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「オブセッション 歪んだ愛の果て」

『オブセッション 歪んだ愛の果て』  OBSESSED

Obsessed


 製作年:2009年
 製作国:アメリカ
 監督:スティーヴ・シル
 出演者:イドリス・エルバ
       ビヨンセ・ノウルズ
       アリ・ラーター
       ブルース・マクギル
       ジェリー・オコンネル
       クリスティーン・ラーチ





<簡単なあらすじ>
デレクは以前同じ会社で働いていたシャロンと結婚し、幼い息子とともに新居で幸せな結婚生活を送っていた。ある日、派遣社員とし入社したリサはデレクのことを気に入り電話を盗聴したりデレクの車に乗り込むなど必要以上に追いかけ回す。どんどん行動がエスカレートしデレクが泊まるホテルの部屋で薬を飲み…。警察沙汰になデレクがいくら誤解だと説得しようとするがシャロンはデレクに対し責める。だがリサの手が家庭内にまで入り込んできたため、シャロンは自らの家庭を守るためリサの挑発的な行動に対し受けて立つことに。リサのストーキングから家庭を守ることができるのか?

<感想>
お盆に機内で観ました。これって今秋にDVD発売らしいけど劇場公開してたっけ?未公開??
観たいと思っていた香港映画『愛到底』(中国語字幕)があったのでこちらにしようかと思ったんですが、こちらはDVDを買う予定があったので結局日本語(吹替え)で楽しめる『Obsessed』を観ることに。
(悲しいことに『愛到底』のDVDは結局買えなかった~(TT)。)

簡単に言うと男性が女性ストーカーに脅かされる話。そして家庭にまで入り込んできたので奥さんが
逆上し立ち向かうという。これだけだと男性にも非があるんじゃ?見に覚えがあるんじゃないの?なんて思ってしまいますが実はそーじゃなかったり。
デレクはリサを魅力ある女性と思いつつも、家庭をとても大事にしておりリサからの誘惑絶対受け入れたりしない。 もしかしたらリサのナイスバディに一瞬は目を奪われたかもしれないけど^^;

だけどリサはめちゃ積極的。最初はデレクを落とすために誘惑してるのかと思ってましたが、どうやら彼女は自分はデレクの恋人だという妄想を描いてるという感じに。

最後までわからなかったのは、リサは本当にデレクに対し愛情はあったんだろうか?
本当に妄想?私には途中まではゲーム感覚、途中から妄想、最後は正気の沙汰じゃない…という風にイメージが変わりました。

そして見所は妻シャロンとリサとの一対一の勝負!妻シャロンは黙って見てるような女じゃない。二人とも迫力あるわ~。少しでも情けをかけたらダメ。しっかしリサのすることや顔を見てるとやはり尋常じゃない(><)。なんか女ソルジャーみたいだわ^^;ただの妄想だとはやはり思えない。。そこまでして彼女は一体どうしたかったんだろう?デレクが応えていたらどんな状況になっていたんだろう?

目新しいサスペンスではないですが、シャロン役のビヨンセ、リサ役のアリ・ラーター、お二人ともなかなか良かったし最後まで退屈せず観れたのでよかったかな。

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「ひかりの剣」 海堂尊

『ひかりの剣』

ひかりの剣

 著者:海堂尊
 出版社:文芸春秋





<簡単なあらすじ>
1988年・・・医学生といえども普通の大学生のように部活に精を出し勉強はゆったりと・・・という時代。
この時代に医学部剣道部の象徴的大会である医鷲旗大会をめぐり、2人の主将が率いるチームは日々練習に精を出していた。東城大学医学部剣道部主将で"猛虎"と呼ばれている速水晃一、もう1人は帝華大学医学部剣道部主将で"伏龍"と呼ばれている清川吾郎。彼らは出会い決闘することで彼らのその後の運命に影響を与えようとしていた。

<感想>
『ジェネラル・ルージュの凱旋』の速水先生、『ジーン・ワルツ』に登場する清川吾郎の学生時代に行われた剣道の試合、のちに伝説となる闘いを描いたもの。
そうなんだ、清川吾郎はこの後に読もうと思っていた『ジーン・ワルツ』に登場するんだ。本書では、清川は今後自分の属するある領域のトップに登りつめるとあるけど『ジーン・ワルツ』でわかるようになってるのかなぁ。どの領域なんだろう。速水は行く先々で熱狂の渦を巻き起こし、目の前の現実に吼え続け壁を壊しいくつかの伝説を作ると。うん、確かに後に伝説は作ったよね^^

剣の道をまっすぐに追求する速水、あり余る才能を持ちながらその世界を疎んじている清川。性格も剣道をする姿勢も全く正反対の2人が高階のちょっとした言葉に振り回されてるようで、実はこの2人が出会うのは必然的だったような。天を行く清川、地を駆ける速水。うーん、なんかこのキャッチフレーズかっこいいぞっ!

速水は運動部代表のサボり速水と呼ばれているらしいが、剣道にかける気持ちや責任感はすごい。田口先生は文系代表のサボり田口と呼ばれてるらしいが、ホントそうだ(笑)。他に命かけていることと言えば雀荘に通うことぐらい??

『ブラックペアン1988』とは同じ時系列で進行。なので見覚えあるシーンもちらほら。
高階が忙しく剣道部に顔を見せないのもそのはず。『ブラックペアン1988』の方で忙しかったんだもんね~
メインは『ブラックペアン1988』でこちらの『ひかりの剣』は時間がある時に登場してるって感じ?ブラックペアンで大変なのに速水、清川等の性格やタイプ、さらに未来まで分析する観察力はすごい!それでもっていろいろ仕掛けてくる。なんか人間形成までやっちゃってる?
食えないタヌキ親父とはまさしく高階のことだわ。清川、速水の両主将を見て2人まとめてけしかける様はまさにタヌキ親父。2人にとって負となる鎖と呪いを解き放ち、お互いの存在により覚醒しちゃう。
やはり高階はいつか上に立つべくじて立つ人なんだなぁ。

よく考えたら学生自分の速水、女っ気が全くない!!『ジェネラル・ルージュの凱旋』でのことを考えたら・・・もしや女性に関しては不器用だってりする??

剣道は頭がいいだけではダメ、反射神経がいいだけでもダメ、速水いわく剣道には奥深いものがあり人間臭さがあるらしい。。だから剣道にハマったんだとか。やはり医学を目指してる人は剣の大きさは違えど剣道と術は相通ずるものがあるのだろうか。
高階も「普段剣道の練習をしなくても、毎日手術室でメスという刃で命を削る闘いの場で真剣勝負している。剣道の勝負よりはるかに厳しい。毎日メスを振るっていれば剣筋はおのずと磨かれる」と言ってるもんね。
この言葉を聞いて速水はある確信をしたわけだし。高階はホント影響力ある人だわ。

今回気になったその他の登場人物は、朝比奈ひかりとそのおじい様。彼女は薬学部だから今は何かしら医学に関係する職についてるのかな?清川の弟のその後もきになるところ。どこかでまた再登場して欲しいなぁ。

余談:私が通っていた高校には体育の授業とは別に、週に1回剣道の授業がありました。
当時は夏は暑い、冬は寒い、髪が乱れる、ペデュキア取るの忘れたヤバイ!と不満ばかりブーブー言ってましたが、授業に剣道があったのは今思えばそんな乱れた心を精神統一する狙いがあったのかな?
といっても速水のように真剣に打ち込んでる子はいなかったような…。やはり剣道が好きという基本がないと無理があると思われます…

「トイレまちがえちゃった!」 ルイス・サッカー

『トイレまちがえちゃった!』  THERE'S A BOY IN THE GIRLS' BATHROOM

トイレまちがえちゃった! (世界の子どもライブラリー)

 著者:ルイス・サッカー (Louis Sachar)
 訳者:矢島真澄
 出版社:講談社 世界の子どもライブラリー




<簡単なあらすじ>
5年生のブラッドリー・チョーカーズはいつも教室の1番後ろに座ってる男の子。隣と前の席が空いているので1人ぼっち。なぜなら彼は問題児でクラス・先生から嫌われており孤立していたからだ。そんな時、ブラッドリーの隣の席に座ることになった転校生のジェフと友達になりかけていたが、そのジェフに新しい友達が出来たことでブラッドリーはますます孤独に。だがカウンセラーのカーラと話をしていくうちにブラッドリーは思っていることを素直に言えるようになっていく。

<感想>
授業は聞かない、友達・先生・家族に嘘ばかりつく、素直じゃないひねくれ者の代名詞のような少年ブラッドリー。嫌われる前に自分の方から相手を嫌いになることで自己防衛をしているみたい。
やられる事に対してつらいのではなく、自分がやられてる時の周囲の反応がつらいらしい。

カーラに出会ってどんどん正直な気持ちを口に出すように。本当は優しい子でいい意味で感受性豊かな子だったり。実はとっても繊細でシャイな男の子。家では小さな動物の人形たち相手にその日あったこと、自分のことを話しかけたり。。
徐々に変わっていく息子に対し両親の反応や接し方はこのように対応して欲しいというまさに模範的な態度。
「自分から宿題するなんて珍しい!明日はきっと雨だね」
「本を読んでるの?読むフリしてるんじゃないでしょうーね」 
なんて余計な事は一切言わず息子が自らしようとすることに手助けできることはちゃんとしてくれる。この対応は親も見習わなきゃならんな~。うんうん。ちなみに上の2つはTKATが小学生自分に両親によく言われた言葉。。

誰かに挨拶されたらどんな状況でも自然に挨拶を返してしまうジェフ。素晴らしい。こんな礼儀正しい子だけどやはりまだ小学生。友達はひねくれたブラッドリーより一緒に楽しく遊べる大勢の仲間の方がいいに決まってるし嘘だってついちゃう。

『トイレまちがえちゃった!』というタイトルですが、小学生にとってはいろいろドラマがあるんです。


・転校してきたばかりのジェフが学校内で迷子になり、間違えて女子トイレに入ってしまう。そこでコリーンと鉢合わせ。小学生時分だと女子トイレに男子が入ってきたら、そりゃ「ギャ~ギャ~」もんです^^;

・皆に追いかけられ安全な場所を探して女子トイレに入るブラッドリー。
女子トイレは男子トイレと違い金色の絨毯、ピンクの壁、便座はビロードのカバーが付いてると思ってる。ちなみにブラッドリーは悲しくて泣きじゃくる時にかけこんだのもトイレ(こちらは男子用)。

・普通に間違って男子トイレに入ってしまったコリーンはそこでジェフと鉢合わせ。前とは逆のパターン。
「やあ、ジェフ」という簡単な挨拶一つで状況がガラリと変わる友情。子どもっていいなぁ、大人じゃこーはいかない。挨拶するのはこんなに気持ちがいいんだということを知ったブラッドリー、相手が喜んでくれると自分自身も嬉しい気持ちになることを知ったブラッドリー。少年の心の変化、自分に自信が持てるようになっていく様を見てると応援したくなっちゃう^^

この本はブラッドリーのような少年、同級生にブラッドリーのような子がいる場合、そしてブラッドリーのような子を持つ親と様々な人にオススメできる1冊でした。

「医学のたまご」 海堂尊

『医学のたまご』

医学のたまご (ミステリーYA!)

 著者:海堂尊
 出版社:理論社 ミステリーYA!





<簡単なあらすじ>
桜宮中学1年生の曾根崎薫は潜在能力試験で全国1位になり、それに目を付けた東城大学医学部の藤田教授。文部科学省のプログラムで薫はスーパー中学生として東城大学医学部に入ることになった。実は薫の父親は世界的なゲーム理論学者:曾根崎伸一郎で試験問題を制作しただけでなく薫を試験台としていたので中身を全て知っていたのだった。歴史以外の勉強はさっぱりの薫はクラスメイトの医学オタク三田村、英語が得意な美智子に助けられながら何とか中学と大学を両立させていた。そんな時、ある実験で世紀の大発見をしてしまう。だがそこから大きな試練が薫を待ちうけていた。

<感想>
『夢見る黄金地球儀』の平介の子どもが中学生で登場してるってことは、2020年あたりの設定なのかな?レティノのことはよくわからなかったけど、雑誌「nature」を"ナツレ"と読んでしまう薫くん目線の話なので全体的に読みやすくて良かった^^薫くんの英語力は私と同レベルなのでなんか親近感が♪っていうかこれって中高生向けに書かれた小説なのね…

薫くんがお世話になっている研究室には藤田教授筆頭にウズキさん、桃倉さん、そしてスーパー高校生の佐々木くん。最初は全く気付かなかったんですが、この佐々木くんってもしかしてあのアツシくん?!うわぁ、可愛らしい子どもだったのにいつの間にかたくましく芯のしっかりした子に成長しちゃって~

あれよあれよという間に医学部に入った薫くんは次第に医学界の裏世界を見たり知ったりするわけですが、スーパー超悪者級の藤田教授によって最悪の事態が自分の身にふりかかってくるとは。「何事も勝ちすぎるのはよくない。ほどほどが1番」というパパの言葉を度々忘れついつい調子に乗る薫、んであとになって後悔。

薫くんのパパは外国に住んでいるので一度も姿は現さないけど(薫とはメールでやりとり)、各章のタイトルにもなってる助言はなかなか。
パパが助言する中で懐かしい言葉が!アクティヴ・フェーズとパッシヴ・フェース。確か初めて田口先生に会った白鳥がウンチクウンチク言ってたような。。大人の田口先生に説明する白鳥の説明より、中学生に説明するパパの説明の方が簡単明瞭でわかりやすいよ。

・アクティヴ・フェーズ=やられたらやり返せ!
・パッシヴ・フェース=あるがままに受け止め可能な限り波風を立てない


そうそう、田口先生が教授になってる!万年講師じゃないんだ~。一体田口先生の身に何が起こったんだろう?きっとこの間の時代を背景にした田口&白鳥シリーズがいつか書かれるんだろうと期待しておこう。
アツシくんだけでなくその時にオレンジ病棟で働いてた如月翔子も登場。小児科総合治療センター看護師長になってる(年齢的には40代?)。でも如月ってことはまだ独身なのね。。美少年好きは相変わらずで(笑)。そのオレンジ新棟がつぶれてる~(><)

「マグニフィスント・メディカル・アイ」という誌名をなかなか覚えられず「マグニチュードスンスン・マジカル・アイ」とずっといい続けていた薫くん面白すぎ~。このマグニチュードスンスンはちょっとツボにはまっちゃったよ。

あとがきに"薫くんの冒険はまだまだ続く、皆さんにお目にかかるその日がくるまで・・・"と書かれているということは、もしかして成人になった薫くんがいつの日か戻ってくるとか?!楽しみにしておこう。

「歩く」 ルイス・ サッカー

『歩く』  SMALL STEPS

歩く

 著者:ルイス・ サッカー (Louis Sachar)
 訳者:金原瑞人/西田登
 出版社:講談社




<簡単なあらすじ>
グリーン・レイク少年矯正キャンプから出たアームピット(脇の下)は学校に通いながら造園会社で穴を掘るバイトをしていた。自分自身に課題を与え一歩一歩前へ進もうとしているところへキャンプ仲間のX・レイ(X線)がやってき「おれに600ドル預けてくれ。そしたら倍にして返してやる」と言う。どうやら有名歌手のコンサートチケットを転売し金儲けをしようとしているらしい。甘い言葉に乗せられ承諾してしまったアームピットは自分に与えた課題に暗雲の陰を落とそうとしていた。それ以降いろんな事に巻き込まれ…。『穴』の主人公のキャンプ仲間である2人のその後を描いたスピンオフ的青春小説。

<感想>
『穴』では脇役だったアームピット(脇の下)が主人公。X・レイは準主役といったところ。アームピットがキャンプを出てから自分に与えた課題は、

・高校を卒業する
・仕事をみつける
・貯金をする
・けんかの引き金になりそうなことはしない
・アームピットというあだ名とおさばらする   

という5つ。この目標に向かって地道に着々と過ごしているところによからぬ金儲け話をもってくるキャンプでリーダー格だったX・レイ(X線)。本書でX・レイの性格というか本性がわかったような気がするよ…。嫌な奴ではないんだけど、周囲を利用しそのことによって騒動に巻き込まれることになるアームピットはたまったもんじゃない。アームピット自身は基本的に真面目でイイ奴なんだけど、どうも周囲に流されやすい模様。ゴタゴタに巻き込まれたり親には信用してもらえず尿検査を強要されたり…うっ(悲)。

そんなアームピットが唯一心許せる相手は、隣に住んでいる脳性麻痺の10歳の少女ジニー。自然に支え合い互いに尊重し合い、ゆっくりと一歩一歩あせらず前に進んでいこうとしている共通点を持つ2人。性別、年齢、肌の色が違う2人だけどとても良い関係^^

そんなジニーにアームピットは恋の相談も・・・♪
X・レイのお陰で被害被りまくりのアームピットなんだけど、どうしたことかその被害のお陰(?)でロマンスが…。まぁでも甘くもあり切なくもありとてつもなく物騒なこともありとアームピットの行く先はどうも災難だらけ。

せっかく更生し目標を見つけ新たな道を進んでいたのに自分の意思の弱さで人生を台無しにしようとしているアームピット。でも彼は自分の目標を失ってなかった!アームピットはきっと今回の冒険(といっていいのか?)で一歩一歩前へ進んでいくさらなる自信がついたはずでしょう。

『穴』『道』に続き今回もとっても読みやすく面白く読めました^^冒険、友情、恋愛、そして恋する相手の側の大人の事情にも巻き込まれアームピットは忙しい(笑)。
やっぱりキャンプを出てからのその後話は面白い^^他の仲間たちのその後も書いてくれないかなぁ。特に今も逃げ回っているという噂のゲロ袋、そしてさらに数年後のX・レイ。

ルイス・ サッカーのユーモアセンスもツボに入ってしまった。奥様は魔女のサマンサのくだりとアームピットが体臭にこだわるシーン(刑事に「アームピットという名だから遠くにいてもニオイでわかる」と言われた時の反論)は特に。

とりあえずキャンプ関連のシリーズはこの3冊だけかな?シリーズ以外の本も面白そうなのでぜひ読んでみよう。

「夢見る黄金地球儀」 海堂尊

『夢見る黄金地球儀』

夢見る黄金地球儀 (ミステリ・フロンティア)

 著者:海堂尊
 出版社:東京創元社 ミステリ・フロンティア





<簡単なあらすじ>
1888年、バブル景気に沸き立つ中、全国市町村にふるさと創生基金として一億円が支給された。使い道を任された桜宮市役所管財課は、日本と桜宮のシンボルマークだけを黄金とした直径70cm、壁厚25cmの地球儀を制作し桜宮水族館別館・深海館に最近見つかった新種ボンクラボヤと一緒に置かれることとなった。
2013年、平沼鉄工所で社長で父親でもある豪介の下で働いている平沼平介のもとへ、大学時代の友人ジョーが8年ぶりに訪れこう言った。「ところでお前、一億円欲しくない?」 平介は諸事情から嫌々ながらも話に乗る。そんな中、平介のところに今度は役所から昔父親が契約した地球儀盗難防止システムの管理をする話を持ち込まれ…。平介&ジョーらの黄金地球儀奪取作戦はうまくいくのか?!

<感想>
父の莫大なお金がかかる絵空事を聞いた後で運良く1億円の黄金地球儀強奪話を持ってきた古い友人(しかも8年間音沙汰なしだったのに!)、そしてまた運良く今度は役所から地球儀強奪防止の管理を任されることになった平介。まぁこんなうまい話があるはずもなく、当然二転三転と平介にとって話がおかしな方向へ向かうわけで。ゴタゴタどんでん返しコメディっちっくな内容って感じかな。

天才肌の父:豪介と息子:平介の会話は面白い。。というより豪介自身が楽しい。作った機械の名前がまた楽し^^父社長、息子営業部長、その嫁経理課長という家族経営、嫁が経理課長というところでこの家族の上下関係がわかる(笑)。

大学時代、「ジハード・ダイハード」という合言葉で世直し運動と称し犯罪すれすれの違法行為をしていた2人。8年ぶりに「ジハード・ダイハード」を実行しようとしてるのですが、一億五千万相当(2013年には値上がりしているらしい)の地球儀強奪は明らかに犯罪行為。でも一応は世直しってことで。ん?

舞台はあの桜宮市、東城大学や帝華大学の名前まで登場。『螺鈿迷宮』のでんでん虫が火事になってから4~5年後の設定らしい。桜宮限定ワイン「桜宮三姉妹」や玉村刑事、浜田小夜と牧村瑞人も登場。他にも誰か(何か)いるかもしれませんが、私がわかったのはこれだけ。ところで小夜ちゃん、いつの間にこんなことをするようになったの?こんなキャラだっけ??
いずれ桜宮市の学校、あるいは保健所あたりが舞台となってる小説が出たりして。。そしてまた白鳥&田口シリーズに登場する誰かに意外な登場をしてほしいなぁ。

二転三転する話は好きなんですが、後半ラストに向けて一気にスピード出し過ぎ感が…
読み終わった後「そうだったのか!」「あの伏線はうまい!」という感じがあまりなく、「あっ、そうなんだ…」という感じ。男の友情もなんだか白々しくてクサいような・・・。(←このようにしか感じない私は素直じゃない?)
海堂尊さんは大人気の白鳥&田口シリーズという高いハードルを作ってしまったので何を書いてもかなり期待感を持たれてしまうんだろうなぁ。それほど期待せずに読んだら(海堂尊著だと考えずに)そこそこは面白いかなと。まぁサクサクっと読めちゃうのでそれはそれでいいかも。といってもサクサクといきすぎちゃうと「深海七千」「深海一万」の理論がよくわかんないかも^^;あっ、私だけ?

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