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「まさかの結末」 E・W・ハイネ 

『まさかの結末』 KINKERLITZCHEN

まさかの結末
 著者:E・W・ハイネ (Ernst W. Heine)
 訳者:松本みどり
 出版社:扶桑社 扶桑社ミステリー





<感想>
本屋で何気に見つけた一冊。<ベストセラー作家が贈る超短編集 短い短い小説に切れ味鋭いショックとユーモア満載>と帯に書かれており、ベストセラーと言われてるこの作家を知らないくせに、まんまとその文句に載せられて買ってしまった・・・。
ショートショート集となっており、収録されてるのは以下の通り。


「死者の挨拶」「判決」「ほんと、男って……」「正義の神」「テロ防止策」「ギプスの中身」「正義の勝利」「愛の手紙」「すばらしい贈り物」「復活」「四句節」「愛の死」「秘中の秘」「万引き」「強盗の襲撃」「いばら姫効果」「不気味な重要証人」「コールボーイ」「死んだ双子」「目には目を」「講演」「キルケ」「ただ乗り」「世界一短いお化けの話」の24編。
その中でいくつか紹介。
『死者の挨拶』ある高視聴率のテレビ番組「死者の挨拶」。高額な賞金がもらえるというよくある番組と思いきや、この番組のルールがとんでもないもの。冒頭に収録されており、一発目から手に汗を握る内容となってます。冒頭にこれをもってくるのはある意味ずるい!最後までこんな緊張感ばかりの内容となってるのか?!なんて思ったけど気のせいだった・・・。
『ギプスの中身』腕のギプスの中にヘロインを隠して国境を越える方法とは?ここでの方法は昔なら出来たかもしれないですが、今のご時勢じゃおそらく無理(といってもまだまだ出来そうな国もあるような感じが・・・)。
『愛の手紙』夏の休暇に知り合った男女のその後で、男と女の恋愛の感情感の差を皮肉ったもの。
『すばらしい贈り物』ケチなボスに対するほんの仕返しなんですが、<時は金なり>って言うボスにはもってこいの仕返しかも?
『復活』死んだはずの男がなんと霊安室で生き返る!さぞ家族は嘆き悲しんでるであろうと思った男は家へ帰ってみると・・・。一度死んだからこそわかる家族の自分に対する想い。結果は・・・。
『四句節』聖金曜日に行う苦行とは?なんかとんちや小噺みたいな結末です。
『万引き』『いばら姫効果』などは面白く読めたものの、奇想天外という訳でなくストーリー的にはありふれた感じ(というか全体的にそういう感じ)。私がこのショートショート集でベスト3を選ぶなら、『死者の挨拶』『講演』『目には目を』かなー。
一発目の『死者の挨拶』が強烈だったためあとの短編が少し物足りないような気もしますが、全体的には面白く読めた一冊でした。

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「LOST」シーズン1 VOL.6

『LOST』#11・#12 

LOST シーズン1 DVD Complete Box
  製作年:2004年~
  製作国:アメリカ






※順を追って感想を書いてるため、前回までのネタバレが含まれます。


第11話:見えない足跡
クレアとチャーリーは乗客名簿に載ってないイーサンとともに行方不明に。捜索隊をつくり探しに出たジャックとケイト、ロックとブーン。ジャックとケイトはチャーリーを見つけるが・・・。そしてロックとブーンはあるものを見つけることに。その頃、サイードが戻ったことを知ったソーヤーはサイードのところに行くが・・・。

第12話:ケースの中の過去
木の実を取りにいたケイトはソーヤーとともに滝を見つけそこで泳ぐことに。水の底には乗客の遺体とケースを発見し、ケイトはそのケースにとてもこだわっている様子。ザイールが謎のフランス人女性のところから持ち帰った書類をシャロンに翻訳を頼むが・・・。
11話では5話でも出てきたジャックの父親が再び登場。医療ミスをめぐって親子間の葛藤がわかります。そして5話ではわからなかった、ジャックが父親にしたことが明らかに。クレアに鎮痛剤を渡そうとしたこと、そして父親の医療ミスを思い出し、一緒に探してるロックやケイトにせっつくジャック。
マイケルは捜索隊から外されたことで不協和音を訴えてることが、今後も影響あるんだろうか?そしてやたらと運がいいマイケルの息子のウォルト、生存者で最年少の彼には一体どんな秘密が隠されてるんだろう。
そしてやはり気になるのは行方不明になってたチャーリー。「うそだっ?!」と思ってちょっと涙が出そうに。果たして結末は・・・。

12話ではケイトの過去が明らかに。ケイトの私物が入っているケースの中身が何かわかるのですが、私は最後までケイトの言ってることが信じられない~。翻訳を頼まれたシャロン、生存者たちの中でのイメージが今後どう変わるのか(変わらないのかも)注目。
しかしロックとブーンは前回見つけたあるものが何なのかを調べてるはずなんだけど、次回でわかるのかな?そして肝心のクレア、一体どこに行ったんだろう・・・。今回は未解決な部分が多いような感じがするのですが、これも次回に期待せよって?それなら期待して見ましょう!

「恋人はゴースト」

『恋人はゴースト』 JUST LIKE HEAVEN

恋人はゴースト スペシャル・エディション
  製作年:2005年
  製作国:アメリカ
  監督:マーク・S・ウォーターズ
  出演:リース・ウィザースプーン、マーク・ラファロ、
      ドナル・ローグ、ディナ・ウォーターズ、ジョン・ヘダー、
      ベン・シェンクマン


<簡単なあらすじ>
念願のスタッフ・ドクターに昇格したエリザベス。長時間勤務後、姉のところに行く途中で交通事故に。その頃、新しいマンションで暮らし始めたデヴィッド。その部屋にいきなり現れたエリザベスはここは自分のアパートだからデヴィッドに向かって出て行くように言うが、なぜかエリザベスはいきなり姿を消したり突然現れたり・・・。不審に思ったデヴィッドはこの部屋の前の持ち主であるエリザベスを調べることに。その後の2人はどうなる?

<感想>
監督は『フォーチュン・クッキー』と同じマーク・ウォーターズなので絶対面白いに違いない!と期待して見た映画なんですが、ラブコメディといってもラブ=80%、コメディ20%といった感じでラブストーリーの方が色濃い感じ。どちらかといえば『フォーチュン・クッキー』の方が笑えて好きですが、この「恋人はゴースト」もまあ面白かった(やっぱ超期待して見ない方がいいのか?!)。
過去を引きずっているデヴィッドと仕事中毒のエリザベスとの運命的なものを切なくチャーミングに描いた映画で、ストーリー的にはありきたりな感じだけどそれがまたいいのかも。
エリザベスの姿はデヴィッドにしか見えず、エリザベスはいわゆる透明人間みたいなもの。なので同僚達が自分のことをどう思ってるか、本音が直接目の前で聞けるってのはコワイもんです・・・。
神父さんや厄払い、さらにはゴーストバスターズまで登場しするも注目はやはりオカルト専門書店の店員(ジョン・ヘダー)。胡散臭いオカルトに詳しい青年かと思いきや、ちゃんと霊感があるじゃないさ。
「キューティ・ブロンド」のリース・ウィザースプーン、相変わらずキュートだけどやはり「キューティ・ブロンド」の方がキュート絶好調のような気がする・・・。

特典映像のメイキングで知ったのですが、フランス小説の『夢でなければ』マルク・レヴィ著が原作となってるらしい。もう一つのエンディングも入っており、こちらの終わり方はラブ=5%、コメディ95%という感じなので見比べるのもいいかも。

「死影」 マイケル・マーシャル

『死影』 THE STRAW MEN

死影
 著者:マイケル・マーシャル (Michael Marshall)
 訳者:嶋田洋一
 出版社:ソニー・マガジンズ ヴィレッジブックス   



<感想>
kazuouさんの「奇妙な世界の片隅で」で知ったマイケル・マーシャル。「みんな行ってしまう」と「死影」を教えていただき、短編集「みんな行ってしまう」が面白かったので今度は長編「死影」を。


元CIAのウォードは両親の事故死(?)によって実家に帰ることに。クッションの中に隠されてたペーパーバックを見つけ、挟まれてた紙切れには「ウォード、わたしたちは生きている」の文字が。さらに見つけたビデオテープに映ってたものは・・・。ウォードは友人であるボビーとともに真相を知るべく探りまわることに。一方では娘を連続殺人犯に殺された元刑事のザントと元愛人の現役連邦捜査官ニーナは、ザントの娘と同じ方法で誘拐されたセーラの事件を追跡。この二つの事件は繋がってるのか?
両親が残したいくつかの手がかりを調べていくことにより、あまり交流を持たなかった両親の過去を知ることとなったウォード、自分に関係することまで明らかになっていく。そして全く別のところでは娘を誘拐された(未だ死体が見つかっていない)ザントは誘拐犯と殺人犯は別だと考えるように。

ニーナはダナ・スカリー風(「X-ファイル」)のスーツを着ており、最近ではこれをお手本にしてる人が多いらしい。こんな風に馴染みのある個人名を出してくれると想像しやすい。きっと肩パットが強調されてるんだろなとか(笑)。
色々仕掛けがしてあるサイトを調べていくシーンでは、うさん臭いサイト見ればこの本のように何か仕掛けがしてあるんじゃないかと思ってしまうのは確か。世界中で親しまれているインターネットをうまく利用しているという点は現代的。連続殺人に関わっている家族とその過去が、いくつかの断片が繋がっていくというストーリー展開は複雑そうに見えて辻褄があってる。ミステリーサスペンスといった感じで映画化にも向いてそうな気がします。
もし私が監督するなら誘拐された少女セーラ・ベッカーの配役に悩むところ。ただの誘拐された少女ではなくウォードに言うセリフが印象的。その言われた人物の使命となることを改めて確認するような一言を、映画では次作に繋がる重要ポイントとしたいところ(←気分は続編までも考えてる映画監督(=私))。
「みんな行ってしまう」も面白かったですが、今回の「死影」もストーリーに引き込まれてしまい面白かった♪続きが読みたいよー。

今回の「死影」は3部作の第1部らしく、第2部は英国版が「THE LONELY DEAD」、米国版が「THE UPRIGHT MAN」と別題名で刊行。第3部は「BLOOD OF ANGELS」で英国版が刊行。米国版のタイトルを見る限りでは、アップライトマンのその後を書いてるのでしょうか?忘れた頃に日本版が出るんだろうな・・。って出るんだろうか?!

「LOST」シーズン1 VOL.5

『LOST』#9・#10 

LOST シーズン1 DVD Complete Box
  製作年:2004年~
  製作国:アメリカ






※順を追って感想を書いてるため、前回までのネタバレが含まれます。


第9話:孤独の人
ハーリーは神経がピリピリしてる皆のためにゴルフが出来る環境をつくることに。そして自分のしたことを恥じて(表向きは島の地図を作るため)生存者たちから離れたサイードは、砂浜で海から森に繋がってるワイヤーを発見。そのワイヤーを辿って森の中へ入っていくと罠にかかってしまう。そこで救難信号を出していたフランス人女性と出会うが彼女の正体は一体・・・?

第10話:予言
出産1~2週間後に控えたクレアは悪夢を見るが、ある夜は夢ではなく誰かにお腹を刺されたと言う。周りからは妊婦にある不安からくる悪夢だと言われるがクレアは猛反発。その頃サイードが戻ってきて自分の身に何が起こったか皆に話すが・・・。そして乗客名簿と生存者を照らし合わせていたハーリーはある矛盾点を発見することに。
9話では、謎のフランス女性の素性が明らかになり、彼女が救難信号で言っていた謎の言葉も・・・。さらに今回はサイードの過去が判明。国では尋問で手腕を発揮してたサイードで情報部に復帰し尋問したのは幼馴染の女性。今までのしっかり者で裏切り者は許さないといったイメージが一転し、実は人情もろい部分もあり新たな一面を見れてちょっと嬉しかったりして。そしてハーリーが造ったお手製ゴルフ場で皆が楽しんでるのを見ると私まで顔がほころんできちゃう。

10話では、クレアの妊娠してからその後の経緯がわかるように。占星術が好きなクレアが霊能力者に相談に行くのですが、なんだ?!なんなんだ!!この霊能者の言葉はめっちゃ気になる!!一体何が見えたんだ?この霊能者はこのストーリーでもう終わりなの?何が見えたのかの詳細が知りたいよー。生存者のリストを作り、規則を作れば何かと平和になるんじゃないかと提案するハーリーはまたまた大活躍。この人物が誰なのか次回に続きそうな雰囲気。気になって仕方がない終わり方するから次の巻をすぐ借りてしまう。そういやこの『LOST』を見てて、『電波少年』でやってた無人島から見知らぬ者同士が脱出する<15少女漂流記>を思い出したのは私だけ?

「それゆけ、ジーヴス」 ウッドハウス

『それゆけ、ジーヴス』 CARRY ON, JEEVES

それゆけ、ジーヴス
 著者:P・G・ウッドハウス (Pelham Grenville Wodehouse)
 訳者:森村たまき
 出版社:国書刊行会 ウッドハウス・コレクション   





<感想>
ウッドハウス・コレクション第3弾で、ジーヴスものを集めた短編集。3弾目にして初めてジーヴスが登場する「ジーヴス登場」が冒頭に収録されてるのが読みどころの1つ。仲介所の紹介でやってきたジーヴスは二日酔いのバーティーにスペシャルドリンクを作ったことで即採用。この時バーティーは、ジーヴスが世界一の働き手で一家に必須の存在であると確信したらしい。バーティーの勘が見事命中したのはこの時だけといっても過言じゃないかも?!バーティーの服のセンスまでこの時からジーブスの掌中に収められているのも興味深いところ。しかもラストの締めがこの服のセンスなどの容姿ネタが多いにも関わらず、ジーヴスのしてやったりが爽快!
そういや作中に出てくる「ヤッホー」「ピッピー」「プップー」という挨拶、前から気になってたんだけどこれって原作ではどうなってるんだろう?
コーキー、ビッキー、ロッキー、シッピーなど、よく見るとバーティーの友人たちは皆同じような愛称なのがなんだか可笑しかったりすると同時に、彼らはどこか抜けてたりするのはまさしく<類は友を呼ぶ>状態?!しかしバーティといい友人たちといい、しょっちゅう婚約→婚約解消してるのはこの時代の風潮なのか?

個人的に好きなジーヴスの解決法は『ジーヴスと招かれざる客』。おマヌケバーティ=その友人=その親に対するジーヴスの対応は上手いの一言。特別報酬を度々もらうジーヴスの策もあっぱれ!そしてもう一つの読みどころはラストの『バーティー考えを改める』。これはジーヴスからの視点で書かれたもので普段知ることがないジーヴスの思惑や感情がわかって面白い。

第3弾まで読んで思ったのは実にバーティーには親戚や友人の多いこと!ジーヴスにも従兄弟や姪などの親戚や友人が多すぎてよくわかんなくなってきた(笑)。特にジーヴスの顔の広さは半端じゃない(似たり寄ったりの貴族の世界は狭いってこと?)。今作品ではビンゴとその妻の生活ぶりが出てきたり、サー・ロデリックが登場したり以前登場した人物がすぐわかる場合のあれば、全然思い出せない名前も・・・。そんな時はRieさんの『Caramel Tea』で詳しく登場人物のリストが書かれているのでとっても参考になります♪
訳者あとがきによるとマリナー氏もののDVDがあるらしい。日本版があるなら見てみたい!

「頭文字D」

『頭文字D』 Initial D

頭文字[イニシャル]D THE MOVIE スタンダード・エディション 製作年:2005年
  製作国:香港
  監督:アンドリュー・ラウ(劉偉強)/アラン・マック(麥兆輝)
  出演:ジェイ・チョウ(周杰倫)、鈴木杏、
      エディソン・チャン(陳冠希)、
      ショーン・ユー(余文樂)、
      アンソニー・ウォン(黄秋生)、
      ジョーダン・チャン(チャン・シウチョン)(陳小春)

<簡単なあらすじ>
ある日、豆腐屋の店名が入ったハチロクに抜かれた「妙義山ナイトキッズ」のリーダー中里毅は、ハチロクに勝負を挑む。そのハチロクとは・・・秋名最速と言われた伝説の男の車で、息子の拓海が家の豆腐屋の配達をこのハチロクで秋名山を走っていた。中里毅と拓海の勝負を見ていた「赤城レッドサンズ」のリーダーである高橋涼介は拓海に勝負を挑む。一方、樹はガソリンスタンドの息子で自称走り屋の拓海の友人。その樹の運転をダサいとチーム「エンペラー」の男に挑発され助手席に乗っていた拓海は運転を代わり本気モードに。その「エンペラー」のリーダーが登場し拓海と勝負するが・・・。再び挑戦を受けた拓海は完璧に整備されたハチロクでいざ勝負。その結果はいかに?!

<感想>
私は原作のマンガを見たことがないのですが、この映画は面白かった!!映画の殆どはレースシーンで、ドリフトなどが詳しくなくても車自体に興味がなくても運転さばきから目が離せません!しかしハチロクに乗って配達する豆腐屋ってシブいわ・・・。しかも片肘を立てながら運転する姿はかっこいい・・・。そういやイーキン・チェン主演の『超速伝説』も原作『頭文字D』をヒントにしてたような。
台湾生まれのジェイ・チョウ(この映画で初めて知りました)、『インファナル・アフェア』でラウの青年時代を演じたエディソン・チャン、『インファナル・アフェア』でヤンの青年時代を演じたショーン・ユーなどの出演者がまたかっこいいのって!(←っていうか、『インファナル・アフェア』シリーズに出てた出演者が多くない?)

ただ日本語版で見ると鈴木杏は日本語なのに他の出演者は日本語吹替えで、広東語版でみると鈴木杏が広東語吹替え。実は日本語と広東語で会話してる?私は広東語版で見たのですが、舞台も登場人物の名前も全て日本のなか、言葉だけが広東語というのもなかなかいいもんだわ(笑)。意外に香港っぽくなく(だって設定が日本人役なんだもん当然か)、良い男3人衆が見れただけでも満足。拓海の友達である樹だけは香港らしいキャラだったけど(笑)。ただ忘れてならないのはやっぱり小春さん♪その格好はどーよ?!と感じつつも見れただけで大満足。
同級生のなつきに対する拓海の恋の行方はこの映画のような結末で終わりなの?原作ではどうなってるんだろう。

走り屋、友人、恋、親子など、いろんな愛がちょこちょこと盛り込まれており、もし続編があるなら絶対見たい映画!でもこの映画を見る人って出演者目当ての人か(私はこれ)、原作好き、あるいは走り屋さんが多そうなイメージなんだけど実際はどうなんだろう。

「笑いの新大陸」 アメリカユーモア文学傑作選

『笑いの新大陸 アメリカ・ユーモア文学傑作選』 HUMOROUS STORIES

 編者:沼澤洽冶・佐伯泰樹
 出版社:白水社 白水Uブックス

<感想>
この本に収録されてるのは以下の通り。


「ブルフロッグの奥方」ナサニエル・ホーソーン
「使いつぶした男」エドガー・アラン・ポオ
「コケコッコー!」ハーマン・メルヴィル
「生きているやら、死んだやら」マーク・トウェイン
「アリバイ・アイク」リング・ラードナー
「今日は金曜日」アーネスト・ヘミングウェイ
「人を噛んだ犬」ジェイムズ・サーバー
「騾馬が庭に」ウィリアム・フォークナー
「医術は演技術」S.J.ペレルマン
「歌う歌で声の主がわかってたまるか」フィリップ・ロス
「ビッグ・シックス」ブルース・ジェイ・フリードマン
「ユダヤ人鳥」バーナード・マラマッド
「石の庭」サム・シェパード
「ミスター・ビッグ」ウディ・アレン
イギリス版、フランス版を読んでこのアメリカ版を読んだのですが、この2作を読んだ後のアメリカ版はちょっと物足りない感じが・・・。解説にも書かれてるように読む前から<アメリカ的なユーモア>を期待して読むとおそらく「ん?何か違う」と思う人もいるはず。この傑作選で知られざるユーモアな一面を見出せればタイトルにもなってる『笑いの新大陸』を発見することになるそうな。うん、なるほど。そういう意味で読めばよかったのか。こてこてのアメリカ的なユーモアを期待して読んだ私が悪かったんだなきっと・・・。そんな中から印象に残った作品を紹介。

バーナード・マラマッドの『ユダヤ人鳥』は、ある家庭に飛び込んできた喋る鳥<ユダヤ人鳥>とその家の主人とのやりとりが、ユダヤ系アメリカ作家らしい皮肉めいたストーリー。これをユーモアと位置づけするところがアメリカらしいといっちゃアメリカらしいけど読み終えたあとは少しブルーな気分に。リング・ラードナーの『アリバイ・アイク』は失敗した時もうまくいった時も何かと言い訳をするアイク(本名はフランク・X・ファレル)が主人公。野球ネタをベースにしたストーリーですが野球が詳しくなくても大丈夫。最後の最後まで何か一言言わないと気がすまない主人公は徹底していて面白い。サム・シェパードの『石の庭』は途中までこの退屈な会話のどこにユーモアがあるんだ?と思ってたらラストで今までの雰囲気が一気に違った方向へ。解説にもありますが少年が親の話を聞き退屈のあまり椅子から転げ落ち、父は少年の話に椅子から転げ落ちる対比はギャップが大きすぎて何とも言えない!ブルース・ジェイ・フリードマンの『ビッグ・シックス』は、<ビッグ・シックス>というラベルのついたブロッコリー缶詰を食べると昔に戻ってやり直しができるというもの。やり直すといっても恋愛のことばかりですが、やり外しという視点もなかなか面白い。

全体的に楽しく笑えるストーリーは数少ないかもしれませんが、こういうアメリカ・ユーモアもあるんだと思えば新たな発見ができたのでよかったかも。

「香港ゾンビ」

『香港ゾンビ』 生化壽屍 BIO ZOMBIE

香港ゾンビ
  製作年:1998年
  製作国:香港
  監督:監督:ウィルソン・イップ(葉偉信)
  出演:ジョーダン・チャン(チャン・シウチョン)(陳小春)、
      サム・リー(李燦森)、アンジェラ・トン(温盈盈)、
      ライ・ユーチュン(黎耀祥)、チョン・カムチン(張錦程)


<簡単なあらすじ>
DVDショップで働いているビーとモーディは、車を運転してるところボトルを入れたカバンを持った男を轢いてしまう。そのボトルの中身は半分飲めば無敵になれるというもの(=ゾンビ)。そのことを知らない二人は轢いた男に飲ませてしまい、様子のおかしくなったこの男をトランクに乗せるが・・・。ゾンビだらけと化したショッピングモールから逃げ出すことは出来るのか?

<感想>
いきなりホラーというわけではなく、冒頭はジョーダン・チャンとサム・リーの掛け合いのような感じ。タイトルを知らなければかなり弱いチンピラの話かと思うかも(笑)。やっとホラーっぽくなってきたかと思ってても、この2人のホラー映画らしからぬ掛け合いがまさに香港映画!
次は何かあるぞと思ってたら空すかしだったというパターンはよくあるものの、この映画ではそういうシーンでもどこかしらコメディっぽい。全体的にドタバタコメディホラーだなこれは。ゲーム好きが幸いして危機一髪のとこ助かったり、ゾンビたちと戦う時にはゲームみたいに馬力と武器の紹介があったりする。このゲーム感覚の紹介シーンはよく見ると楽しい(←<ゾンビ軍団VS香港オタク軍団>のキャッチコピーの意味をやっとここで納得)。しかしホラーとしてのメイクはいただけない・・・けどなんか許せてしまうのが香港映画。
この作品の見所はゾンビになった寿司屋の最後まで純粋な恋と、何より小春さんがかっこいいってこと(笑)。最近の映画かと思ってたら1998年製作じゃないの!『メイド・イン・ホンコン』や『欲望の街』から1~2年しか経ってないじゃん!!どうりで若いと思ったよー。
特典でもう一つのエンディングが収録されてますが、こちらはいかにもホラーって終わり方。まあどっちの終わり方でもいいけど(笑)。まさしくぶっ飛びゾンビ映画でした。

「LOST」シーズン1 VOL.4 

『LOST』#7・#8 

LOST シーズン1 DVD Complete Box
  製作年:2004年~
  製作国:アメリカ






※順を追って感想を書いてるため、前回までのネタバレが含まれます。


第7話:暗闇の中で
ジャックは海岸より洞窟の方が水を確保出来るし安全だと主張するも、結局ビーチと洞窟に分かれた生存者たち。そして禁断症状が出てきたチャーリー。サイードはフランス人の発信場所を特定するためにある方法を試してみることに。そんな時チャーリーは洞窟が崩れて生き埋めになり・・・

第8話:手紙
信号の発信源を探索してたサイードが戻ってきた。誰かに殴られたというサイード。ブーンは妹の喘息の吸入薬を探すためにソーヤーのカバンを探ってたところをソーヤー自身に見られ殴られてしまう。人のモノを取って自分の持ち物にしてしまうソーヤーは皆から疑いの目でみられることに。
7話ではチャーリーの過去が詳しくわかるようになっており、自分が必要とされてる人間かどうかがポイント。気が弱く人がいいチャーリー、彼はここで自分を見つめなおすいい機会を得たって感じでしょうか。
8話ではソーヤーの過去がわかりイメージ通りの男だとわかるのですが、そんな彼がいつも大切に持っている手紙。そこにはソーヤーに関することが書かれており・・。真実を言わず憎まれるように自分から振舞う姿の真相を知ると、ソーヤーを見る目が今後変わってくるかも。

いつ救助がくるかわからない無人島で人間ドラマが繰り広げられ、それぞれ生存者たちが自分の得意分野で生き延びる努力をしてるのですが、当分は主要登場人物の過去が現実の問題とともに明らかになっていくようで、まだまだこんな状況が続きそうです・・・。

「フライトプラン」

『フライトプラン』 FLIGHTPLAN

フライトプラン
  製作年:2005年
  製作国:アメリカ
  監督:ロベルト・シュヴェンケ
  出演:ジョディ・フォスター、ピーター・サースガード、
      ショーン・ビーン、マーリーン・ローストン、
      エリカ・クリステンセン


<簡単なあらすじ>
ベルリンからニューヨークまでの飛行機に、夫の棺とともに乗ったカイルと娘のジュリア(このE-474型のエンジンはエンジニアのカイルがつくったもの)。カイルが目を覚ますと娘のジュリアが行方不明に。必死に探し回るも誰もジュリアを見ておらず、搭乗した記録さえもなければ荷物も消えている。娘と一緒というのはカイルの妄想なのか?もし一緒なら娘はいったいどこに消えたのか?

<感想>
飛行機という密室の中で、女の子を狙う変体に娘を誘拐されたと騒ぎ立てるカイル。いきなりアラブ人のせいにするわ、カイルの度を越した行動によって400人の乗客を超不安に落としいれるわ・・ものすごいパワーよくいえば娘のために最後の最後まで戦う母は強し。航空保安官のジーン・カーソンは安全を脅かすカイルから目を離さない。私も娘の存在が気になり画面から目が離せない。結末が全く想像していなかった方向へ進んでいき、見る前からあまり期待してなかったせいか意外にドキドキ感いっぱいで見入ってしまった。なによりこの飛行機の構造は見てて楽しい(←この映画で一番の見所だったりして)。
テロからセキュリティが厳しくなってるはずなのになぜそんなことが可能なの?とか誰も少女を見ていないなんて都合よすぎない?そして何よりも計画が超甘すぎない?(←なんの計画かはネタバレになってしまうので書けない・・・)なんて疑問に思う部分もありますが、個人的にはまあまあ面白く見れたかな。ジョディ・フォスターがハマリ役だったのが面白く見てた要因かも(しかし老けたなー)。この映画の結末は賛否両論のようですが(特にジョディ・フォスター演じるカイルの傍若無人ぶりが非難の対象?)、まあそんな役どころなんだなと無理やり納得・・・いや納得できないかも・・・。

「フットルース」

『フットルース』 FOOTLOOSE

フットルース
  製作年:1984年
  製作国:アメリカ
  監督:ハーバート・ロス
  出演:ケヴィン・ベーコン、ロリ・シンガー、ジョン・リスゴー、
      ダイアン・ウィースト、クリストファー・ペン、
      サラ・ジェシカ・パーカー


<簡単なあらすじ>
都会からボーモントという田舎町の叔母の家に越してきたレン。この町は数年前に高校生が事故死し、酒と音楽とダンスのせいだとされてから今までダンス禁止となっている。転校生で皆より少し垢抜けてるレンに対して面白くないと思ってるチャックは、ある日彼女であるエリエルを通し挑戦状をたたきつけるもレンの勝利。そんなレンはこの町でダンスパーティを開く計画をするが・・・。

<感想>
ケニー・ロギンスの「フットルース」とともに足元だけのこのオープニング、ものすごく印象に残っており「そうそう、これこれ!」と冒頭だけでもう感動。初めてこの映画を見たのは小学生か中学生の頃だったはず(懐かしい・・・)。もう一つ印象的だったのは田舎町で何か問題が起こるといつもレンの名があがり、やりきれなくなったレンの怒りはなぜか激しく感情むき出しにダンスを踊って発散するシーン。さすがこの時代の青春映画は今とは違う(笑)。でも当時見た時はこれが格好よかったんだよな~。今見るとレンは自分の意志をしっかり持ってるいい青年じゃないの。
しかしいくらレンが努力してもよそ者というだけでイメージは払拭できない。そしてエリエルの父親に反抗する気持ちもわかるし、町全体を救いたいという父親(=牧師)の気持ちもわかる。昔の青春映画と言えどもちょっと感動。しかし冒頭のエリエルのファンキーぶりはとても田舎町の女性とは思えない・・・。スリル感求めすぎ

しかしケヴィン・ベーコンは全然変わらない!反対にクリス・ペン痩せてるな~。しかも一生懸命ダンスの練習をする姿は可愛い・・・。挿入歌も懐かしい曲ばかりで思わずサントラ盤が欲しくなるほど。今の映画の挿入歌ってあまり印象に残らないのに昔のはなぜかとても印象に残ってるのが不思議。そういう面でも、昔見た映画を今再び見るにあたって楽しみの一つになってます。

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