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02/28 「日本人と中国人とのコミュニケーション」 彭飛
11/08 「これ、誰がデザインしたの?」
10/28 「バーコード革命」
12/26 新しい雑誌「yomyom」
12/18 初めて読んだ『このミス』
12/02 「今夜も落語で眠りたい」 中野翠
04/26 「クリスビー物語」 おまけの感想
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2008.02.28 Thu

『日本人と中国人とのコミュニケーション』

日本人と中国人とのコミュニケーション―「ちょっと」はちょっと…ポンフェイ博士の日本語の不思議

 著者:彭飛
 出版社:和泉書院





新聞に連載したものをまとめた『「ちょっと」はちょっと… ポンフェイ博士の日本語の不思議』に新たな連載を加え書き直したもの。上海生まれの著者が来日した最初の10年間に体験したことが書かれています。内容は以下の通り。
序章:来日当初の体験談
第1章:日本語、不思議発見
第2章:漢字の落とし穴
第3章:中国と日本、くらべてみれば
終章:日本人と中国人のコミュニケーション
「ちょっと」という言葉にはさまざまな言い方があって、日本人にとって実に使い勝手がいい言葉。
「○○ありますか?」と聞かれて「ありません」とはっきり断定せず「ちょっと無いようで・・」と使ったり、「この品物、ちょっとね〜」と否定的に使ったり、「ちょっと失礼」と自分の行動を柔らかく言ったり、「ちょっと一杯」と軽い感じの誘い文句でも実は全然ちょっとじゃなかったり(笑)。「ちょっとした物だね」と言えばまた意味が違ってくる。そうかと思えば「ちょっと!」と非難的な言い方にも使われる。うーん、どれも普段から何気に「ちょっと」を使ってますが、外国の方にとっては使い分けが難しいだろうな〜。

あるある!と思ったのが、「お詫びの決まり文句」が実に多く多様多彩だってこと。「お忙しいところ申し訳ございませんが・・・」「ご迷惑お掛けして・・・」「お手数ですが・・・」「大変申し訳ございませんが・・・」「お手をわずらわせて・・」等々。社会人にとっては当たり前の決まり文句ですよね。著者いわく、日本語にはお詫びの表現が豊富なんですって。さらに日本語は押し付けがましさを緩和する「よろしかったら」「ご無理でなかったら」「私の記憶に誤りがなかったら」と仮定&自分の誤りかも知れないという言い方も特徴的。

はっきりと「YES」「NO」を言わないのも日本的(有名な例えでは、「結構です」「いいです」という言い方はいいのかいやなのか外国の方にとっては判断不可能)。
それとは反対に、著者は日本語の配慮表現には感心したそうな。はっきりと「だめ」というのではなく「ご遠慮ください」。この遠慮という言葉は「遠慮なくどうぞ」という使われ方もご存知の通り。また「今日は遠慮させてもらいます」といった辞退するという意味にも使われますよね。

あとですね、著者の頭を悩ませたのは「〜と言ってもいいのではなかろうかと思われる」という言葉。"思う"のではなく"思われる"というのは自分の意見ではなく世間的にそうだということ?しかも"なかろうか"って・・・。自分の意見としては自信がなく、"なかろうか"と推測した上で"思われる"と他人行儀な言い方って・・・。これって日本人からみてもかなり理解しにくい言い方だけど、わからんでもないのがまた日本人・・・。

自分でも全く気付かなかったのは「ありがとうございました」とは言うけど「おはようございました」とは言わないこと。なぜ過去形はダメ?と聞かれたら答えることが出来ない私。なぜなんだろう??「ありがとうございます」「ありがとうございました」は使うけど、「おはようございました」はあり得ん。なぜあり得んかはわからん・・・。ひゃ〜、マジで解らない〜。今まで質問されたことがないからよかったものの、今後どこかで聞かれてたどう答えよう??

第2章では、中国人の著者から見た漢字の落とし穴について。これって逆にも考えられる訳で。
「日本人からみた漢字の落とし穴について」と。これは同じ漢字でも日本と中国語では意味が違うということ(意味が同じのももちろんありますが)。中国では自国と同じ漢字の国だからと甘くみて日本語を勉強する人がいるそうなんですが、反対に日本でも同じように漢字だから覚えやすいだろうと勉強する人はいます。なにを隠そう私がその1人(苦笑)。
日本人や中国人は相手の漢字を中途半端に理解しているため、意味の違いに気付かずにコミュニケーションに失敗してしまうことが多いそうな。ああ、心が痛い^^;という前にコミュニケーションが全くとれない私には心配無用だったりして(笑)。
中国を勉強している私にとってはどれも興味深い話。日本人なら漢字がわからなければカタカナで書くという手段がある。が中国語圏内の人は、漢字が思い出せない時はその漢字部分を空欄にしてるそうな。マジで?!そう思うと日本語って便利だわ。漢字が書けなくても代用する平仮名・カタカナがあるんですもんね。
あと後半には日本と中国の漢字の違いなども詳しく書かれています。

いや〜改めて考えると日本語って難しい(><)
私が英語圏の人間なら、漢字・平仮名・カタカナと覚えるのも大変だし、話す言葉も難しい日本語は絶対習いたいとは思わないよ〜。
1章は中国の方に限らず、どこの国からみても不思議な日本語について書かれており、私自身もなるほど!と思うことばかり。何気に借りたこの本、大変勉強になりました♪

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2007.11.08 Thu

『これ、誰がデザインしたの?』  

これ、誰がデザインしたの?
 著者:渡部千春
 編者:『デザインの現場』編集部
 出版社:美術出版社 




隔月刊誌『デザインの現場』(2000年4月号〜2004年8月号)の連載「これ、誰がデザインしたの?」を再構成してまとめた一冊。
1.身近なプロダクト
(歯ブラシ・乾電池・キャンパスノートなど)
2.パッケージデザイン
(タバコ・カップヌードル・ヤクルト・カールなど)
3.企業のロゴマーク
(百貨店の包装紙・紀ノ国屋・コンビニ・プロ野球のユニホーム・JALなど)
4.公共のデザイン
(A−Z・パスポート・成田国際空港など)
誰もが知ってる身の回りにあるものについての外国との比較、時代とともに変わっていくデザインの流れなどがわかるようになってます。
○○といえばこのパッケージと昔から認識している商品は、大幅なデザイン変更はなくても、時代のニーズに合わせながら的確に変化していってるのが面白い。

例えば洗剤の「チャーミー」。今までデザインを意識したことがなかったのですが、実はロゴの下にある絵に変化が。前は手に優しいイメージを出すため手の絵になっており、のちにしっかり汚れを落とすイメージを出すために光ってるお皿の絵になってます。言われてみれば洗剤を購入する時に絵を見て「少ない量で油が落ちそう」と思うことが。何気に絵も参考にしてますね^^;

身近なものとしては「キャンパスノート」。こちら 
全部使ったことがある〜!でも1983年以降のノートは全然古いイメージがなく、家にはこのタイプのノートがまだ未使用であったような^^;

「ヤクルト」の容器デザインは、インテリアデザイナーの剣持勇さんだったことが判明。今ではお馴染みの容器になってますが(しかも30年以上デザイン変更がないんですって!)、ビン詰めからプラスチックに変更することは画期的だったようです。ものすんごいリニューアルですよね〜。

懐かしく思ったのが「JAL」のマーク。1987年まで使用されていたマークがとっても懐かしい♪赤い鶴が羽で「友達の輪」をしてるやつです。
両親がこの鶴のマークが入った四角いビニール製のショルダーバッグを持っており、当時はこれを持ってる親を羨望の眼差しで見てたもんです(笑)。昔は海外旅行代金は高く、このバッグを持ってるだけで「海外旅行したぞ!」というステータスみたいな感じでしたもんね。日の丸を意識したこのマーク、結構好きだったな〜。

この本を読んで、デザインから見るロングセラーの意味がわかったような気が。商品に対しどのようなイメージでつくられたのか、消費者が見慣れてるデザインをどのようにリニューアルさせるか。裏側の苦労を知ることができ、楽しく読めた一冊でした。

20:41 | [その他] | edit | trackback(0) | comment(2)

2007.10.28 Sun

『バーコード革命』

バーコード革命
 著者:デザインバーコード社
 出版社:アーティストハウス 




一時話題になったデザインバーコードの本を借りてきました。テレビでの特集では見たことがあったのですが、実際いろんな例を見ると超楽しいんだなこれが♪

デザインバーコードがデビューしたのは、サントリーの「アミノ式」「カテキン式」だそうな。→こちら

さらに本に記載されてるバーコードの一部やその他のバーコードは→こちら
左の「間取り」のトイレからと、右下の「次へ」から見ることが出来ます。

実在する商品名や人名などからの「企業も笑ったデザインバーコード」(ユンケル・アタック・ムヒ・メルシャン・バスクリン・ボンカレーなどなど)。
どのメーカーでも使える「飼い主募集中のデザインバーコード」(カップラーメン・目薬・セロハンテープ・栄養ドリンク・殺虫剤・食パン・瞬間接着剤・傘・ファスナーなどなど)。
商品名・メーカー名ではないけれど「あったらいいな、こんなデザインバーコード」(サーフィン・相撲のまわし・刑事ドラマ・野球マンガ・大泥棒・ナイアガラの滝・非常口・だるま落とし・残業などなど)。
社会的問題を含んだ「発信するデザインバーコード」(黒い雨・医療ミス・外国人指紋押捺問題・少年犯罪・自殺増加などなど)。

いろんなパターンがあるのですが、どれをとってもそのモノに対しての要素を取り入れており上手く出来てるなと感心!!普段バーコードに対し興味はなかったのですが、この本を読むと商品を購入すると思わずバーコードを見たくなっちゃう。といってもこの本にあるようなバーコードは実際あまり浸透してないような・・・?アートとして見て楽しむもの?

日本のハゲを隠すお父さんの髪型を「バーコード」と呼ぶのは定番(?)ですが、これは日本人ならではなんですって。
バーコードで必要なのは真っ直ぐな黒い線。直毛で漆黒を一生懸命伸ばしてセットする髪型はまさしくバーコード。外国人で日本人バーコード男性のような髪型をしてる人ってあまり見たことがないような?というか、髪の色が地肌に近いとバーコードにしてても全然目立たないってことか^^;

この本の中で私が気に入った作品を紹介しようと思ったのですが、どれをとっても遊び心があり創造力がありこの本1冊がおススメ!見てるだけで楽しくなっちゃう本でした♪

08:21 | [その他] | edit | trackback(0) | comment(2)

2006.12.26 Tue

『yomyom(ヨムヨム)』vol.1 

 出版社:新潮社
 発売日:年4回(2・6・8・11月の28日)

<感想>
『このミス』と一緒に購入した雑誌。
真っ赤な表紙にあの「Yonda?CLUB」のパンダがドーンと本を読んいる姿が描かれており、書店でもかなり目立っていて思わず何の本だろうと手に取ってしまった。新しい季刊誌第1号ということなので迷わず購入(だって第1号なんてリアルタイムでお目にかかることないんだもん〜)。
それに日本人作家に疎い私なので、エッセイや読み切り小説を読んで「この作家の他の著書を読んでみたい!」と思うかもしれないし。

『このミス』では知らない作家が多かったものの、この『yomyom』では(読んだことはなくても)知ってる作家名がちらほら。
個人的には小説よりもエッセイやコラムの方が面白く読めたかな。
特に重松清の『親指の(思いだせない)記憶』では、ページをめくるという醍醐味が共感。
あとカート・ヴォネガッドの『キヴォーキアン先生、あなたに神のお恵みを』も歴史上の人物との架空インタビューをするというアイディアが面白い。が、訳者解説によると日本人になじみのない人物が大半だそうな。
恩田陸の『楽園を追われて』も面白かった。実は今回初めて恩田陸を読んだんですよねー。ずっと前から読みたいとは思ってはいたのですがなかなか機会がなくて・・・(←苦しい言い訳)。なので読み切りであっても読めてよかった♪

しかし、新潮社HPの<編集長よりご挨拶>を見てみると・・・
――若い読者の方に、好きな作家の新しい作品を、またこれまで読んだことのなかった作家の一編をきっかけにその作家の本を手にとってもらいたい――

ですって。若い読者をターゲットにしてたのか・・そっか、そうだったんだ。でも「読む」楽しみをもっと拡げるための雑誌ということでは私が読んでも全然OK?!
でもこの本、電車の中で読むのは結構恥ずかしい・・(照)。

21:16 | [その他] | edit | trackback(0) | comment(4)

2006.12.18 Mon

『このミステリーがすごい!2007年版』 

このミステリーがすごい!2007年版
 出版社:宝島社







今までこのようなガイド類は読んだことがなかったのですが、本屋でたまたま目に入ったので買ってみることに。2006年の<ミステリー&エンターテインメントBEST10>を読んでみると、知ってる作家名はほんの数名いるもののBEST10に入ってる書名を見ると・・・知らない・・ほとんど知らない。私はこの1年、話題になっていた新刊を一冊も読んでなかったってことがよーくわかった(笑)。

BEST10に入ってる作品の解説を読んでて興味があるのは
『独白するユニバーサル横メルカトル』平山夢明
国内編で1位になってるので気になる!ただ読者を選ぶ作品のようで解説を読んでるとかなりの異色みたい。ホラー系は好きだけど、読んだ後の余韻はどうなんだろう?あ〜、気になる!
『デッドライン』建倉圭介
10位にランクインされてた作品。原爆投下の機密をつたえるため、大陸を股にかけた決死の大逃避行の冒険小説ということですが読みごたえありそう。
『風の影』カルロス・ルイス・サフォン
海外編4位の作品。この作品はバルセロナが舞台ということで前から興味はあったもののまだ未読。BEST10の4位に入ってるということでますます読みたくなったー♪

そしてなにより気になったのは<読者のプロが選ぶ!私のBEST 海外編>でちょろっと紹介されてたコレ。
『最後の旋律』エド・マクベイン
87分署シリーズは以学生の頃から好きでずっと読んでたのにも関わらず、ハヤカワミステリ文庫で出版されてから買ってたためハヤカワポケットミステリの段階では全くノーチェックだったんだよな。普段から新刊ガイドなどは殆ど読まないからこういうことが多々あるんですね(苦笑)。(どうしてポケミスから発売して3〜6年後に文庫として発売するのか今でもよくわからない。ハードカバーがいずれ文庫になるのはわかるんだけど、これって同じこと??)
『ラスト・ダンス』の解説で2005年にマクベインの追悼式が行われたと知りその時に初めて亡くなったことを知ったのですが、87分署シリーズが終わるってことは全く考えられなったんですよね。このシリーズはほとんど読んでおり、超面白いというより87分署のメンバーやキャレラの家族などが私にとって馴染みになっており、読むのが当然というかクセになってたという感じでしょうか。この87分署シリーズは日本でも渡辺謙主演による2時間ドラマ『わが町』シリーズでドラマ化されており、こちらもよく見てました。
大河警察シリーズの最後の作品ということでこれは私の中で必ず読まなきゃいけない作品。

『このミス』(略してこう呼ぶらしい)を読んで今回初めて知った言葉、それは<バカミス>。
そしてバカミス大賞として紹介されてる連続ドラマ『リーグ・オブ・ジェントルマン 奇人同盟!』、鼻血ブーするぐらい面白いらしい♪
『神のはらわた』『ゴーストなんかこわくない』も興味が。BEST10やインタビュー、レビューよりも巻末の数ページしかない<バカミスの世界>が一番面白く読めたかも(笑)。

そしてやっぱり一番の収穫はエド・マクベイン!!
『このミス』を読んでの感想:私、これからは新刊もチェックしましょう。

22:42 | [その他] | edit | trackback(0) | comment(8)

2006.12.02 Sat

『今夜も落語で眠りたい』 

今夜も落語で眠りたい
 著者:中野翠
 出版社:文藝春秋 文藝新書






<感想>
5011さんの『5011しねま・のーと』で紹介されてた本。ウッドハウスに通じる世界だと著者が書かれてるというだけで図書館で借りたのですが、落語初心者でも十分面白く読めました♪
娯楽という面ではいつの時代も面白いものは面白い。

落語ではないですが、私が幼少の頃大好きだった番組で『あっちこっち丁稚』というのがあります。「木金堂」というカステラ屋の主人達や丁稚している人々を描いており、これがまだ物心が中途半端な幼稚園児〜小学生の私にも十分笑える単純な内容となっておりめちゃ面白かった!!
間寛平や坂田利夫、前田五郎や花紀京よりも強烈に印象に残っているのは室谷信雄の「わ〜れ〜」というセリフ。これは超印象的!!次はこのセリフがくるとわかっていても笑っちゃうんだよなー。

さて『今夜も落語で眠りたい』の感想ですが、著者の中野翠さんいわく、桂文楽(先代)→古今亭志ん生→古今亭志ん朝 という順で噺を聴くとベターなんだそうな。3人は古典落語のスタンダードナンバーがほぼ網羅されてるらしいです。なるほど。
落語初心者でもわかるように、簡単なストーリーが書かれてたり落語世界のお決まりパターンや常連キャラクターなどが紹介されてたりするのでこの本を読むと「落語って面白そうかも」と興味が沸いてきました。

ちなみにこの本で紹介されてる中で私が聴いてみたい噺は・・・
『厩火事』(桂文楽)女房が亭主の愛情を試す話。なんでもラストが卓抜だそうで(この本ではラスト部分が伏せられてる)、亭主の一言が女心としてはとても気なるところ。
『彌次郎』(三遊亭円生)大ホラ吹きな彌次郎の話なんですが、奇抜でばかばかしいウソはユーモアがあってとても日本的とは思えない。私が想像する落語という枠を超えてこのナンセンスさは抜群のような気がする。
『粗忽長屋』(古今亭志ん生)そそっかしい男の話。そそっかしいというか絶対あり得ない話がまたいい!著者が言うには志ん生のしゃべりがいいらしい。
『星野屋』男女のだまし合いの話。二転三転しオチが最高なんだそう。ユーモア短編集にありそうな雰囲気が面白そう。

そしてこの本を読んでいくと終わりの方でやっとウッドハウスの話に!そう、これが読みたかったんだよな。しかしここまでですっかり落語世界に魅せられてしまいウッドハウスのくだりが出てくるまですっかり忘れてた・・。
中野翠さんは、ウッドハウスに登場する常連キャラクターがかもし出す笑いはイギリス版の落語のようなものと言ってる。ジーヴスとバーティーの関係は落語でいうと『山崎屋』という噺の番頭と若旦那に似ているのだそうな。そっか、私は今まで落語に興味がなかったからウッドハウスと落語を結びつけることさえ考えつかなかった。中野翠さんのように違う分野で「落語的なもの」を見つけ出すのも楽しそう。
この本で紹介されてる噺を読んでて何度も「この噺はユーモア短編集にありそう」と思い、逆に小説を読みながら「この話は落語にありそう」と思うことがあるので、「落語的なもの」は自然に見つけていけそうかも。

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2006.04.26 Wed

『クリスビー物語』 

 著者:鈴木光司、大石圭、北野勇作、小林泰三、牧野修、森山東

<感想>
まずはこの本について説明を・・・。
昼休みにコンビニに行ったところ、美味しそうなパッケージのお菓子が!
「あのキットカットがチョコを脱いだ!」
「チョコレートと文庫本がひとつになった!?」
というキャッチフレーズに惹かれ買ってしまいました。
そう、お菓子とセットで売ってるんです。

お菓子の感想は置いといて、お菓子に付いてた文庫本の感想を。
正直、6人の著者の中で知ってるのは「リング」の鈴木光司と「呪怨」の大石圭だけ。
しかも著書は読んだことがなく映画を見ただけの知識。
翻訳本に比べて日本作家をあまり読まない私にはちんぷんかんぷん
でも全く知らない分野の本を読むのもいいかも・・・ってな感じです。
もちろん日本作家本も読みますが、今までかなり偏って読んでたので最近は友達のオススメや他の方のブログなのを参考に開拓中であります。

肝心のこの本ですが、まず何に感心したかと言うとテーマ。
「あのキットカットがチョコを脱いだ!」というのがこのお菓子の重大要素な訳で、
本のテーマは<殻を脱ぐ>。
なるほど、うまいテーマを考えるもんです。
<殻を脱ぐ>といっても、一概に成長記の類を書いてる訳ではありません。
人間的に成長を描いてるのもあれば殻を脱ぐというそのものもあります。

お菓子を買った人を対象にした内容かどうかはわかりませんが、全体的にやっぱり日本的な感覚の短編かなと。
でも300円弱でお菓子と本を楽しめるのならいいかもしれない?
全ページ96pという薄さなので、日本の作家はあまり縁がなくて・・・って方はとりあえず読んでみるのもいいかもしれないです。
ただこの短編を読んで各作家の特徴が出てるかどうかは私にはわかりません・・・。

著者の簡単なプロフィールを読むと、ホラーやファンタジー系の作家さんたちのようなので
面白く読めるかどうかは読む人の好みによるのかな。

23:54 | [その他] | edit | trackback(0) | comment(0)

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