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好きな映画や小説etc

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「ファニーゲームU.S.A.」

『ファニーゲームU.S.A.』  FUNNY GAMES U.S.

ファニーゲームU.S.A.

 製作年:2007
 製作国:アメリカ/イギリス/フランス/オーストリア/ドイツ
 監督・脚本:ミヒャエル・ハネケ
 出演者:ナオミ・ワッツ、ティム・ロス、マイケル・ピット、ブラディ・コーベット、デヴォン・ギアハート

<簡単なあらすじ>
夏のヴァカンスを楽しむため、アン・夫のジョージ・息子のジョージの3人は湖畔の別荘にやってきた。そこへ隣家の使いの青年が卵を分けてほしいと白い手袋、白いポロシャツという身装でやってくる。そのうちもう1人青年が増え、卵を3回も要求してきたためアンは怒りを隠せないでいた。夫と息子が帰ってき事態は家族が思いもしなかった方向へ進んでいく。青年たちに「明日の朝まで、君たちが生きていられるか賭けをしないか?」と言われ…。今から何が始まろうとしているのか?

<感想>
1997年の同監督による『ファニーゲーム』の完全リメイク版。
この映画のジャンルはサディスティック・ショッキング・サスペンスのSSS(トリプルS)と言い新ジャンルなんだそうな。サディスティック・ショッキング・サスペンスを題材にしてそうな映画って結構ありそうな気がするんだけどなぁ。意外と少ないのかな。

罪も怨みも何もない、ただヴァカンスを楽しもうとしてた家族をいきなりどん底に落とすゲーム感覚の青年2人。
一体何のために? ――何のためでもない。
暴力を正当化するアメリカ映画を非難するアイロニーらしい。観客側に青年たちを実在の人物だと思い込ませないように計算されて作られてるとか。それでやっと理解できた。途中、映像事故か?と間違えそうなシーンがあるのはそのせいだったのね。そして問いかけるようなシーンも。
この計算のおかげで自分は今、映画を観てるんだという現実に戻ることが出来てよかったよ。←監督の思惑通り操られてる私^^;

普通の一家が犯罪のターゲットになるというドラマも何もないとてもシンプルなストーリーをベースに不条理なゲームを描いたこの作品、淡々としてるような気がするけど犯罪という面では救いようがない状態。隣人とのお付き合いは大切だけど、この映画を観たら気安く人を家に入れるもんじゃないなと。
観終えてからブルーな気持ちにはならないけど、面白かったとも言えない。
だからと言って面白くなかったわけでもなく・・・。ストーリー仕立てを楽しむ作品ではないことは確か。誰も報われない一種の殺人ゲームのやり方を観てるという感じでしょうーか。好きか嫌いかと聞かれたら好きな映画の部類に入れるけど(笑)。大どんでん返しもなく絶対的なゲームなのでもしかしたら不快な気分になる人もいるかな。
家族3人の切羽詰まった演技は見所あり!です。

ちなみにこの作品の音楽の使い方は結構好きかも^^冒頭とラストでのメリハリのある音楽にはビックリさせてもらいました(笑)。今思えば家族=静(無)、青年=狂 というふうに感じとれないこともないな~と。
全く同じように作られてるオリジナルも観てみたい…と少しだけ思いました。

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「覚悟のすすめ」 金本知憲

『覚悟のすすめ』 

覚悟のすすめ (角川oneテーマ21 A 87) (角川oneテーマ21)

 著者:金本知憲
 出版社:角川グループパブリッシング 角川oneテーマ21





<感想>
阪神タイガース4番、金本知憲選手によって書かれた本です。
昨年、この本が出版される時、甲子園のスクリーンでも宣伝してました。その時は購入しようと思ってたんですが結局は図書館で予約しちゃいました。アニキが出した本ということで予約待ちの人数も半端じゃなかった!3~4ヵ月は待ったでしょうか。はー、待ちくたびれた~。←なら買えよ~(笑)。

自分の振るイニングの記録にたいする思い、そこまでの努力、阪神タイガースというチームなどなどが書かれています。
勝つことに貪欲な星野監督の時は選手も意気込んでいたけど、選手の判断に任せる岡田監督になって選手はダラダラしだしたと。まぁね、タイプが全然違うもんね。選手の判断に任せるわりには岡田監督は自分の采配ミスは絶対認めず全て選手が悪いと言い切るからね^^;
オリンピックではいろいろ言われてましたが、個人的に星野さんは好きなタイプの監督。
怒る時は怒る、褒める時は褒める、自分が間違った采配をしたと思えば謝る。とにかくはっきりしていて阪神の選手は自分が何を求められているのかわかりやすかったんじゃないかと・・・。
真弓監督はどんなタイプなのかな~。監督としてのベールがもうすぐ明らかになっていくのね。楽しみ^^
そんなこんなで監督のこともチラホラ本の中に登場してます。もちろん忘れちゃいけない広島時代の
山本監督もね(笑)。コワキャラになってますがそのお陰で金本選手は強くなった模様。ありがとう監督!鉄人アニキを育ててくれて。

広島カープに入団し、自分がプロとのレベルの差を感じ他の選手よりもより多く練習。
だが1軍に定着したものの、いくら調子が良くても代えられていた金本選手、その時にどんな時でも絶対代えられない不動のレギュラーになる!と覚悟を決め今日までやってきたとのこと。
「ケガをしていても、それを言わなければケガではない」
そう、頭にデッドボールを受けようが、骨折しようが膝が故障しようがずっとずっと出続けてますもんね~。でもこの言葉、なかなか実行に移せないもの。普通だったらケガをしているなか強行出場したらさらに悪化し長期離脱なったり、選手生命を縮めたりと見てる方も気が気じゃありません^^;
とりあえずじっくり休んで完治してから戻ってきて欲しいとまず思ってしまいます。金本選手のように身体のケア、入念なトレーニングをしているからこそ出来るんだろうなぁ。

何よりもチーム、監督、ファンが自分を信頼してくれてる限りその気持ちを裏切ることは出来ないという強い思いが今の金本選手に繋がってるんでしょーね。ファンのことを大切に思ってるアニキ。
自分が休めばがっかりする人がいる。結果的にファンを裏切ることになる。休まず毎試合出場するのはレギュラーの義務でプロだと。 アニキ~、泣かせないでよ~(TT)。
来季もそんなアニキの勇姿を見るために3塁アルプスで応援します!チケット3枚集めてアニキのバッドがもらえるようまた応募します!
シーズン中、調子が悪い金本選手を見て「ここまでフルイニングにこだわらなくてもいいんじゃないの~」なんて軽々しく思わないようにします!
いや、そんなことをファンに言わせないようなプレーを来季も期待してるぞー!

「砂漠」 伊坂幸太郎

『砂漠』 

砂漠(Jノベル・コレクション) (Jノベル・コレクション)

 著者:伊坂幸太郎
 出版社:晶文社





<簡単なあらすじ>
仙台にある大学に入学した北村、鳥井、西嶋、東堂、南の5人の日常生活と、自分たちや周囲で起こる事件を描いています。
麻雀、合コン、バイト、恋など普通の学生生活を送っていた5人、鳥井が用意した合コンをきかっけにある事件に巻き込まれていく(というより自ら飛び込んでいく)。大学4年間を春夏秋冬でまとめた青春ストーリー。

<感想>
物事を冷静に考える北村、ムードメーカーですぐ調子に乗る鳥井、独自の持論を語り出したら止まらない西嶋、美人だが喜怒哀楽を表に出さない東堂、恥ずかしがりやだけど実はちょっとした超能力を持つ南、全く違うタイプの5人は、入学後すぐ行われた法学部クラスの飲み会で出会う。
5人が仲良くなったきっかけは麻雀。なぜこの5人が集まることとなったのか、まだ未読の人でも麻雀を知ってれば彼らの名前(1人を除いて)を見ればわかるはず?

それぞれのキャラが個性あってセリフも面白い。特に西嶋!一歩間違えれば周囲からヤバイ目で見られそうだけど、付き合っていくにつれ味わい深くなる人物。行動力だってあるしユーモアだってある。麻雀のルールはよくわからないですが彼の上がり方は結構好きかも♪

何気に時折登場する人物や場所にもちゃんと意味があり、この人物は絶対何かあるぞ!と頭の中に入れておいたりしたんですが、ただ1人、最初に登場して以来、どこにも出てこなかった関西弁彼女はどうやら放置?

大学時代って、卒業してから「あの頃は楽しかった」と振り返ることが多々あったような・・・。さすがに今はそんな昔のことを思い出すことはないけど(笑)。でも「あの頃もっと勉強しておけばよかった。一般教養で中国語をとっておけばよかったetc」とは今でもしみじみ思っちゃう。
大学を出ると仲間は自分たちの道を進み、社会人となれば各々の生活が待っている。
それがただの砂漠なのか暑くて苦しい砂漠なのか…砂漠に雪を降らせることが出来るかもしれない。どうやって生きていくかは自分次第ってことでしょうか。

終わり方もすっきりしてるしタイトルもいい。西嶋の名セリフに笑い、ほんのちょっぴり感動も…そんな青春ストーリーでした。

「グラスホッパー」 伊坂幸太郎

『グラスホッパー』 

グラスホッパー (角川文庫)

 著者:伊坂幸太郎
 出版社:角川書店 角川文庫





<簡単なあらすじ>
元教師の鈴木は妻を轢き殺された復讐のため、その加害者の父親が経営する会社「令嬢」に契約社員としてもぐりこんだ。だが目の前でその馬鹿息子が"押し屋"と呼ばれる男に押され車に轢かれてしまう。一緒にいた上司の命令で鈴木は"押し屋"を尾行することに。ちょうどその頃、ホテルの窓から偶然その様子を見ていた自殺専門の殺し屋"鯨"も自分の過去を清算するために"押し屋"を追い始める。一方、ナイフ使いの殺し屋"蝉"はある思惑から同じく"押し屋"を追い始める。

<感想>
あちらこちらで恨みを買うようなことばかりしている馬鹿息子に対し復讐の機会を掴むために非合法的な事をしている会社に入った鈴木、元教師とあって根が真面目。違う人種だから上司から疑惑の目を向けられてしまう。そんな信頼関係がまるでない会社に対し無防備だったり、行き当たりばったりの行動をする鈴木を見てるとハラハラしぱなっし。

自殺を強要させる能力を持っている鯨は、一方で自分が死に追いやった者たちの亡霊を見るという能力さえも持ち合わせています。殺し屋とか亡霊とか、大半の人にとっては未知の世界。一部の世界では実際にありそうだけど。
読み始めて亡霊云々の話が出てきた時、「もしかしてそっち方面の話?」と思い少し覚悟したんだけどそうじゃなかった。ほっ。ホラー系は好きだけど、夜中に1人っきりで読んでたもんで心の準備が・・・^^;

全体的に人間臭さがない殺し屋たち。思うことがあっても皆冷静だね~(怯えたりすぐ興奮する性格だと殺し屋には向いてないか^^;)
ちなみに"鯨"とか"蝉"という名は、その筋の業界でのニックネームみたいなもの。
危機一髪というところで助かったり、ここぞというシーンである人物が現れたりとちょっと都合よすぎないか?とも思ったりしましたが読み出したらストーリー展開が気になり一気に最後まで読んじゃいました。

結局はいつものごとく登場人物たちが互いに近づいていくですが、「おっ!この交わりはうまい!」というわけではなかったかな。最初から全体的に登場人物たちの境遇は近いし、いずれ交わるであろうという設定になっているからこれは仕方がない。
一番驚いたのは全く予想しなかった人物らが殺し屋だったってこと。地味な登場だけと意外性はありました。そして実は一番かっこいい役は"押し屋"(&その家族)なんじゃないかと・・・。こちらの真実も多少びっくりはしたんですが、この"押し屋"のことだから絶対なにかあるなと予想できてしまいます^^;

ストーリーにいつもの伊坂節のような意外性はさほどありませんでしたが、人が多く死ぬ割には後味が悪くなく面白く読めました。それぞれ個性のある登場人物たち、どの登場人物が一番好き?って聞かれたらとりあえず「バカジャナイノー」の子どもって答える(笑)。
『魔王』を読んだ後なのでいつもの伊坂ワールドが(それでも少し物足りないけど)楽しめてよかったです♪

「ラブコメ今昔」 有川浩

『ラブコメ今昔』  

ラブコメ今昔
 著者:有川浩
 出版社:角川グループパブリッシング







以下の6編で構成されています。
『ラブコメ今昔』
習志野空挺部隊――。そこで隊内紙「あづま」の担当をしている吉敷のもとに新しい上官がやってきた。27歳で元気一杯の矢部千尋は「あづま」に新コーナーを作るにあたり熟練の幹部である今村二佐に"自衛官の恋愛と結婚について"を聞き出そうとするが…

何がなんでも今村二佐に話をさせたい千尋ちゃんと、妻との馴れ初めが記事になるという事態は何としてでも避けたい今村二佐。この2人の押し問答がしばらく続き…。
今村二佐が妻と出会った馴れ初めはステキ。お見合いではあるけれど、結婚して数十年経ち重ねた年月をありがたく思えるのはこの奥様だから?出会い時と今現在しか描かれてませんが、平凡だけど積み上げてきた時間があるからこその今ですね。…でラストは「えっ、いつの間に?」と気になる終わり方。こちらの感想は後ほど。

『軍事とオタクと彼』
桜木歌穂の彼は海上自衛隊。出張帰りの新幹線の中で出会った時に、彼の笑顔にやられ自分から釣ったのだった。最初は良い雰囲気ですぐ落とせると思っていたがなかなか告白をしてくれない彼。別に彼女がいるんじゃないかと歌穂はある日彼の後をつけると…

女性に対し純情で最高の笑顔を持っている年下の彼。歌穂の前ではあわわ状態だけど、仕事に対する姿勢はさすがです。でも普段はホント可愛らしい男の子。はたから見ればベタ甘ですが、可愛いカップルなので違和感なしです^^この2人がもし結婚したらカカア天下なること間違いなし!

『広報官、走る!』
自衛隊が協力しないと撮影できないドラマにさまざまな情報や撮影場所を提供するのが広報室の仕事。政屋征夫は「広報に必要な適正は女ったらしであること」という理由で上官に引っこ抜かれた。しかし実際は彼女はおらず女友達が多いだけだった。ある日、仕事で知り合った女性が気になるようになるが、その仕事はトラブル続きだった。

知り合った女性汐里はテレビ局の人間でスケジュール調整・連絡係をしてます。それはそれは大変そうなお仕事で…。
このストーリーで描かれているラブは甘甘ではないです。どちらかと言えば自衛隊に関連するドラマや映画に自衛隊自体がどのように関わっているか、協力する大変さ、そしてテレビ局側がいかにスケジュール通りに動かないかというのが本筋で、おまけとして恋愛話がちょこっとって感じ。
政屋征夫の手際のよさから広報に引っこ抜かれた理由もよくわかりました。世の中に理解してもらおうと取材や娯楽作品への協力に好意的な自衛隊。それがアピールできただけでもよかったかも^^

『青い衝撃』
相田公恵の夫は航空自衛隊の花形「ブルーインパルス」のパイロット。いつもファンの女の子に囲まれ自衛隊の中でも人気は最頂点。ある日、夫の制服の後ろ襟にメモが入っており、そこには公恵に対し宣戦布告ともとれることが書かれていた。取り巻きの女性から公恵へのメッセージはその後も続き、公恵は誰にも相談できずどんどん息苦しくなっていく。夫は浮気をしているのだろうか?

「夫がモテて困るんです」だなんてなんて贅沢な悩みなのかしら~。という思いが一気に吹っ飛びました。お目当ての男性を通り越し奥さんだけにわかるようにメッセージを送り続けるなんてかなりやり方が姑息です。しかも子供の世話ばかりで自分自身に手をかけれない時、グサっとくるような内容だとヘコむだけでなくかなりキツイ。でも最後はガッツリやってくれる。
今回はカップルではなく子供もいる夫婦ですが、結局は可愛い子供とステキな旦那さまがいて幸せで良かったね~という甘い話でした(笑)。

『秘め事』
明野駐屯地に所属する手島はパイロット。彼女の有希はこともあろうか上官である水田の娘。もとはと言えば上官が2人の出会いを作ったようなものだが、手島は上官に付き合っていることをなかなか言い出せないでいた。そんな時、手島の同期が妻と小さな子供を残したまま勤務中に亡くなりますます上官に言えなくなった手島は…

この話は1話目の『ラブコメ今昔』と少し似てるかなぁと。ストーリーは全く違うのですが、今と昔の考え方がわかります。
年配の自衛官は自分たちの職業の危険さを十分承知している。自衛官と結婚することはこういうことなんだと。このように上官がいることで部下たちも自分の仕事の重みや責任感を持っていくんでしょうね。

『ダンディ・ライオン ~またはラブコメ今昔イマドキ編』
朝霞駐屯地の通信群に勤務する千尋は、広報センターの写真展を見た時あまりにも巧さにカメラマンの名前を探した。吉敷一馬二曹――。そしてカメラ雑誌にも投稿していることを知り、千尋はどんな人物なのか気になり吉敷を捜し出し本人に声を掛けることにした。が、吉敷は千尋に対しきついことを言ってしまい深く傷付けてしまう。なんとか謝ろうと吉敷は…

これは『ラブコメ今昔』より少し前の話で、千尋ちゃんの恋話になってます。
元気一杯で押しが強くなかなかめげない千尋ちゃんというイメージでしたが、ここではちょっとおセンチな女の子。と思ったのもつかの間、やはり主導権はちゃっかり握ってました(笑)。

帯に「乙女だってオタクだっておっさんだって自衛官だってベタ甘ラブで何が悪い!」と書かれてあるんですが、全然悪くございませんよ^^
有川浩=ベタ甘という図式が頭の中にすでにインプットされてるので逆に一切恋愛話が出てこない本格ミステリーなど書かれた方がびっくりしますって~。

今作品にはそれぞれモデルがいるそうで、ご本人たちは自分の経験が文章になったストーリーを読んでどんな気分なんだろう??まさかこんなにベタ甘になるとは!って感じかな^^この本を読んで、モデルとなったカップルはさらに親密になったりして(笑)。

「怠けものの話」 ちくま文学の森9

『怠けものの話』 ちくま文学の森9   

怠けものの話 (ちくま文学の森)
 編者:安野光雅/森毅/井上ひさし/池内紀
 訳者:大津栄一郎/小沼文彦/竹内好
    青柳瑞穂/徳永康元/鳴海四郎
    斎藤光/堀口大学/
 出版社:筑摩書房 <ちくま文学の森9>



『蝉』 堀口大学 
『警官と賛美歌』 O.ヘンリー 
『正直な泥棒』 ドストエフスキー
『孔乙己』 魯迅
『ジュール叔父』 モーパッサン
『チョーカイさん』 モルナール
『ビドウェル氏の私生活』 サーバー
『リップ・ヴァン・ウィンクル』 W.アーヴィング
『スカブラの話』 上野英信
『懶惰の賦』 ケッセル
『ものぐさ病』 P.モーラン
『不精の代参』 桂米朝
『貧乏』 幸田露伴
『変装狂』 金子光晴
『幇間』 谷崎潤一郎
『井月』 石川淳
『よじょう』 山本周五郎
『懶惰の歌留多』 太宰治
『ぐうたら戦記』 坂口安吾
『大凶の籤』 武田麟太郎
『座っている』 富士正晴
『屋根裏の法学士』 宇野浩二
『老妓抄』 岡本かの子
この中からいくつか紹介。
『警官と賛美歌』
ホームレスのソービーは近づく冬に備え刑務所へ行く準備をした。レストランで無銭飲食して警察に捕まろうと試みるが擦り切れたズボンとくたびれた靴をはいていたため中に入れなかった。店のショーウィンドーを割るが警察はソービーが割ったと信じてくれず、他にもいろいろ試みるが逮捕されることはなかった。半分諦めていたソービーはある教会で賛美歌を聞いた途端、真人間に戻ろうと決心をするが…

警察に捕まりたくていろいろ犯罪をしようとするがなかなか捕まえてくれない。心を入れ替え職を見つけようと決心したまさにそんな時…結果は面白いんだけど、ソービーの罪って一体何だったんだろう?ただ単に不審な人物ってこと?この皮肉さがまたいいんだけどさ^^

『チョーカイさん』
何事にも不精な友人は貞淑な女性と結婚し、世界一の幸福者と皆に思われていた。夫が不精でちっとも相手をしてくれなかったりケチくさいことを言うとこの妻は「ではチョーカイさんにしてもらいます」と架空の人物チョーカイさんの名を出しその場を過ごしてきた。だが数ヵ月後、今までチョーカイさんのことを気にしてなかった夫が急に嫉妬するように。ある日夫は胸騒ぎを覚え妻の宝石箱の中にあったアドレスに行ってみると…

チョーカイさんはいわゆる夫とは正反対の理想的な夫。妻にとっては心の恋人のつもりだったはずが…。しかしチョーカイさんって…。著者はハンガリーの出身みたいですがこのような名前ってハンガリーではよくあるの??チョーカイさんって…、ああ、ダメだ、この名前、インパクトありすぎです(笑)。ちなみに物語りも面白かったです。

『リップ・ヴァン・ウィンクル』
ある村に純情でお人好しのリップ・ヴァン・ウィンクルが住んでいた。妻の尻に敷かれていたが幸福者で村の中でも人気があった。ある日、口やかましい妻に追い出されたリップは森の中へ入り不思議な老人と出会い不思議な光景を目にする。目を覚まし村へ戻ってみるとどうも様子がおかしい。なんと20年も時が過ぎていた。

リップ・ヴァン・ウィンクルは有名な人物の名だそうで、ウィキペディアによると「時代遅れの人」の代名詞になっておりいわゆる「アメリカ版浦島太郎」なんだそうな。なるほどね~。でもリップの場合、恐れていたカカア天下の時代が既に終わっており20年後の方が古老として尊敬されるようになったからある意味幸せかも^^

『不精の代参』
江戸小ばなしで安永5年版「鳥の町」に載っている『ぶせふ者』を原話にしてつくられた上方ばなし。大阪・能勢の妙見様へ代参を頼まれて出かけるので『能勢の代参』ともいう。怠け者をめぐる落語の一つ。

これは面白い!典型的な無精者の話でとにかく「ほっとけ」「じゃまくさい」。特に「じゃまくさい」という言葉は私が普段よく使ってる言葉なので他人事とは思えない(笑)。文章でこれだけ面白いんだから落語で聞くともっと面白いに違いない。

『よじょう』
隈本城で、宮本武蔵の腕前を試そうとある庖丁人が待ち伏せをして襲いかかった。だが剣術の達人である宮本武蔵は一刀で庖丁人を斬り殺した――
借金だらけ、不義理だらけの岩太という八方ふさがりでどうしよもない男がいた。庖丁人である父親が死んだ時に兄から「お前は乞食よりも劣る」と言われ岩太は本当に蒲鉾小屋に住む乞食となった。するとそこに怒った役人がやってくるが、岩太の名前を聞くと神妙な顔になり急に優しくなった。役人だけでなく様々な人がやってきて食べ物やお金を岩太に渡すようになるが、岩太にはさっぱりわけがわからなかった。

ついこの間まで皆から爪弾きされていたのに乞食になった途端、なぜだか急に皆が優しくなり尊敬されるような扱いを受けるように。これにはある理由があるのですが、理由を知っても岩太はそれを裏切り楽な方向へ考えるどうしようもない性格。普通、そんな奴は最後にはぎゃふんと言わしたいとこですが岩太はとことんツイてます。ハイ。逆に宮本武蔵側の方が気の毒というか義理堅いというか。なんて世の中は不条理なんでしょう。でも物語は面白い(笑)。


久しぶりに読んだちくま文学の森シリーズ。今回は好きな作品とそうではない作品がきっぱり分かれたような気が…。というよりどちらかと言えば好きな作品の方(理解できた作品)は紹介した5つしかありませんでした^^;でも著名な作家の短編が読めるのでちくま文学の森シリーズはやめられない♪

「ジュリエット・イン・ラブ」

『ジュリエット・イン・ラブ』  朱麗葉與梁山伯  JULIET IN LOVE

朱麗葉與梁山伯

 製作年:2000年
 製作国:香港
 監督:ウィルソン・イップ(葉偉信)
 出演者:サンドラ・ン(呉君如)
       フランシス・ン(呉鎮宇)
       サイモン・ヤム(任達華)
       エリック・コト(葛民輝)
       ラム・シュー(林雪)







<簡単なあらすじ>
乳房の片方をなくしたジュディは離婚し父親と一緒に暮らしている。一方ジョーダンは借金があり人生の目標を持たないチンピラ風情。ジュディの父親が事故に遭い、たまたまタクシーに乗っていたジョーダンは彼女を病院まで送り届けることに。その後ジョーダンは借金関係で新界のボスである鄭の部下に怪我を負わされ同じ病院に入院。数日後、ジョーダンの怪我が良くなった頃、今度は鄭が傷を負い同じ病院に担ぎ込まれる。その時にジョーダは鄭が愛人に生ませた赤ん坊を数日間預かることになった。父親の看病で同じ病院にいたジュディと一緒に彼女の家で赤ん坊の世話をすることになったが…

<感想>
ずっと観たいと思っていた作品、でも日本語版が発売されておらず輸入版を購入し辞書を片手に数週間がかりで中文で観るしかないのか?!と半分諦めていたところ、よくお邪魔するブログ朋友のSOFFYさんがお貸ししてくださることに。感謝です(TT)。

ではでは、ここから感想をば。
呉鎮宇が好きなのはもちろんのこと、さらにさらに任達華まで出演してたとは!!←これめちゃ嬉しい。いつ見てもおっとこ前~♪
よく考えたら私、『欲望の街シリーズ』で呉鎮宇も任達華も呉君如も知ったんだった。このシリーズって多くの出演者がいたんだなと今更ながら実感。外伝も合わせると総勢かなりの人数がいそう。
林雪はどんな登場でもすぐ「あっ、林雪だ!」ってわかるのが嬉しい(笑)。たとえ0.5秒だけしか映らなくてもおそらく…というか絶対に気付く自信あり!

そして呉鎮宇と呉君如、大人の恋愛ですね~。←といっても呉鎮宇はチンピラ風情だけど^^;
呉鎮宇は不器用なのか男気あるのか…。友人を庇うところは男気あるんだけど女性からお金を借りるのはどうなんだろう。30過ぎて(←おそらく)バツイチ、男性とは縁がない女性が定職を持たない男性の借金の返済額を貸してあげるというのは普通で考えたらかなり危険。←映画だからこれは言っちゃダメって?惹かれあってる2人だからこその見えない絆が既にあったんでしょうね。

そんな孤独な女性の行動が気になってしょうがなかったんですが、が!映画自体はとてもよく出来ており、お金を貸したことなんてもうどうでもよくなります。はい。
夢も希望も持たない孤独な男女が他人の赤ちゃんを世話することで惹かれあっていく。
観終わったあと、じわ~ときます(TT)。呉鎮宇の身の上話から既に目頭が熱くなってしまった…。呉鎮宇の演技がまた良いんです。身の上話をするシーンもそうですが、随所で呉君如を見る眼差しにもそれぞれ目での演技力があります。呉君如も元気ハツラツのイメージがあったんですが全く違うイメージが見れて良かった^^

この作品はぜひとも日本語版DVDを出して欲しい!派手さはないけど内容はかなりおススメです!密かに主題歌も♪今回はホント日本語版(MATVを録画したもの)で観ることが出来てよかった~(TT)。バンザイ、MATV!!ありがとう、SOFFYさん!!

「笑いの侵入者」 日本ユーモア文学傑作選Ⅰ

『笑いの侵入者 日本ユーモア文学傑作選Ⅰ』 

笑いの侵入者
編者:阿刀田高
出版社:白水社 白水Uブックス




<感想>
イギリス版、フランス版、アメリカ版、スペイン版、日本版Ⅱ、中国版を読んだので次は日本版Ⅰを。
この本に収録されてるのは以下の通り。


『序文』 清水義範
『足袋』 井上ひさし
『昔の教官殿』 遠藤周作
『FL無宿のテーマ』 有明夏夫
『雨ごもり』 高橋揆一郎
『南神威島』 西村京太郎
『唐傘一本』 小松重男
『秩父銘仙』 結城昌治
『雨の降ってた残業の夜』 田辺聖子
『奇妙な隊商』 日影丈吉
『白鳥と拳銃』 田中小実昌
『当たらぬも八卦』 阿刀田高
『すけこまえれじい』 色川武大
この中からいくつか紹介。
『序文』
「英語語源日本語説」という本の序文だけで構成された物語。英語の語源は日本語であるという独創的な内容のこの本について、著者が序文で自分の考えを熱く述べてるだけなのですが、オチもちゃんとあり冒頭にふさわしい短編でした^^

『雨ごもり』
家を飛び出して数ヵ月、つやの元に長吉がもう一度やり直そうとやってきた。その日は天候が悪く蝙蝠傘を貸し帰ってもらったが汽車が止まっており長吉がまた戻ってきた。しばらくの間天気は荒れていたが空に光が戻ってきた。

再婚同士の2人だったが、長吉の女性問題・暴力によって家を出たつや。男の甲斐性、女の甲斐性とは何ぞや?一度は別れる決心をしたので長吉に対し許す気にはなれない。でも一度は同じ屋根の下で暮らした男、複雑な気持ちもなってしまう。天候が2人の関係をうまく表しておりなかなか良い作品でした。

調べてみるとこの作品って映画化されてました。その名も『待ち濡れた女』。はい、日活のプチロマンポルノです。この原作のどこをどーやったらエロスの世界になるのだ??映画を観て確認したいところですがこの作品が収録されてるDVDはカテゴリーがアダルトになってる…。いやだ、借りるのいやだ~(><)。

『南神威島』
医者の私は南神威島という離島に2年間赴任することになった。昔ながらの独特な風習が残っているこの島で伝染病が発生した。十分な薬がないこの島で、伝染病が広がっていくのをただ見てるしかないのか?発生源は一体何なのか?

なぜこれがユーモア傑作選に入っているんだろう(面白く読めますがユーモアではないような・・・)?昔ながらの風習が色濃く残っているこの島、もし神様のお告げが間違っていたらどうなっていたんだろう。西村京太郎だからなのか、サスペンス調のにおいがちらほら(笑)。サスペンス好きの私にはぜひ単発2時間ドラマ化してほしいような感じの作品でした。

『唐傘一本』
清兵衛は紙問屋に婿養子に入った元武士。いつも妻おちえの尻に敷かれており、夫が浮気をしないように細工をする。だがあまりにも行き過ぎた妻の行為に清兵衛は憤怒し浮気をしてしまう。妻の細工を元通りにしたはずなのにバレてしまい挙句の果てに家を追い出され清兵衛はそのまま行方不明に。清兵衛は一体どこに・・・?

なんでしょう、このバカバカしい夫婦のやりとりは(笑)。至る所でユーモアが散りばめられており、思わず「ふふふ」と口元が緩んでしまいます。なんといっても妻の細工、どこまで疑り深いねん!ってツッコミたくなっちゃいます。

『秩父銘仙』
各家庭を回り貯金の勧誘をしている男性は、ある家で楽に儲かる仕事を紹介してもらう。早速新しい商売にとりかかるが全くうまくいかない。愕然としながら帰宅すると妻が珍しく笑顔で迎えてくれた。

ベタなユーモアだと思うのですが、主人公が不憫に思えてしょうがない(TT)。うまくいく人はうまくいく、うまくいかない人は何をやってもうまくいかない。この境目は何なんでしょうね~。

『雨の降ってた残業の夜』
同僚のじゅん子は営業課の年下の千葉君にご執心で、人目を気にせずいつも千葉君の世話を焼いている。そんなじゅん子を千葉君は少しうっとうしく思っており、私はそんな千葉君と陰で随分仲良くするようになっていた。自分はじゅん子のように人目につくことはしない。だけど毎日彼のことを考えている・・・。

千葉君の年上キラーにバンザイ(笑)!!これはですね~、何と申しましょうか、「恋愛の感情がなかった時のあの楽しくていい雰囲気はもう二度とないかもしれない。恋というものは生まれる前が一番すばらしいのかもしれない。」という成就しなであろう恋についてこう思う20代の主人公の気持ち、よくわかりますよ~。私もかつては同じようなことを思った記憶が・・・。ああ、懐かしい。しみじみ。

『当たらぬも八卦』
川島はある未亡人と温泉旅行に行くため列車に乗り、その中で自分の占いがいかによく当たるか女性に自慢をしていた。前の席に座っていた男が読んでいた新聞から顔をのぞかせた。その男は昔、川島が路傍で占いを立てていた時に何度か株の占いに来たことがありことごとくその占いが外れた・・・という相手だった。その男がまたしても川島に株について聞いてきたのだが・・・

女性に自慢気に占いについて語っているのを、実はその占いが全然当たらないことを知っている男に話を全部聞かれていたら?こわい・・・もちろん川島も仕返しされるんじゃないかとビクビクしてるわけですが、このタイトルにもなってる「当たらぬも八卦」、まさしくこれ!読み終えてこのタイトルの意味に納得。


このユーモア文学傑作選シリーズを読み始めて2年半。あとどこの国が残っているんだろう?朝鮮かな?そういやちくま文学の森シリーズも途中だったような…。なんて中途半端なんだ~。年内には読もう!

「ジーヴスと封建精神」 ウッドハウス

『ジーヴスと封建精神』  

ジーヴスと封建精神

 著者:P・G・ウッドハウス (Pelham Grenville Wodehouse)
 訳者:森村たまき
 出版社:国書刊行会 ウッドハウス・コレクション 




<簡単なあらすじ>
親愛なるダリア叔母さんから大事な大型取引先のトロッター夫妻とディナーに行ってほしいと頼まれたバーティー。ちょうどその頃トロッター夫人の連れ子から千ポンド投資してほしいという手紙を受け取る。なんでも自分が戯曲化したフローレンスの小説の製作資金にあてるためらしい。さらに同じ頃、フローレンスと婚約中のチーズライトが家にやってきた。シリーズ第9弾。

<感想>
以前バーティーと婚約していたフローレンス、またまた登場し現在はチーズライトと婚約中。
だけどチーズライトはバーティーとフローレンスの仲をまだまだ疑っている様子。もちろんバーティーにその気はなくてもあれよあれよと怪しげな展開に。そして登場人物たちは一つの場所に集まりトラブルが続き…は毎度のこと。
バーティーもヤバイ立場にあるものの、今回はダリア叔母さんも危機に直面!結局バーティーが損な役回りをするのはやっぱりいつもと同じ(笑)。

バーティーが読んでいる『ピンクのザリガニの謎』(なんちゅータイトル。全く興味がわかないよ^^;)、ただ読んでいるだけかと思いきやこれにもちゃんとオチがあるのね。
今回バーティーが口ひげを生やしていることに対し、「マリガトーニ・スープのごとき、どす黒き汚れが付着しております」と冷たく言い放つジーヴス。ねっ、やっぱりジーヴスが嫌がることをするとろくなことがないでしょ?バーティー。

そういやアガサ伯母さん、今回は登場してないですが"歯でもってネズミを噛み殺し、幼児をむさぼり食らう"と言われてる~。とうとう幼児をむさぼり食らうとまで言われイメージだけがどんどん悪くなっていってる^^;次回どこかで登場するときは今まで以上に怖ろしいキャラになってたりして。コワッ

次は2月刊行の『ブランディングス城は荒れ模様』。ウッドハウス・スペシャル第3弾でこれで完結なんだそう。確か第2弾の『ブランディングズ城の夏の稲妻』の10日後という設定になってるんだよね?違ったっけ?
そーいや文藝春秋のP・G・ウッドハウス選集はどうなっているんだろうと調べていると第4弾『ユークリッジの商売道』がいつの間にか刊行されてる!早速購入しないと~。

2009年のはじまり

あけましておめでとうございます。

今年も例年通り図書館で本を数冊借りてきてるものの、未だ1冊しか読めておりません(汗)。
なんだか毎年毎年同じことを繰り返しているような気も…

昨年の抱負は

・昨年末からちょこちょこと読み始めた日本人作家、今年は幅広く読んでみよう
・前から興味があった中国映画、少しずつ観ていこう
・誤字脱字が多いので、文章を見直すようにしよう

だったんですが、1つ目はなんとかクリアしてるはず。
2つ目は一応3本観たのでいいとしよう。
3つ目は…クリアならず(-ε- ;)

今年の抱負は

・引き続き日本人作家を幅広く読み、翻訳本ももっと幅広く読もう
・かなり昔録画した香港映画をいいかげんに早く観終えよう
・昨年、台湾・香港で購入したDVDを言語の壁を乗り越え早く観よう
・誤字脱字が多いので、文章を見直すようにしよう


です。どこまでクリアできるかな~。

昨年、このブログに遊びに来てくださった方、コメントくださった方、
本当にありがとうございます^^
今年もマイペースでブログを続けていくのでよろしくお願いしまーす。
皆様にとって充実した1年でありますように!

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