから本編はきっと大泣きのはず。久しく大泣きしてないので泣きに行こう。

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「三匹のおっさん」 有川浩

『三匹のおっさん』  

三匹のおっさん

 著者:有川浩
 イラスト:須藤真澄
 出版社:文藝春秋




<簡単なあらすじ>
定年退職後に近所のアミューズメントパークで嘱託として働くことになった剣道の達人キヨさんこと清田清一、今は息子夫婦に任せている居酒屋「酔いどれ鯨」の元亭主、柔道家のシゲこと立花重雄、娘の早苗と2人暮らしをしており見た目はおとなしい感じだが機械にめっぽう強い工場経営者のノリこと有村則夫。昔「三匹の悪ガキ」だった幼馴染みの3人――今は「三匹のおっさん」がキヨさんの定年をきっかけに物騒になってきた町を守るため私設自警団を結成することに。6話から成り立っており次々に起こる問題を解決していく痛快アラ還の世直し物語。

<感想>
60歳になったキヨさん、還暦祝いに赤いちゃんちゃこを長男の嫁に無理やり着せられ年寄り扱い。続柄として「おじいちゃん」と呼ばれるのはまだいいものの、社会的に「おじいちゃん」と位置づけられるは納得いかない様子。せめて「おっさん」にしてほしいと切に願ってます。
『ジジイと呼ぶな、おっさんと呼べ』というのに対し、『還暦過ぎても世間からおっさん呼ばわりされたいなら服装で努力しろ!』という孫。この一言と孫のアドバイスでなんとか「カジュアル」路線になったキヨさん。この年齢って服装で"オッサン"から"ロマンスグレーのおじさま"に変身することだって十分にあるし♪挿絵にあるキヨさんの絵がジジイルックからカジュアルになってるので変身ぶりがわかりやすい^^

でも今の60歳代は若い!服もおしゃれだし見た目も若い!私の母親も60歳になってからというもの美容院には月一は必ず行くしお洒落してカラオケやいろんな講座にしょっちゅう行ってますもん。ただ身体がついてこないらしくヒーヒー言ってますけど(笑)。

内容はというと…キヨさんが働くアミューズメントパークでの売上恐喝、町で問題になっている痴漢騒ぎ、仲間の離婚危機、中学校で起こっている動物虐待、未成年スカウト詐欺、年配層を狙う催眠商法などを3人独自のやり方で解決していくのですが、ちゃんと裏も取り証拠もおさえ真っ当に解決いく様は見事。タイプが違う3人がそれぞれの特技、持ち味を生かしうまい具合に役割分担ができている。言うことも当然ながら的をついており、ただ成敗するだけでなくちゃんと叱ってもくれる。(危ない道具を持つノリさんだけは危険危険人物^^;でも心強い)

第3話の話は『ジジイと呼ぶな、おっさんと呼べ』の女性バージョン的なお話。夫には「ババア」と呼ばれ、当然のことながら孫は自分のことを「バー」と呼ぶ。ふと青春を思い出した時、胸の高鳴りを感じた時になぜみんな揃って自分のことをおばあちゃん扱いするのかと・・・。やはりいつまで経っても女性は女性なんです。。
これだけでなくお年寄りが狙われる悪徳商法もあり、現実問題にありそうな問題を定義しながら解決。なんだかリアルで物語とは思えない(><)。

もちろんお約束の恋愛要素もあるんですが、高校生同士ということもあり他の著書に比べ甘酸っぱくてキュート。おっさん3人に主役の座を譲りいつもの有川浩節ベタ甘はちょっと控え目。でもね、おっさん3人もそうだけど高校生カップルのその後が気になる~。続編が読みたい!って思った既読者は多いだろうな。。

キヨさんと孫の祐希、祐希とノリさんの娘である早苗ちゃんの関係が1話ずつ話が進むにつれ良くなってきてるのが読んでて楽しい^^特に今時の格好をし口も悪い祐希は、実は根はイイ奴というありがちなキャラでありながらキヨさんと心通わしていく過程は良い、良いですよ!でもなんといっても1番インパクトあるのは…しっかりしていて3人のおっさん、2人の若者のことは何でもお見通しよ~のキヨさんの奥さま・芳江さんだと思う(笑)。

まとめ:幅広い年齢層が楽しめて読めそうな1冊。キャスティング、演出法さえ間違えなかったら日曜夜9時からの日曜劇場(「JIN-仁」を放送していた枠)あたりでドラマ化されたら面白そう^^

「暗夜に過去がよみがえる」 メアリ・H・クラーク

『暗夜に過去がよみがえる』  

 著者:メアリ・H・クラーク (Mary Higgins Clark)
 訳者:深町眞理子
 出版社:新潮社 新潮文庫

<簡単なあらすじ>
「パトリシア・トレイモア、絶対ワシントンにきてはいけない。ジェニングズ上院議員の提灯持ちをする番組を作ってはならない。そしてもう一つ、あの家に住んではならない」と奇妙な電話が掛かってきた。だがパットは史上初の女性副大統領を目指すアビゲイル・ジェニングズ上院議員のドキュメンタリー番組を作るためワシントンにやってきた。もう一つの目的はワシントンにいる心から愛する男性に会うため。かつて住んでいた家――下院議員の父親が母親を射殺し幼い娘にも重傷を負わせ自身は自殺したとされる家――に当時の真相を知るため再び戻ってきたパット。だが着いた夜「来るなといったはずだ」と書かれた脅迫状が届く。番組のためジェニングズ上院議員の過去を調べていくと同時に、当時の失われた記憶がよみがえってくるパット。真相は一体…

<感想>
数年前、古本屋で購入しずっと積読本としてダンボールに入れられていた中から取り出してきました。メアリ・H・クラークは名前は知っていたのですが読むのは初めて。本書を1冊目に読んでよかったんだろうか?シリーズの数冊目ってことはないよね?多分大丈夫のはず…

父親が母親を射殺しパット自身も瀕死の状態に。祖母がパットの将来を考え世間では死亡したことにし、名前も変えて別人として暮らしているのですが、肝心のパットは事件当日のことを覚えてなく真相を知りたいというのがワシントンに来た理由の一つ。
パットのご近所に住んでいる特殊な能力を持っているライラさん、彼女のような人から助言があったら私ならビビりまくって絶対に言うとおりにするけど、パットは怖いもの知らずというかなんというか…職業柄、真相を掘り起こすという使命感が強いのか?

読んで思ったのは伏線が多いこと。あまりにも多すぎてどれが重要なのか頭に留めておくのが大変^^;メアリ・H・クラークは他の著書でもこんな感じなのかな?
ジェニングズ上院議員の番組作り、両親の死の真相、愛する男性との関係のストーリー云々は置いといて、前半はじわじわ、後半からはどんどん中に引き込まれるという感じ。そういう意味では楽しめた1冊。

巻末の解説に著者はローラーコースターに例えてました。「じわじわとのぼっていくコースターの中で胸をどきどきさせ、やがてスピードが加わり下りにかかるとスリルを味わう。それでいて最後には安全に出発点に戻れることがわかっているからこそ読者はそのスリルを楽しむことができる」と。まさにそんな感じです。
積読本の中にはまだメアリ・H・クラークの本があるはずなので、ぼちぼちと読んでいきたいと思いまっす!

「ゴールデンスランバー」

『ゴールデンスランバー』 

ゴールデンスランバー1ゴールデンスランバー3
ゴールデンスランバー4ゴールデンスランバー2

製作年:2009年
製作国:日本
監督:中村義洋
原作:伊坂幸太郎
出演者:堺雅人、竹内結子、吉岡秀隆、劇団ひとり、香川照之、柄本明、濱田岳、渋川清彦、ベンガル、大森南朋、貫地谷しほり、相武紗季、伊東四朗、永島敏行、石丸謙二郎、ソニン、でんでん、滝藤賢一、木下隆行、木内みどり、竜雷太

<簡単なあらすじ>
仙台――首相が凱旋パレード中にラジコンヘリ爆弾で暗殺された。ちょうどその時、宅配ドライバーの青柳は大学時代の友人・森田に呼び出され会っていたが様子がおかしい。「お前、オズワルドにされるぞ。逃げろ!」と言われ訳が分からぬまま逃げる青柳。逃亡中に身に覚えがない証拠映像を捏造され見えない巨大な力によって首相暗殺犯に仕立てられていく。その様子をテレビで見ていた大学時代の元カノ・晴子、黒パーカーの男、同僚らの手助けにより逃亡は続く…

<感想>
1年半ほど前に原作を読んでいたので、映画化されると知った時は嬉しく絶対観ようと思ってました。細かい部分は覚えてないのですが原作に比較的充実に再現されているような気が…原作ではもっと監視社会が強調されていたような気がするけど、もしかしたら違う本と勘違いしてるのかも^^;

現代の話の中に学生時代の話をまぜており、元カノの思い出や仲間達との会話が現代にうまく繋がってます。
現実ではあり得ん!という設定でも先に原作を読んいたせいか面白く観ることができました(結末を知っていても)。映画では時々笑えるシーンもありその笑いのツボが結構ハマった!
なぜ首相が暗殺された?巨大な力とは?などという疑問はどうでもいいやと思えちゃう。というよりこれらを解決するというストーリーではないような気がします。この作品を観て面白かったか消化不良で終わるか意見はわかれそう^^;

もし自分が主人公の立場だったらどれだけの人が助けてくれるだろう、とついつい自分に置き換えてしまう。やはり作品の中で語られるように"信頼"が大事なんだろう。

竹内結子さんの娘役の子が意外といい味出していたかも。この親子はいい感じだなぁと。父親役の大森南朋さんはちょっと印象薄かったけど。。密かに宅配の先輩の奥さんも最後の登場でいい味出してた^^この先輩の奥さんが登場する事件が解決したその後の後日談(?)のような、青柳の両親や周辺にいた人たちのシーンが好き。さすが青柳!習字は最高です^^
個人的にはかなり面白く観れました^^伊坂作品は原作が面白いから映画化されても面白く感じるのかな?それとも原作を読んだ上で観るからかな??

P.S 堺雅人さんって声やふとした表情が若い頃の太川陽介さんに似てるなぁと思ったのは私だけ?
黒パーカー男役の濱田岳さん、あなたがそういう結果になるのは最初からわかってましたがかなりインパクトありましたよ。。

「アバター」

『アバター』  AVATAR

AVATAR

製作年:2009年
製作国:アメリカ
監督:ジェームズ・キャメロン
出演者:サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、ラズ・アロンソ、シガニー・ウィーバー 、スティーヴン・ラング、ミシェル・ロドリゲス、ジョヴァンニ・リビシ、ジョエル・デヴィッド・ムーア、CCH・パウンダー、ウェス・ステューディ 

<簡単なあらすじ>
22世紀、車椅子生活を送っている元海兵隊員のジェイクは亡くなった兄の代わりに5万光年離れた衛星パンドラ行くことになった。パンドラには地球人に似た"ナヴィ"という民族が暮らしているが、そこは地球人にとっては有毒な大気だった。よって地球で必要なアンオブタニウムが存在するためそれを採掘・研究をする"アバター・プロジェクト"が進められていた。すなわち地球人とナヴィのDNAを合成させた肉体をつくり、それに意識を転送し人間がコントロールするというもの。ジェイクはアバターの体を借りナヴィの生活に入り情報収集するが次第にナヴィたちの生活を脅かす任務に疑問を抱くようになる。ナヴィの女性ネイティリに恋をしパンドラの自然に魅了されたジェイクは苦しい決断を下すことになる。

<感想>
1月末の週末に観に行ったのですがすごい人気にびっくり!私が観た回も次の回も満席。前日にネット購入してて良かった(TT)。昨日、映画館に行ったのですが夜の回のアバターは満席。相変わらずすごい人気だなぁ。

3Dってかなり昔に青と赤のセロハンメガネをかけて観たような記憶があるのですが最近はちゃんとメガネのような形になってるのね…さらに3Dって目の前に何かが飛び出して見えるイメージがあったのですがこれも違った^^;
どちらかといえば奥行きが楽しめるというかCG・アニメにリアル感が出ていたというか…表現が難しい~。でもメガネをかけると全体的に暗くなり、また2時間以上も3Dを観ると目が疲れました。数年後にはメガネ自体も改良されもっともっと見やすくなりそう^^

RDA保安部門はアンオブタニウムを得るためナヴィが生活している場所を襲撃しようとしており、ジェイクから内部の様子などの情報を得ていた。一方、科学者グレースは純粋にナヴィを研究し理解しようとしている。利己的で貪欲な人間と研究熱心な人間との間には温度差が…その間に立たされるジェイク。

良くも悪くもザ・アメリカ映画という感じがしました。内容的にもスケール的にも。というよりこの作品を観てから半月以上経ってしまいどう感想を書こうか迷ってるのが正直な感想^^;とりあえず備忘録なので観たことだけは書いておこうかなとアップしてみました。超大作で面白かったのは面白かったのですが、ザ・アメリカ映画という雰囲気にはどっぷり浸かれないひねくれた私でした。

「1Q84」 村上春樹

『1Q84』BOOK1・BOOK2  

1Q84 BOOK 1  1Q84 BOOK 2

 著者:村上春樹
 出版社:新潮社

<あらすじ>
1984年、青豆は高級スポーツ・クラブのインストラクターで働いており、護身術のクラスで「柳屋敷」の老婦人と知り合い週2回出張個人トレーニングを行うようになる。老婦人と知り合ったことで青豆は人生の別のドアを開けることとなる。
天吾は大学を卒業してから予備校の数学講師をしており、文芸誌の編集をしている小松がまわしてくれる文筆の仕事をちょこちょこしながら小説を書いている。週に一度会う人妻のガールフレンドがおり、そして時々「発作」を起こす。新人の作品ふかえりが書いた『空気さなぎ』を小松の提案で物語の骨格はそのままに文章を書き直し、それがベストセラーになったことで何かの扉を開いてしまった。

<感想>
図書館に入荷してすぐ予約(昨年の6月か7月ぐらい)したつもりだったんですが、ものすごい予約者数でやっと手元にやってきました!が、上巻を読んでから下巻がくるまで数ヵ月間あり上巻の内容をもう少しで忘れそうでした…。いや、既に忘れておりそれまので内容を思い出すのに一苦労だった^^;

青豆と天吾は小学校の時のクラスメイトですが今は全く違う世界に生きてます。この2人の話が交互に描かれてるのですが2人の共通点といったら孤独ということでしょうか。最初は全く別の世界にいる2人ですが、両者ともいずれ同じ大きなある組織にぶち当たるわけなんですが。

青豆がタクシーの運転手に言われた言葉
『普通ではないことをすると、そのあとの日常がいつもと違って見えるかもしれない。見かけにはだまされないように。現実というのは常にひとつきり』
これはかなり大事なキーワードだと思ったんだけど…あれ、そうでもない??世の中がどこかおかしいと感じた青豆は自分に問題があるのではなく、世界が狂いを生じていると思い新しいこの世界をIQ84年と呼ぶことに。自分は1984年ではなくIQ84年に身を置いているのだと…。
そんな青豆の話はハードボイルド調。出来るだけ目立たないよう自分の身を護ってきた青豆は顔をしかめると全く別人のようになるらしい。。

この本が図書館から手元に来る前に実は完結してなくてBOOK3が出るらしいという噂を聞いていたので、何も解決されず謎を残したまま終わったことに違和感はなかったのですが、でもやっぱり気になる…本当の世界とは?2人の運命は?
AmazonではBOOK3の出版予定日は4月16日でもう予約受付始まってました。出版まであと2ヵ月、次こそはもっと早く図書館に予約をかけよう!

「ババ・ホ・テップ」 ランズデール

『ババ・ホ・テップ』 現代短篇の名手たち4  BUBBA HO-TEP AND OTHER STORIES

現代短篇の名手たち4 ババ・ホ・テップ (ハヤカワ・ミステリ文庫) 
 著者:ジョー・R・ランズデール (Joe R. Lansdale)
 編集:尾之上浩司
 訳者:尾之上浩司、七搦理美子、佐々田雅子、北野寿美枝、高山真由美、熊井ひろ美
 出版社:早川書房 ハヤカワ・ミステリ文庫




・『親心』
・『デス・バイ・チリ』
・『ヴェイルの訪問』
・『ステッピン・アウト、一九六八年の夏』
・『草刈り機を持つ男』
・『ハーレクィン・ロマンスに挟まっていたヌード・ピンナップ』
・『審判の日』
・『恐竜ボブのディズニーランドめぐり』
・『案山子』スタンダードなホラー
・『ゴジラの十二段階矯正プログラム』
・『ババ・ホ・テップ(プレスリーVSミイラ男)』
・『オリータ、思い出のかけら』
以上、12編からなる短編集

現代短篇の名手たちシリーズが読みたく、前回はウェストレイクを読んだので今度はランズデールを選んでみました。初めてのランズデールでどのような文章を書く作家さんなのか全くわからなかったのですが・・・。以下、初ランズデールの感想。

『親心』
母親が亡くなってから息子は父親を避けるようになった。さらに連続殺人犯の記事をスクラップしたり繁華街に出入りするように。息子と話をしようとする父親だが…。1番手のこの話はスタンダードなミステリ。やはり最初は受け容れやすいのから・・・といったところ?

『デス・バイ・チリ』『ヴェイルの訪問』
この2つはハップ&レナードシリーズの番外編。このシリーズを読んでいないので2人のキャラや登場人物たちがイマイチ理解できず(TT)。これはシリーズを読んでからの方がよさそうな感じ。いや、私がよくわからなかっただけでもしかしたらシリーズを読んでなくても理解できるのかも。

『ステッピン・アウト、一九六八年の夏』
若者3人が女性を買うために1マイル先まで歩いて行くが1人が持っていた密造酒をきっかけに事態はとんでもない方向へ…。若者3人のある夏の経験としてはかなりイタすぎる話。内容的にかなり悪夢のはずなんだけどそれを淡々と軽快(とまではいかないけど)に描いてます。これがランズデールワールド?前2つのシリーズ短編を読んで「ん?」と疑問に思ったもののその次にこれを持ってくるとは…やられた!面白いぞ!

『草刈り機を持つ男』
盲目の草刈に手伝ったばっかりにとんでもない目に遭うという話。盲目の人が利口すぎるのか主人公の運が悪いのか…主人公が一生分の運の悪さを使い切ったのだろう。。主人公に同情しながらも後味悪くなく(いや、多少あったかな^^;)読めたのはやはりランズデールワールド?恐るべし…

『ハーレクィン・ロマンスに挟まっていたヌード・ピンナップ』
父親と娘、そして父親が住んでいるアパート下の古本屋の店主の3人で父親と娘が昔遊んでいた"もしかして"ゲームをすることに。だが今回は殺人事件に関わることだった。娘と店主が意気投合し、父親が仕方がなく乗るという形のミステリ。古本屋の店主がなかなか良い味を出しております。この登場人物たちを主人公にしたシリーズがあったら読む読む!と思える作品です。

『審判の日』
黒人ボクサーの"リル"アーサーと彼を王者から引きおろすために島にやってきたマクブランドの対決を強烈なハリケーンを背景に描いた作品。ラストのマクブライドのセリフはちょっとクサいけど、ハリケーンも実際あった話で"リル"アーサー(ジャック・ジョンソン)も実在の人物。映画にしたら面白いだろうなと思っていたらリドリー・スコットが既に映画化権を持っているそうな。

『恐竜ボブのディズニーランドめぐり』
妻が夫にプレゼントしたのは空気でふくらませるビニールの恐竜ティラノサウルス。その恐竜ティラノサウルス:ボブがディズニーランドに行く話。ビニールの恐竜ティラノサウルが普通に生活している自体びっくりなんですがラストはいたく現実的。表題のその後がリアルでインパクトあった作品。

『案山子』
釣りをしていたハドルドが不気味な案山子と遭遇する。だがそれは怪物だった。ランズデールと2人の子供との合作でいたってスタンダードなホラー。

『ゴジラの十二段階矯正プログラム』
怪獣が矯正プログラム受け更生し人間と共存していくという話。本来の怪獣とはビルを破壊したり人間を車を踏みつけたりするものですが、話の中に登場するゴジラは口から出す炎を金属溶解するといった仕事をしてたりします。だけどやはり血が騒ぐのか何かを破壊したくてたまらない、とにかく怪獣は戦わずにはいられない。それを利用する人間。単なるおバカな話ではない雰囲気もちらほら。。

『ババ・ホ・テップ(プレスリーVSミイラ男)』
亡くなったとされるエルヴィス・プレスリーが老人ホームで生きていた。だが周囲にはかつてプレスリーの物真似をしていた人物だと思われている。そのエルヴィスと自分のことをJFKだと言い張るジャックと2人で魂を吸いにくるミイラ男と対決するという話。誰からも本物のエルヴィスだと信じてもらえずホームで衰えていくだけ。自称JFKと自称プレスリーがミイラ男と決闘するだなんて滑稽にもほどがある内容なんだけど、積極的にどんどん行動を起こしていく老人2人は輝いてる(笑)。

『オリータ、思い出のかけら』
こちらはエッセイ。ランズデールが母親を綴ったもの(だと思うんだけど、もしかしたらエッセイ風物語?)。『ババ・ホ・テップ』から一転、しみじみとしちゃいました。

全体的に短編の順番の並べ方がうまいです。まさか最後の最後で母親のことを綴ったこの短編を持ってくるなんてやられました。ミステリあり、ホラーあり、エッセイあり、ユーモアあり、おバカあり、文学ちっくありとバラエティに富んだ内容の1冊。ハップ&レナードシリーズはよくわかりませんでしたが一度にいろんなランズデールが読めて初めて読むには今作品は良かったかなと^^ 多才な作家さんのようでランズデールワールドを十分に楽しむことができました。

「一年之初-いちねんのはじめ-」

『一年之初-いちねんのはじめ-』  

一年之初

製作年:2006年
製作国:台湾
監督:チェン・ヨウチェ(鄭有傑)
出演者:モー・ズーイー(莫子儀)、クー・ユールン(柯宇綸)、チャン・ロンロン(張榕容)、クー・ジャーヤン(柯佳[女燕])、ワン・チングァン(王鏡冠)、シュー・アンアン(許安安)、ホワン・チェンワイ(黃健瑋)、カオ・インシュアン(高英軒)、ジニー・チュオ、トゥオ・ツォンファ(庹宗華)

<簡単なあらすじ>
1月1日10:00am。映画制作アシスタントのパンは、憧れの主演女優を目の前に、なかなか一歩を踏み出せないでいた。そこへ男優の代役という願ってもいないチャンスが巡ってくる。「神様、お願いです。1秒でいいから、今この瞬間を止めて」

12月31日 10:30pm。タイからの不法移民のディンアンは、病に伏す父と家族を支えるため、台湾の裏社会で働きながら、故郷へ帰る日を夢見ている。毎晩同時刻に、仕事帰りに通過する高速道路の集金所の女性と会うのがいつしか心の支えとなっていた。 「明日になれば、俺の人生は変わるのか?」

12月31日 11:30pm。バタフライとその親友シャオフイ、シャオフイの恋人ハオズは、クラブのカウントダウンパーティへと向かっていた。朝、目が覚めると、ハオズとシャオフイは、見知らぬさびれた病院にいて、バタフライだけがいなくなっていた。 「このTシャツの血は誰の血だ?」

12月31日 11:59pm。裏社会の組織のボスになったばかりの宗徳は、部下たちの行動を信じられず、何日も眠れない日々を過ごしていた。その晩、映画監督から送られてきたビデオを観ていた。 「金の心配はするな。話は付けてある」

1月1日 0:00am。映画監督のリーシャンは、初の長編映画を制作中だが、結末を決めきれずいた。過去の出来事も彼を苦しめ続けていた。アイデアを求めてやってきたクラブで、バタフライに出会う。「君は誰なの? 俺の声が聞こえる?」
<公式HPより>

<感想>
大晦日から正月にかけての時間を前後に交錯させた5つの物語。バラバラの話がどこかですれ違ってたり出会ったり繋がってたりします。女優に恋するアシスタント、不法移民の暴力、薬でどこまでが幻想なのかよくわからないカップル、いろいろと過去を持っていそうな裏社会のボス、そして映画を撮っている監督。

正直に言って、ラストまで一体なにが言いたいのかチンプンカンプンでした^^;それぞれのストーリーはなんとか少しはわかったつもりでいたのですが、特に映画監督のリーシャンとバタフライの出会いの意味がわかりましぇん…ついでに4人が話す過去や未来の話のくだりも…

ラストを観てやっとそういうことだったんだ、そういう意味で話が繋がっていたんだと納得。なるほどね~。確かにラストを観て全体像がわかったもものどこか微妙な感じ。
この作品を素晴らしい構成と捉えるか、ややこしいと捉えるかは意見がわかれそうな作品かも。私的には中間かなぁ。最後にそれを持ってくるのはいいけど途中で理解しにくいシーンが多すぎる。無理やりそのラストにもっていったような気が否めないよ~(><)。

柯佳[女燕]と張榕容って『渺渺』でも共演しており、柯佳[女燕]はこの作品でも日本から来たという設定でした。日本語が話せるのでそういう設定なのかな?でも『一年之初』では日本語は話してなかったような?彼女の顔や雰囲気って日本っぽいのかなぁ~??張蓉蓉はどちらの作品でも元気印の役。でも『渺渺』の方が可愛らしくて彼女の魅力が出てるような気がする^^

超期待して観に行った分、あれ?と思ってしまったたのは仕方がない^^;このラストは嫌いではないけど、なんせ途中が回りくどい…なんか色んな要素を取り入れすぎたという感じ?素直にラストをむかえていればもっと面白く話題になったかなと思います。決して面白くない訳ではないんだけどちょっぴり微妙感が残る作品でした。

「マーダー ゲーム」 <ホラーフェス*ジャパン2009 in 大阪>

『マーダーゲーム ~殺意の連鎖~』  THE BLACK WATERS OF ECHO'S POND

THE BLACK WATERS OF ECHO'S POND

製作年:2009年
監督・脚本:ガブリエル・ボローニャ
出演者:ロバート・パトリック、ジェームズ・デュバル、ダニエル・ハリス、アルカディ・ゴルボヴィッチ、ニック・メネル、エリーズ・アヴェラン、エレクトラ・アヴェラン、ロバート・パトリック、ショーン・ローラー

<簡単なあらすじ>
昔…孤島である儀式に使われる道具が出土した。だがその出土に関わった者は島から出ることがなかった。現在…島に遊びにきた9人の男女の1人が地下で古いボードゲームを発見し皆ですることになった。そのボードゲームはカードをめくりそこに書かれていることを正直に話すゲームで、9人の仲間たちが傷ついたり腹を立てたり険悪な雰囲気になっていく。次第に正気ではなくなり何かにとり憑かれたかのように恐ろしいゲームになっていく…

<感想>
9人の関係を恐怖のどん底に落とすボードゲームです。が、コマが進むとある仕掛けがあったりカタコト何かを回す骸骨のような小さな人形があったりと見た目はなかなか面白そうなゲーム。結構細かかったりする。ちょっと欲しい。。。
ゲーム盤の真ん中には池があり、そこに映し出させる映像によって、あるいは話す内容でえらいことになるんです。やっぱりこんな呪われたゲーム欲しくない…。でもね、なぜそのボードゲームがゲームする人にそんな残虐なことをさすのかがわからないんですよね~。

とにかくゲームで腹を立てると何かがとり憑いたように豹変するんですが真意は?いや、違うな。ゲーム前から腹を立てても悪役にならなかった人物もいるし…。このゲーム内容で腹を立てた人限定?? 頭の中がこんがらがってきた^^;
何かにとり憑かれたようになると目に異変が。これを見ると『Xファイル』や『スーパーナチュラル』を思い出したのは私だけ?といってもこれらのドラマにそんなシーンがあったかどうかは思い出せないけど(笑)。

島の住人にロバート・パトリックが演じており(解体病棟に続きこちらも出演!)9人が着いた時、彼らに島の歴史について語ったりしています。ロバート・パトリックはこのゲーム詳細は知らなそうですが(ってか実際ゲームしたことあったら生きてはいられない?)、どこまでゲームのことを知っていたんだろう。。

この作品はロバート・パトリック以外は若者ばかりで皆が殺されてしまう!なんて思ってましたがこの人は最後まで生きてるだろうって人が殺されてしまい、なぜこの人が?という人が終盤まで残ってたりします。ロバート・パトリック同様『解体病棟』にも登場していた若者の1人アルカディ・ゴルボヴィッチくん、シュっとしているイケメンで今後の活躍に期待!

そしてラスト、意外な人が生き残ってると思っていたらそういうことね。ホラーでそうきたか!という感じ^^;でもホラー的要素がふんだんにあったのでよしとしよう!こういうラストも実は嫌いではなかったり♪


今作品で6本全て鑑賞したのですが、個人的にベスト3を選ぶなら

1.『解体病棟』
2.『地底の呻き』
3.『マーダーゲーム ~殺意の連鎖~』

3番目は『VLOG ~殺人サイト~』と迷ったんですが『マーダーゲーム』のゲーム版の縦型ルーレットを回すキャラクター(骸骨のようなもの)がインパクトあったのでこちらにしました^^次は3月に開催される「大阪アジアン映画祭」。楽しみ楽しみ☆

「地底の呻き」 <ホラーフェス*ジャパン2009 in 大阪>

『地底の呻き』  NINE MILES DOWN

Nine Miles Down

製作年:2009年
製作国:アメリカ
監督・脚本:アンソニー・ウォラー
出演者:エイドリアン・ポール、ケイト・ノタ、メレディス・オストロム、アルカディ・ゴルボヴィッチ、アンソニー・ウォラー

<簡単なあらすじ>
北アフリカの採掘所で非公式の地殻調査が行われていた。だが音信普通になったため警備会社のジャックが調査しに行くことに。研究施設ではジャッカルの死体、壁に文字を残し二十数名が忽然と姿を消していた。1人の女性研究員JCだけ残っていたが彼女の名前は研究メンバーに登録されていなかった。早く研究施設から離れたがっており、ジャックを誘うような行動をとったり辻褄が合わないこと言うJCをジャックは訝しく思っていた。さらにジャックはここで風の音が人間の叫び声に聞こえたり亡くなった妻子を思い出すとともに幻覚までみるようになっていく。研究施設の地底には悪魔が潜んでいるのか、あるいはJCが姿を変えた魔物なのか……

<感想>
サスペンス・ホラーですがサスペンス要素が強い内容となっています。研究施設で何が起こり二十数名の研究員が姿を消したのか、なぜ女性研究員1人だけが残っているのか、何かをお払いするような儀式のような跡があるのはなぜなのか…これを知っているのは女性研究員JCだけ。だが真実を言わないJCに対しジャックは疑いは深くなる一方。

研究施設で一体何が起こったの~~とジャックと同じく私も気になって仕方がなかったのですが、途中から真相がわかるようになってきます。もしかして真相はアレなのか?いやいや、アレなんじゃ?と観ている最中に色々と想像してたのですが、この真相が1番しっくりきてるような気がします。
真相もわかり一件落着と思われた後、とどめのラストがあり話がきちっと完結したと思われるのでこれも良かった。最後まで観終えると今作品は心理的要素が多いサスペンスかなと。
女性研究員JC役のケイト・ノタがなぜあんなエロちっくな格好をしてるのかは不明ですが^^;

ジャックは元警察官で、妻が子を連れて自殺したのは自分が家庭を大事にしなかったせい、助けることができたのに助けることをしなかったという自責の念に駆られてます。一方JCはスタイルも頭も良く美人、さらに料理も上手で現実的に物事を考えるスーパーウーマン。この2人の違いが研究施設で過ごす重要なポイントなるわけだけど。私がこの研究施設にいたらおそらくジャックと同じ運命を辿ると思います…。

ホラーフェスの中でこの作品は少しだけ趣が違いますが面白かったです^^今映画祭でベスト3に入れたい作品でした。

「死霊の遺言」 <ホラーフェス*ジャパン2009 in 大阪>

『死霊の遺言』  DEAD AND GONE

Dead And Gone

製作年:2008年
製作国:アメリカ
監督:ヨッシ・サスーン
脚本:ハリー・シャノン
出演者:クェンティン・ジョーンズ、ジリアン・シュア、キャサリン・ベイツ、クリス・ブルーノ、カイル・ガス、マリリン・ギリオッティ、ザック・ウォード、フェリッサ・ローズ

<簡単なあらすじ>
山奥の廃屋で夫が妻子を殺害し自らも命を絶つという事件が起こる。それから40年、その廃屋に植物状態の妻フランキーと夫ジャックが越してくる。財産目当てで結婚したのに妻が植物状態になってしまったため夫婦は無一文。40年前に住んでいた家族の霊のしわざか介護疲れからか、ジャックは寝たきりのはずの妻が歩き回り彼を罵るという幻覚を見るようになる。やがて正気ではなくなったジャックは次々と殺人を犯していき、やがて好意を持ってくれている治安官のケイトにまで危害を加えようとしていた。

<感想>
これはヨッシ・サスーンの初監督作品だそうです。そして脚本のハリー・シャノンは最後の方で警察官役でちろっと登場してます。トークショーで映画評論家のミルクマン斉藤さんが誰かが特別出演的な感じで登場するとおっしゃってたとのですが、私は監督が警察官役で登場してるのかと聞き間違いしておりました。男性の警察官は2人登場するのでハリー・シャノンではない若い方の方が監督なんだと(初監督にしたらお年を召してらっしゃるなと…)。見た目俳優さんっぽい人だったので俳優もイケるんじゃ?と思ってたんですがとんだ勘違い^^;

この映画の紹介にB級テイスト満載と書かれてましたがホントB級…、いやそれにも満たないかも…。
空や景色からすでにウソっぽく切られた手もどうみてもリアル感がない。目をそらすどころか目が点になっちゃった。もしかしたらわざとこんな風に作ったの?と思ってしまうほど。40年前の家族の霊も登場するには登場するのですがなんかすっきりしないのはどうして?廃屋自体に霊が憑いているのかな?
動き回る妻はジャックの幻覚のような気がしますが、そのあとの死霊たちはジャックの幻覚なのか本当にいるのか。
その死霊たち、どこか現実離れしてます。 ←死霊だから現実離れしてて当たり前なんだけど^^;最後の方はジャックと愉快な死霊たちという雰囲気でした。
『解体病院』のすぐ後に観たのでこの作品が物足りなく感じたのかなぁ。

「解体病棟」 <ホラーフェス*ジャパン2009 in 大阪>

『解体病棟』  AUTOPSY

autopsy

製作年:2008年
製作国:アメリカ
監督・脚本:アダム・ギーラッシュ
出演者:ロバート・パトリック、ジェシカ・ロウンデス、ジャネット・ゴールドスタイン、ロバート・ラサード、マイケル・ボーウェン、アルカディ・ゴルボヴィッチ

<簡単なあらすじ>
深夜、若者5人が乗った車が事故を起こし、どこかの入院患者まで轢いてしまった。その患者が病院に搬送される時に5人も一緒についていくことに。若者のうち1人がお腹にガラスの破片が刺さっており治療してもらうが、その後なかなか会わせてもらえない。不審に思った彼女のエミリーは彼を探すが…。実はこの病院では驚くべき治療がされていた。

<感想>
オープニングは若者が楽しくやってるシーンから始まり、皆でドライブしている途中に事故。そのあと夜の病院、黒い廊下とホラーにもってこいの状況、そして看護師さんは青白く陰湿な感じ…ではなく顔色が良く赤い口紅を塗った女性看護師さん(ジャネット・ゴールドスタイン)でした(笑)。

病院が舞台なんだから怖くないわけがない!治療器具が沢山あるんだからこれらをふんだんに使わないと!といった期待通りなかなか面白かったかも^^やはりアメリカホラー映画に出てくる若い女性は思いっきり目をむいて叫んでくれる(笑)。これぞアメリカホラーの醍醐味?!

元気一杯のオープニングからすぐ病院へと舞台を移す切り替えの良さ、ホラーの中にちょうど良い具合にあるコミカルなシーン、ホラー映画にありがりなラストシーン、わかりやすくてオーソドックスなこのような作品は個人的に大好きです♪
後半はキリがよくここで一段落?というシーンでもまだまだ続きはあるよって感じで最後の最後まで飽きません。

院長役のロバート・パトリックは『ターミネーター2』のT-1000が有名ですが、他にも色々出てる有名なお方。私の中では『Xファイル』のイメージが強いかな。声が良い感じ♪今回の映画祭では映画評論家のミルクマン斉藤さんとシモーヌ深雪さんのトークショーがあったのですがそこでも話題になってました。ホラーから一般映画まで幅広く出演しており仕事を選ばない俳優さんの1人なんだとか(笑)。言われてみればそうかも。

シモーヌ深雪さんがおっしゃってたのですが、登場人物たちが今何階にいるのかをチェックするのもいいかもと。最初のうちは登場人物が移動する時は何階回いるかという数字が画面の中に映ります。ですが後半はそれがなかった。観客に今どこにいるかを混乱させるためなのか、ただ単に映像内にその数字が映り込まなかっただけなのかはわかりませんが^^;といっても観たあとで考えると階数は別に重要じゃなかったかも。。。

最初は自分が運転する車が事故り、病院の入院患者を轢いてしまったことからとってもナーバスになっていた主人エミリー。後半ではとっても逞しくなってる!そりゃあんな目にあったら正気じゃいられないよね…
あと、ただそこまでされてまだ生きてるの?という疑問はあったのものの医学的にはアリなのかもしれないのでまぁアリなのかなと思ったり^^;ラストもありがちなパターンなんだけどホラー的でGOOD。今回の映画祭でベスト3に入れたい作品でした。

「VLOG ~殺人サイト~」 <ホラーフェス*ジャパン2009 in 大阪> 

『VLOG ~殺人サイト~』  VLOG

vlog

製作年:2008年
製作国:アメリカ
監督・脚本:ジョシュア・バトラー
出演者:ブルック・マークス、トレバー・トラウト、スカイラー・カリブ、ルディ・ペレツ、リーセル・ブールウェア

<簡単なあらすじ>
人気ブロガーのブルック・マークスはwebカメラで自分自身が映り言いたい放題しゃべっていた。また自分の身の回りに起きたことを隠し撮りしそれを流していた。そんな時彼女のwebで登場した人物が次々と惨殺されていく。ある日、怯えるブルック・マークスがwebカメラに映っている時に何者かが部屋に乱入しネット公開殺人が行われる。だがブルック・マークスは忽然と姿を消してしまった。

<感想> ネタバレあり!!下2行
冒頭からはブルック・マークスがwebカメラに向かいどんな内容を話しどんな映像を流しているのかのオンパレード。これがテンポあって面白くホラーっぽく感じません。。といっても誰かに狙われても全くおかしくない内容でもあるわけで。ブルック・マークス演じる女性は本名もブルック・マークスで実際のビデオ・ブロガーだそうです。

途中、「ここからは18歳未満禁止」といったような警告文が出てきます。確かにそこから先は少し前までの映像とはうってかわりブルック・マークスの周囲の人間の惨殺シーンが始まります。ここからがまさしくホラーです!スプラッタです!『血の魔術師』の後で鑑賞したせいか、本作品は内容がわかりやすく深く考えず観れたのが良かった良かった^^

確かにね、ここまでネットで自分の付き合ってる彼氏や知り合いを隠し撮りして流すんだから(しかも本人にとって流されてたくないような内容)、沢山の人に逆恨みされてもおかしくない状態。←と誰かに恨まれて?と思ってしまうのがこの映画のポイントなのかも。。
ネットを観ている人を楽しませたい!という気持ちがここまでくるのはちょっと怖い。でも現実にありそうなのがより怖い。

ブルック・マークスのサイト。どうやらメンバーにならないと詳細は見れないみたいです。
なんだか思ってた以上に露出が多そうだわ^^;

実際ブログをしながらこのようなホラーに出演し身の危険はないのかなと他人事ながら心配になってきます…
ところがどっこい、本作品はシリーズ化が決定し彼女は引き続き主役を演じることが決まってるそうです。まぁ失踪は本当だけど死んではなかったわけで。。やるねー。パート2が出たらおそらく観まっす!

「血の魔術師」 <ホラーフェス*ジャパン2009 in 大阪>

『血の魔術師』  THE WIZARD OF GORE

THE WIZARD OF GORE

製作年:2008年
製作国:アメリカ
監督:ジェレミー・カステン
出演者:キップ・バルデュー、ビジュー・フィリップス、クリスピン・グローヴァー、ジェフリー・コムズ、ブラッド・ドゥーリフ、ジョシュア・ミラー

<簡単なあらすじ>
ハロウィンの夜、記者のエドは恋人のマギーとパーティーに行き魔術師モンタグの"血の魔術師"という怪しげなマジックショーを見るが、内容はモンタグに選ばれた観客が舞台上で惨殺されるというものだった。あまりにもリアルな様に観客は逃げ出そうとした瞬間、惨殺されたはずの人間が何事もなかった姿で現れる。だがその日のうちにショーに出た者が同じような手口で殺されているのが見つかる。エドはこのショーと事件に興味を持ち調べていくが…

<感想>
これはH・G・ルイス『血の魔術師』のリメイク版だそうです。
オリジナルを観ておらず、あらすじを全く知らず観たので新鮮だったのですが…現実と幻想(?)の区別がよく理解できず、誰がどんな役割をしているのかもさえもよくわからず。よって最後まで頭の中が「???」状態でした^^;

このマジックショーはかなり趣味の悪いものとなってます。人間が箱の中に入りそこに剣をさしていくというショーはよくありますが、今作品ではお腹を切って内臓などを出したり火あぶりにしたり…マジックショーではあり得ない趣味の悪いもの。その後にその人間が無事だとわかっても家に帰ってから夢に出そう~(><)。

監督はオリジナルの"意味不明"なエンディングを明確にしたそうなんですがそれでも私にはわからず。今作品より意味不明ってことは…なんだかオリジナルも難しそうです^^;映像的に恐怖は少なく、どちらかと言えば私の頭を悩ませる心理的な系統の作品のような感じでしょうか。
クリスピン・グローヴァー演じるモンタグは良かった!胡散臭いマジシャンの役がとっても合ってました。彼がどのような経緯でこのようなことをすることになったかという経緯の説明がもう少し明確にあったらわかりやすかったかな~。
あとで知ったのですが、クリスピン・グローヴァーは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で父親役を演じた俳優さんなんですね。なんかキャラ変わった?

画面が全体的に白っぽかったような気がするのですが何か意味があったのかな?登場人物たちの役割、現実と幻想の境界線が理解できたらもうちょっと面白く観れたかもしれません。

監督は好きな日本ホラー映画の1つに『鉄男』を挙げてるようです。私も『鉄男』を観たことがありますが『血の魔術師』よりも意味不明だったような…。どうやら私にはジェレミー・カステン監督は難しすぎたようです^^;

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