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「失恋の33日」

『失恋の33日』  失恋33天  LOVE IS NOT BLIND

失恋33天

製作年:2011年
製作国:中国
監督:テン・ホァタオ(滕華濤)
脚本:バオ・ジンジン(鮑鯨鯨)
出演者:ウェン・ジャン(文章)、バイ・バイホー(白百何)、チャン・ズーシュアン(張子萱)、ワン・ヤオチン(王耀慶)、チャン・ジャーイー(張嘉譯)、グオ・ジンフェイ(郭京飛)

<簡単なあらすじ>
ウェディングプランナーの黄小仙は夢にも思わなかった。まさか7年間付き合ってきたボーイフレンドと自分の大親友が浮気していたなんて……!!どうしてもその現実を受け止められない黄小仙は、ただただ失意の悲しみを日記に綴る日々を送っていた。しかしそんな日々の中で、黄小仙は今まで気にもしなかった色々な事に目を向けるようになる。日頃から犬猿の仲だった同僚の王小銭を少し違った角度で見るようになったり、周りのカップルを見て何が彼らを結び付けているのか、良好な関係を保ち金婚式を迎える老夫婦の秘訣とは何なのか……。周囲の様々なことに対する理解を深めていく中で、すなわち失恋してからの33日間を経て、灰色の人生だと思っていた黄小仙は、ずっと自分のすぐそばにいた「大切な人」に気づく。
(2012東京・中国映画週間HPから引用)

<感想>
8月に台北→関空の復路の機内で鑑賞。往路でも上映しており文章くんが出演しているので見ようかなと思ってたんですが、アニメ「ONE PIECE」を選んでしまった…。(←今更ながら最近になってONE PIECEを読み、遅めのマイブーム)で、復路で上映してたら絶対見ようと決心。でももし上映してないかもしれないと思い台北でDVDも購入。もっと早く感想アップしたかったんですが、うだうだしてたら見てから2ヵ月も経っちゃった^^;

HPのあらすじを見ると、文章の役名が王小銭になってる!機内で見た時、主人公シャオシエンが彼のことをシャオジエン(王小銭)と呼んだり、ワンイアン(王一揚)と呼んだりしていたけど、あだ名の方がメインになってる~。小銭ってどういう意味があるんだろう?もしかして劇中で言ってた?時間があればDVDで確認してみよう。

原作はインターネット小説で、それを映画化したもの。中国の現代社会に生きる若者たちを描き、それが大いに共感を得て中国では大ヒットしたとか。何かのインタビューで主役を演じた白百何さんは、本作品を「失恋は別れだが、失恋を通してもう一度自分を見つめ直すことができる。そして別れは新しい幸せのスタート」というメッセージが込められいると。

失恋は誰でも経験することだし(したことない人もいる?)、劇中に出てくるお金持ちカップルは中国の富裕層を象徴し、お見合いパーティーも現実的で相手を選ぶ条件がとってもシビア。こういう現代っぽい内容がウケた要因?この作品の中の住んでる家、会社、利用する飲食店、病院、街並み、全てが都会的で近代的。こういうオシャレな雰囲気の中での恋愛にグッとくるとか?ホントに全体的に映像がオシャレだったのよね~♪

登場する富裕層の結婚観はというと…シャオシエンはお金持ちカップルの男性に、なぜブランドの話しかしない女性を選んだのかと聞くと、「ブランドは消えないが、愛は一瞬で消えるかもしれない。いい関係を続けるには贅沢を続けさせればいい。」と言う。一方、シャオシエンはブランドは贅沢品、愛は必需品と考えてる。対照的な考え方ですが、お互いの気持ち、あるいは利害が一致するならどちらの考え方でもうまくいくんじゃないかと思ったり。

シャオシエンは強がりで意地っ張りでかなり辛辣。彼にフラれても意地を張る。でも本当はかなり凹んでて痛々しい…。パーテーションを挟み向かいの席に座り一緒に仕事をすることになるワンイアン。彼がシャオシエンにとっていいスパイスに。機内で観た時は、ゲイっぽい雰囲気の男性だなと思っていたけど、DVDで見直すと全然印象が変わった。いつも冷静で、常に毅然とした態度がそう見えただけかな?ハンドクリームやリップを塗るのは自分自身のメンテを怠らない几帳面な性格ってとこか?

文章くんは『海洋天堂』で初めて知り、他の作品も観たいなと思っていたので今作品のキャラは新鮮!ここぞというシーンで適切な事を言う。きついことも言うがフォローもちゃんとしてる。しかし、いつからシャオシエンのことを気にし出したんだろう。シャオシエンは可愛くて魅了的なんだけど、恋愛面で惹かれるものが私には見い出せなかったんだけど、どこに惹かれたんだろう。一方、シャオシエンはワンイアンのことをいつからそういう風に見れるようになったんだろう。失恋の傷が癒えつつある頃、すぐそばに新しい人生が待っていることに気付いたってこと?

ところで失恋してそれほどまだ日が経ってないのに、自分に好意を寄せている男性にルームシェアしようと言われてするものなの?昭和生まれの私には付き合ってない男女がルームシェアするなんて想像できず。もしかして現代の中国の若者たちは、おしゃれなマンションに住むため(でも1人では家賃払えない)、異性問わず一緒に住むんだろうーか。

もう一つ、ただのウェディングプランナーなのに、危篤の段階で連絡が入り最期の瞬間に立ち会う?ウェディングプランナーへの連絡なんていつでもできたはず。もしかして劇中では描かれてなかったけど、シャオシエンと女性は短い期間で心通わせるほど親交を深めていたんだろうか。でもこの出会いがシャオシエンの成長に繋がるのよね。

白百何さんが言ったように「失恋は別れだが、失恋を通してもう一度自分を見つめ直すことができる。そして別れは新しい幸せのスタート」をシャオシエンの成長とともに描いた作品でした。文章くんの『海洋天堂』とは全く違った演技が見れたのがよかった^^

最後に。今年9月に行われた中国最大の映画祭「第21回・金鶏百花映画祭」で、最優秀主演男優賞に文章、最優秀主演女優賞に白百何が選ばれダブル受賞したそうです。そんなに人気あるんだ。オープニングは何気にスタイリッシュだし、ところどころ可愛いシーンもあったとは思うけど…。若い子には支持されそうだけど、年配の人にも共感できたんだろうか。金婚式を迎える夫婦に共感したとか??現在の中国はこのような作品が求められているってことかしらん。

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「三国志英傑伝 関羽」

『三国志英傑伝 関羽』  關雲長  THE LOST BLADESMAN

關雲長

製作年:2011年
製作国:中国
監督・脚本:フェリックス・チョン(莊文強)/アラン・マック(麥兆輝)
出演者:ドニー・イェン(甄子丹)、チアン・ウェン(姜文)、スン・リー(孫儷)、アンディ・オン(安志杰)、ワン・ボーチェ(王柏傑)、アレックス・フォン(方中信)、ワン・シュエビン(王學兵)、チン・シウホウ(錢小豪)、ドン・ヨン(董勇)、リー・ゾンハン(李宗翰)、ニエ・ユアン(聶遠)、シャオ・ビン(邵兵)、ジョウ・ボー(周波)、ヘイ・ツー(子)

<簡単なあらすじ>
後漢末期。一度は手を組んだ曹操と劉備だったが、劉備が曹操討伐計画に引き入れられたことをきっかけに、二人は敵対する関係となり、曹操は劉備を攻めて彼の第一夫人と第二夫人に許嫁である綺蘭と部下の武将・関羽を捕虜にした。劉備は袁紹と同盟して曹操を攻め立て、袁紹の武将・顏良率いる軍の力に曹操軍は劣勢となっていた。曹操は捕虜でありながらも義を重んじる関羽のことを高く信頼していたが、「白馬の戦い」で劣勢だった曹操軍に手助けを頼むと、彼は曹操軍を率いて勝利を呼び込んだ。その活躍に曹操は関羽を再三配下に入るようにいろいろな手をつくして誘うが、関羽は劉備の元へ戻ることを願う。そのことを聞き入れた曹操は、関羽と綺蘭を関所で通すことを部下に伝えるが、曹操の部下たち(孔秀、秦、韓福、孟坦、卞喜、王植)は命令に反して関羽の命を狙う。いったい誰が関羽を殺す命を出したのか?
(公式HPから引用)

<感想>
年末年始に台湾に行った際に機内で見ました!三国志の詳細は理解出来てないのに見ちゃった^^;学生時代、横山光輝さんの漫画をサラッと読んだ記憶があるのでなんとかなるかなーと軽い気持ちで見ましたが…。やはり根本的な三国志の内容を知っていた方が断然いいです。根本的な内容を知っていない私はイマイチ流れを把握できないまま鑑賞。といっても全体的の作品の流れは理解できたと思います(と信じたい)。いや、もちろん三国志の内容を熟知してた方が、さまざまな登場人物について「うんうん」と登場シーンが少なくても頷けると思うのでやっぱ三国志ファンの方がより楽しめるはず。私の場合、主な登場人物以外の人物が実在したのか架空なのか全くわかりません~。あはは

物語は曹操のもとに関羽の首が届けられるところから。私、恥ずかしながら初めて関羽の最期を知りました…。そして20年前、漢が国土を治めていた時代に遡ります。囚われ身だった関羽は、曹操にここに留まり自分に仕えた方が賢明だと言われる。劉備と義兄弟の契りを交わし忠誠を誓い、義に厚く義に生きる関羽は断固として劉備の元に戻るという。

あれこれと策を練る曹操。その一つなのかもしれませんが、なぜ関羽の夕食(お酒?)の中に媚薬のようなものを入れたの?関羽の幻想によって関羽の綺蘭への本心が詳しくわかったけど、曹操側にはどんな企みが??その綺蘭、関羽ともあろう人物が彼女のどこに惚れたんだろうか?顔は可愛らしいけど人物像としてはさほど魅力的に描かれてないのでイマイチ理解不能…。調べてみると綺蘭って架空の人物らしい。この物語に盛り込まなくてもよかったような気が^^;

”袁紹のところにいる劉備の元へ関羽を戻すのは虎を放つようなもの”と周囲は言うが、曹操は関羽と綺蘭が曹操の元を離れることを黙認。だが行く関所ごとに命を狙われる。と全体的にこのような内容。

全体的に剣を使うアクションが多く、見せ場となるシーンも多かったと思います。ただ屋内のシーンでところどころ画面全体が暗かったような…。機内のパーソナルテレビで見たから?毒が体にまわってからのシーンもそう。ってか毒が骨にまで達していたのによくあそこまで戦うことができたもんだ。さすが甄子丹w

しつこいですがいつも思うこと。中国歴史ものの作品を観る時は前もって勉強していた方がいいです。たとえば今作品の三国志を例にすると、どの部分が真実でどの部分が演出なのかわかりましぇん(><)。当然三国志全般通して理解してた方がいいに決まってます。さらにその前後の歴史を知っていれば、映画の流れも分かりやすいはず。最近、中国歴史ものを見る機会が増えたので余計そう思っちゃいます。でも壮大すぎて今更どこから勉強すればいいのやら~(TT)。

正直、見る前までは大柄な関羽をドニー・イェンが?なんて思いましたが、私自身が関羽を語れるほど理解してないので最後の方は特別違和感なく見れました。←初めて理解してなくて良かったと思った瞬間(笑)。
それより!曹操役の姜文さんが良かった!存在感ありすぎです。劉備はほんの一瞬の登場。張飛は…?気付かなかったけどどこかに出てた?出てなかったよね?

個人的に忘れてはいけないのは王柏傑くん。『九月に降る風』で男気ある演技に惚れて2年。『ボディガード&アサシンズ 』では有力商人の息子役で孫文の身代わりの役。そして今回は…。あれれ?なんだか演じる役がどんどん違う方向にいってるような?『九月に降る風』のような役どころが懐かしい…。男男している役の王柏傑くんが見たいなぁ。

今作品、明日(1月14日)から劇場公開。今度は大きなスクリーンで見ようかどうか検討中。でももし見たら、私が機内で見た感想が間違えだらけだったと気付くかもしれないのがちと怖い^^;

「我らが愛にゆれる時」 <三大映画祭週間2011>

『我らが愛にゆれる時』  左右  IN LOVE WE TRUST

我らが愛にゆれる時


製作年:2008年
製作国:中国
監督:ワン・シャオシュアイ(王小帥)
出演者:リウ・ウェイウェイ(劉威葳)、チャン・ジャーイー(張嘉譯)、チェン・タイシェン(成泰燊)、ユー・ナン(余男)、チャン・チューチアン、チン・ハオ(秦昊)、カオ・ユアンユアン(高圓圓)

<簡単なあらすじ>
メイ・チュー(劉威葳)と夫シエ(成泰燊)は、幼い娘ハーハー(チャン・チューチアン)の熱が下がらないため病院へ行くと、白血病で発見が遅く、余命数年で救うためには骨髄移植が必要だと医者に告げられる。メイ・チューは前夫でハーハーの父親であるシアオ・ルー(張嘉譯)に連絡を取り移植の適合検査を受けるが、2人とも不適合だった。医者から両親が同じ姉妹や兄弟からの移植だと助かる可能性があると言われたメイ・チューは、ドナーを待つ時間がないため前夫シアオ・ルーとの人工授精で子供を生み、ハーハーを救おうと考える。だがメイ・チューには現夫シエ、シアオ・ルーには現妻ドン・ファン(余男)がいた。なんとか同意を得て人工授精に挑むがうまくいかない。なんとしてでもハーハーを救いたいメイ・チューは、シアオ・ルーに連絡を取りあることを提案するが…。2008年ベルリン国際映画祭銀熊賞(脚本賞)受賞作。

<感想>
印象深かった『北京の自転車』と同監督ということで観てきました!主人公メイ・チューと前夫との子が白血病にかかり、骨髄移植をしないと余命数年というのをベースに、2組の夫婦の心理、葛藤が描かれてます。ここで問題なのは白血病の子の親は数年前に離婚し、現在はそれぞれが再婚し、新たなパートナーがいるということ。

それぞれの夫2人は誠実。互いが気を遣い合っているのも印象的。シアオ・ルーは子供を欲しがっている現在の妻を想いながらも1人娘ハーハーのことを大切に想い、命を救うことを第一に金銭面で協力しメイ・チューの提案も聞き入れる。現夫のシエは、妻を愛し実子ではないのにハーハーを我が子のように可愛がる。家事も率先して手伝ってくれ、ハーハーに付き添うため自宅で仕事ができるように内勤、と絵に描いたような善人。人工授精で妊娠しない妻の苛立ちや行動を受け止める姿を見ると、正直どうしてここまで?と思えてくるほど。彼の葛藤は尋常じゃないと思うのですが、結果的にこんなにできた人間っているのかな。

一方、当事者でもなくいきなり夫の体を提供することになったシアオ・ルーの現若妻ドン・ファン。客室乗務員という忙しい仕事をしつつも、シアオ・ルーとの間に子供を欲しいと思っている。自分との間には子供を作りだがらない夫、なのに元妻とハーハーのために医学上とはいえ子供を作ろうとする姿勢が理解できない。そりゃそーだ。最もな反応。

復縁ではなく、ただただハーハーのためだけに前夫との間に子供を作ろうとするメイ・チュー。生まれてくるかもしれない子の将来はどうなるの?その将来もひっくるめて全てを受け入れようとするシエ。中国の一人っ子政策が背景にあるため、状況は深く複雑。メイ・チューとシアオ・ルーにとっては自分たちの1人娘だが、メイ・チューの現夫シエとシアオ・ルーの現妻ドン・ファンは再婚した相手の子供のため、生まれてくるかもしれない未来の子供のために、自分の子を作ることができない。ハーハーを救いたいという思いで納得するしかない現実。複雑すぎます。

その4人の描写が悲しい。メイ・チュー1人だけ、決めたことを最初から最後までやり通そうとする一本気。やはり母親だからか?あとの3人はこの状況に揺れに揺れ動く。シアオ・ルーの現妻ドン・ファンだけは想像通りの態度をとるものの、結局は"1人の少女の命を救う"という現実に同情し受け止めてしまう。

結局、左にいっても右にいっても何も変わらない。一番いい解決法も見つからない。4人が出した結論が正しかったのか誰にもわからない。社会的背景、道徳的モラル云々を問題にしているのではなく、これらの背景の上にいる4人の心情を淡々と描いているという感じの作品でした。深いです。ホント深いです。
今作品で初めて劉威葳さん、張嘉譯さん、成泰燊さんを知りましたが、皆さん素晴らしい演技で、実際も作品中と同じような性格なんじゃないかと思えるほど。特に成泰燊さんの笑顔にはやられた!

高層マンションの下請けの仕事をしているシアオ・ルー。そして高層マンションの不動産仲介をしているメイ・チュー。高層マンションラッシュの中、下請けでのお金の問題や、高級マンションを買いに見学にくる若い夫婦を見てると、高度成長の中国、また中流階級以上の家庭が増えている現状も背景にあるのかなとふと思いました。

「赤い星の生まれ」 <2011東京国際映画祭>

『赤い星の生まれ』  建党偉業  BEGINNING OF THE GREAT REVIVAL

建党偉業

製作年:2011年
製作国:中国
監督:ハン・サンピン(韓三平)/ホアン・ジェンシン(黄建新) 
出演者:リウ・イエ(劉)、チェン・クン(陳坤)、チャン・チェン(張震)等々

多すぎて書けませーん。。こちら(ここ)のサイトでは役名、顔写真もあるのでわかりやすいです^^

<簡単なあらすじ>
1911年冬、孫文はアメリカから帰国、翌年1月1日には南京において中華民国の臨時大総統に就任する。毛沢東はこの時、光復新軍に参加。清朝の全権を握った北洋軍の袁世凱は強大な軍事力と権力で孫文から大元帥の身分を奪い、南京から北京に拠点を移し北洋軍閥政府を成立させる。同年10月国民党成立。     
1914年夏、第一次世界大戦が勃発し、1915年、袁世凱は日本が袁世凱の帝政を支持することを条件に日本の対華二十一カ条要求を受理した。しかし、この後、1917年7月1日から12日間、張勲が清朝の廃帝・愛新覚羅溥儀の復位を図るが失敗。各地で武装蜂起が起こり、混乱した時に突入する。袁世凱が権威を失墜させている中、毛沢東、李大、周恩来などは、それぞれ国を救う方法について思索し、時節の到来を待っていた。
(2011東京・中国映画週間HPから引用)

<感想>
内容云々より出演者があまりにも豪華だったので観に行ってきました。この時代の歴史を全く知らず、下調べをしてから観に行こうと思ってたのですが、すっかり忘れてて時代背景がよくわからないまま鑑賞。冒頭から時代の流れが早い早い。一応、字幕で○○年にこういう事があったという簡単な歴史事実の説明字幕が出るのですが、その字幕が上部の真ん中に小さな字で出るのでちょっと見づらかったです^^;(会話とかの字幕は普通の大きさで右や下に出るので問題なし)昨年の字幕がおそろしいほどへぼへぼだったので、今年ももしかして?!と心配してたんですが明らかにおかしい!というのはなく、普通に観ることができました。よかったよかった。

出演者が豪華だとは聞いてましたが、ここまで豪華だったとは!周潤發をはじめ、任達華、劉佩、劉徳華、梁家輝、王力宏、呉彦祖、王学圻、范冰冰、Angela Baby等々…あの人やあんな人まで出演し、「あれ?今の〇〇??」と思ってもほんのチョイ役だったりするもんだから確認できなかったりも。。
あとで出演者一覧を見て、この人も出てたんだーと思いつつ、一体どこで出てた?と分からない人もちらほら…。『九月に降る風』の王柏傑くんがいたような気がして調べてみると…やっぱりいた!でもこちらのサイトの主要演員の写真(一番左の上から4番目)を見てもこんな顔だったっけ?とあやふやな記憶、「そうそう、これこれ!このシーン」と確信も持てず…。
だってここに写真が載っていても、本編で使われている画像かどうかわからないし、実際に出演してるかどうかも謎だし…。だって左から3番目、上から4番目の「韩庚饰邓小平」、花を持ってるシーンなんてなかったよね?私が見過ごしただけなんだろうか…。もう一つ、張家輝の名前があるんだけど一体どこで出てたんだろう?

ってかね、"2011東京・中国映画週間公式HP"に記載されてる出演者が劉、陳坤、張震の3人になってる。劉はわかる。でもあとの2人は…ちと微妙。有名出演者が多すぎるのはわかりますが、陳坤(この映画で初めて知りました)、張震(出番少ないうえナース役のシスター姿)が主要人物に名前を連ねているのはなぜ…。役名が有名だから??←いや、わかんないけど^^;

と、出演者のことばかり書いてますが、時代背景を全く知らないので内容にピンとこないんですの~(><)。中国歴史にかなり疎い私でも名前だけは知ってる人が何人かいたのですが、やはり時代背景をちゃんとわかってないと内容やストーリー展開を理解するにはキビしかったというのが正直な感想です(悲)。

出来事をその都度字幕で説明してくれてるのですが、その説明が簡単すぎて私にはただ単に時代の流れを見てるだけだったかもです。中国歴史に興味がある人や、知ってる人には面白く観れるのではないでしょうか?なのでストーリー云々より、途中からは知ってる俳優さん探しに重点を置いて観てました。といいつつ、俳優さんもさほど詳しくないので(特に中国の俳優さん)こちらもあやふや~。ははは

残念だったのは、出演者が超多いのに舞台挨拶がなかったこと(TT)。これだけスターが出てるんだから1人ぐらい来てくれても良かったのになぁ。ホント残念!

ぜひ日本語版DVDを出して欲しい!一時停止してじっくり出演者さんたちのお顔を見たい!もし日本語版DVDが出るなら、今度こそ、今度こそ!それまでにこの時代の歴史の勉強をしようと思います!今月、一般公開される『1911』を観に行こうかと思ってるのですが、なんかこちらも勉強不足で理解不能な感想になってしまいそうな予感が~( ̄0 ̄;)

「備えあれば」 <2011東京国際映画祭>

『備えあれば』  不怕賊惦記  NO LIAR, NO CRY

不怕賊惦記

製作年:2010年
製作国:中国
監督:シュー・チュアンハイ(許傳海)  
出演者:ウー・ガン(呉剛)、ユエ・シウチン(岳秀清)、チェリー・イン(應采兒)、シャー・リーシン(夏力薪)、ヤン・チン(楊青)、チャン・シンユー(張馨予)、ジャン・ビン(張斌)

<簡単なあらすじ>
10年間、ピイはゴビ砂漠で発見した未開の金鉱をずっと守ってきた。その鉱山を買い取ろうという申し出をいくつも断ってきたため、彼にはあちこちに敵がいる。この日、ギャングがピイを消すため殺し屋を送り込む。しかし殺し屋が到着する前に、金鉱を狙う別の敵が荒涼とした砂漠にあるピイの家にやってきていた。金鉱がどうしても欲しい不動産ブローカーの3人組、そして地質学者と映画撮影隊だ。ピイの知恵と策略をめぐらした闘いが始まる。
(TIFF公式HPより引用)

<感想>
東京国際映画祭HPの作品解説で、荒野の一軒家を舞台にした爆笑コメディと書かれてあったので観てきました。コメディ映画は大好きだし、記載されていた画像からは"爆笑コメディ"が全く連想できず、一体どんな内容なの?と興味津々。

オープニングがちょっとかっこいい!鉱山をどんどんひいて撮り、上から見たらこんな風になってるんだーと感心。ピイの妻シウ、息子のシャオピイと共に、自分の王国とも言えるこの場所をずっと守続けて10年。そんなある日、車が故障してピイの家に上がり込む女性3人組、家の前で撮影を始める映画監督と関係者たち、そして地質学者と病弱な妻がやってくる。みな、金鉱目当てでピイ家に近づいてきたのだ。それぞれが様々な方法で金鉱を手に入れようとするも、ピイは頑固として譲らない。そんな中、地質学者が連れてきた妻の身にあることが起こり…。

女性3人の登場はテンポが良く、キャラも個性的で見ているだけで楽しい。どうでもいいことだけど、私にはそのうちの1人がどうしても友近に見えて、いまにもマイクを持ってモノマネするんじゃないかと最後までずっと思えてしょーがなかった。でも最後までマイクを持ってモノマネすることはなかった。

張馨予だけがこの作品の中で浮いていたような気がするのは私だけ?えっ、美人へのひがみだって?青花(だっけ?役名は)はドン監督にお金を借りたことで人生が変わったみたいですが、背中の刺青は自分の意思??Q&Aで監督、背中の刺青についてこうおっしゃってました。外観は妖艶だが内心では苦しみと葛藤を持っており、それを見た目で表わしていると。なぜ見た目で表すのに刺青なのかよくわかりませんが、柄はボタンでした。中国の国花だそうな。

結論として、コメディタッチではあるけれど、爆笑コメディではないです。Q&Aで監督もコメディではなくブラックユーモアとして作品を撮ったようなことをおっしゃってたような…。あれ、違ったっけ?いきすぎた貪欲は周囲に影響を及ぼすとも。うんうん、みなさん貪欲すぎるぐらい貪欲でした。
あと女性3人組について。急にお金持ちになったが、精神的な面がついていっていない典型的な例なんだそう。確かに見た目もそうだしお金の扱い方もそういう感じ。

嫌いなタイプの作品ではないですが、どこが面白かった?と聞かれたら…ちと悩むかも^^;でも"ピイ vs 金鉱を狙うものたち"の構図や対決(?)は面白かったデス。

上映後にQ&Aあり。監督と張馨予と…もう1人は誰だっけ?^^;張馨予、噂ではグリーンカーペットをスゴい衣装で歩いたそうですが、こちらでは清楚っぽい白い服で登場!肩には一体何が入ってるの?

備えあれば舞台挨拶

司会の方によると、ピイ役の呉剛さんと妻役の岳秀清さんは実生活でもご夫婦なんだとか。へー。

備えあれば2

あとこの物語は実際にあった話をベースにしてるとか、結末の話とか、先ほども書きましたが女性3人組の話とか、Q&Aで監督自身からいろんな話が聞けて良かったです^^意外と中国とらしさというか、社会風刺的な部分が盛り込まれていたんですねー。

「再会の食卓」

『再会の食卓』  団圓  APART TOGETHER

再会の食卓

製作年:2010年
製作国:中国
監督:ワン・チュエンアン(王全安)
出演者:リサ・ルー(盧燕)、リン・フォン(凌峰)、シュー・ツァイゲン(許才根)、モニカ・モー(莫小棋)

<簡単なあらすじ>
上海で夫の善民、元夫との息子である建国、2人の娘と娘婿、孫たちと平穏に暮らしている玉娥の元に一通の手紙が届く。生き別れた元夫の燕生からで台湾から上海に帰ってくるというのだ。1949年、国民党が台湾に撤退した時に玉娥と燕生ははぐれてしまい、その後、玉娥は上海で今の夫と結婚し、燕生は台湾で結婚し40数年の間それぞれの人生を歩んできたが、燕生の妻が他界し、燕生は"台湾帰郷団"の1人として玉娥の元に現れる。玉娥の家族は戸惑いながらも豪華な料理を振る舞い、寝床を用意し燕生をもてなすのだった。だが燕生の目的はこれからの人生を玉娥と過ごすため彼女を台湾へ連れて帰ることだった。燕生の申し出を了承する玉娥、妻の気持ちを尊重する善民、反対する家族。玉娥、2人の夫、家族それぞれの複雑な思いが浮き彫りになっていく。

<感想>ネタバレあり
1949年に中国共産党との内戦に敗れた国民党が台湾へ撤退、長い間中国と台湾が分断されていたという歴史がベースになってます。1年という短い期間一緒に過ごしただけの玉娥と元夫の燕生、燕生が国民党だっただけに中国に残された身重の玉娥は厳しい現実の日々を過ごす日々。そんな彼女を救ったのが現夫の善民。国民党の元妻と一緒になったことで善民自身も厳しい現実の中で暮らしてきました。

40数年間、苦労もあり裕福ではないものの、子供や孫に囲まれ平穏に暮らしているところにいきなり元夫がやってきて、余生を一緒に過ごすために玉娥を台湾に連れて帰るって…。いくらなんでもそれはないんじゃない?本人だって夫や子供・孫たちを残して行くわけないよと思っていたら、驚くことに玉娥はさほど悩むことなく了承。なんとまぁ…夫がいるのにそんなあっさりと…なんて思っていたらその夫も妻の決断に対しこちらもあっさりと承諾。玉娥と燕生を責め立てることも一切しない。普通では考えられない言動をする3人に驚いた。

町中ではみなが善民に挨拶。近所でもいい人として知られてるんだろうなぁ。このシーンは妻が決心したあとだけに見ててつらい。一緒に写真を撮りに行くシーンも少し軽めのコミカルさを交えて描かれているものの、現夫のことを考えると笑うに笑えず…。しかも夫や子供たちの前で「これからの余生は愛のために過ごしたい」と言う玉娥。長年一緒に暮らしてきた優しい夫には愛がなく、40数年前に1年一緒に過ごしただけの元夫の方に愛があるというのか?!

そんなことを言われてもなお燕生のために精一杯もてなす善民、しかもどうぞどうぞと言わんばかりにあっさりと妻の台湾行きを了承。本当は行って欲しくないはずなのに全く反対する素振りを見せないのはどうしてなんだろう。この40数年間、自分に対して愛がなくても苦労しながらついてきてくれたから?プライドと共に寛容な心を見せたかったため?即答で了承することで妻の心が逆に揺さぶれるんじゃないかと思ったから?そしてとうとうお酒の席で酔ったはずみで本音を言ってしまう善民。心の中ではよっぽど張りつめたものがあったんだなと。

数十年前、たった1年過ごしただけの夫と離れるることになった経緯がどうであれ、親に反対されてまで一緒に過ごした1年は激動の世の中でも愛する人と一緒だから幸せだったんだろう。別々の人生を歩んで数十年、互いにずっと未練があったわけではなく、年老いてこの先長くない人生を考えた時、ふとその当時を思い出したのかもしれない。時代に遮断されてしまった恋愛の続きをしようとしていたのかな。善民にも子供たちや孫に囲まれて楽しかった時期があったと思うのですが、やはり自分から愛した人と時代の流れで一緒になった人との差なんでしょうか。

一見、複雑な関係の3人なわけですが、3人で囲む食卓は恋愛感情ではなく同じ時代に生きた者同士、時代の流れに翻弄された者同士で重みがありつつも、思い出の歌を歌いながら昔話を語る3人。
最後に玉娥が「この機を逃したら二度と会えないかもしれない」と泣くシーンでは胸を打たれました。最初、どうして玉娥が台湾行きを即決したのか理解出来なかったのですが、もう二度と会うことがないという現実を考えるとわからないでもないような気がしてきた…ような気がする。

再会の食卓2

近代化に伴い新しいマンションに引っ越してから家族とは疎遠になりつつあり、以前のように家族皆で食卓を囲んで食べるということは今はもうない。時代とともに心まで移り変わっていった感じなのかな?

3人で囲む食事シーンと燕生を見送るシーンが印象的だったのですが、なにより食事のシーンが多い今作品、何を話すにもまずは食卓から、とりあえず食べてからにしましょうというスタンスがよかったです。しかし玉娥役の盧燕さん、品があって色艶がありお若い!実年齢が年下である夫2人の横にいても全く違和感なかったです。

「孔子」 <2010東京・中国映画週間>

『孔子』    孔子 CONFUCIUS

孔子

製作年:2010年
製作国:中国
監督:フー・メイ(胡玫) 
出演者:チョウ・ユンファ(周潤發)、ジョウ・シュン(周迅)、チェン・ジェンビン(陳建斌)、レン・チュアン(任泉)、ルー・イー(陸毅)、ヤオ・ルー(姚櫓)、ワン・バン(王斑)、マー・チンウー(馬精武)

<簡単なあらすじ>
魯の没落貴族の家庭に生まれた孔子は、社会の混乱した状況を憂い、その時代を超越した思想と智慧をもって春秋諸国の歴史的発展に影響を及ぼさんと希望していた。しかし、その時まだ孔子の時代は訪れていなかった。魯国に仕官し、その勇気と智慧によって魯国に尊厳と大きな希望をもたらしたにも関わらず、孔子の政治的理念は現実の前に破綻し、孔子は多くの弟子を引き連れ諸国を14年にわたり奔走することとなるが…。
(2010東京・中国映画週間カタログから引用)

<感想>
思想家で儒教の祖である孔子の半生を描いた歴史大作。52歳の時に魯の中都の宰となり、その後、大司寇に就任するも孔子の思想は受け入れられず、職を退き弟子たちと一緒に諸国を14年間奔走、そして魯に戻り生涯を終えるまでを描いています。

前半は自分の思想をもとに子どもを助けたり、時には周囲との意見が衝突したりつつも魯国のためを思い魯君の側であれこれと尽力するのですが、やはりそれを鬱陶しく思い敵対する人物もいるわけで…。

私自身、孔子の思想をちゃんと理解していないのでイマイチ映画にのめり込めませんでしたが、礼儀を重んじる、調和社会の実現、弟子を大事にすることだけはわかりました。←これだけって?これだけですw 実際、弟子が数千人いたそうなので信頼がありカリスマ性があったんだろうなぁと。
思想家でありながら、合戦で敵に強烈な火の玉攻撃したのにはちと驚いた…。孔子は慈悲深く命を大切にする人だと思っていたので。。

個人的には14年間にも及ぶ周辺諸国の旅よりも、生い立ちから思想家になるまで、孔子の教え、弟子たちへの教育内容など、孔子という人物がこの時代にどのような思想を説いていたのか、もの凄いわかりやす~く理解できる内容の方が嬉しかったかも。ってかこの映画を観る中国の方はこのような基本をわかった上で観るので、上記のように思うのは私のような勉強不足の者だけだろうな(笑)。しかも生い立ちから描いてたら2時間ちょいで収まりきれないし^^;

最後に…字幕がヒドかった(><。)。中国語は殆ど理解できないので翻訳がどーのこーのではなく、中国語がそのまま字幕になっていたり、なぜか英語の字幕がでたり。2010東京中国映画週間カタログの内容説明でも"孔子"が"仔牛"になってるし…。この作品に対し「素晴らしい内容だった!」と思えなかったのはきっと字幕のせいだ!きっとそーだ。そーだそーだ。そういうことにしておこう!いや、しておいてw

全体的に良くも悪くも教科書みたいな感じで伝説的孔子を描いた作品という印象でした。チョウ・ユンファは見事孔子を演じきっていたと思います^^

「北京ヴァイオリン」

『北京ヴァイオリン』  和你在一  TOGETHER

北京ヴァイオリン 特別プレミアム版
 製作年:2002年
 製作国:中国
 監督:チェン・カイコー(陳凱歌)
 出演者:タン・ユン(唐韻)、リウ・ペイチー(劉佩奇)、
      ワン・チーウェン(王志文)、チェン・カイコー(陳凱歌)、
      チェン・ホン(陳紅)、チェン・チエン(程前)


<簡単なあらすじ>
チュンが北京のコンクールに出場することが決まり、父親と北京に行くことになった。そして北京に移り住んでチアン先生のもとでレッスンを受けることに。レッスン代を稼ぐために働く父親は偶然見たバイオリンコンサートでユイ教授のことを知り、今度は権威ある先生に指導をお願いする。するとチュンは大事な母親の形見であるバイオリンを売ってしまった。

<感想>
先にドラマ版を観たあとでこの映画版を観たのですが、漢字は一緒なんだけど無理にカタカナにしてるから、ドラマ版とは微妙に字幕に出てくる名前のヨミが違うのでなんかピンとこないよ^^;
各々の性格はドラマ版も映画版も同じなので違和感は全然ないです。
ドラマ版の方は24話まであったので、リウ、チアン先生、リリ、チョン、リンそれぞれのドラマがあったり、チュンの本当の父親は…といったエピソードがあったせいか、映画はとってもシンプルに感じてしまいました。といってもこのシンプルさがまた良かった♪
どちらかと言えば映画の方がすっきりしてて面白かったりして。

余計な背景がない映画を観てからドラマ版を観た方がいいかもしれない。ドラマ版を先に観ちゃうと映画にない背景をいろいろと思い出しちゃう。
ただチュンの出生の秘密、なぜ先生が知っていたのかの説明が少ないだけでなく、どうしてあの場で言ってしまったのか疑問に残ってしまいました。
ドラマ版ではかなり時間かけて出生の秘密を明らかにしていったから余計にそう思っちゃうのかな。うーん、やはり映画を先に観ればよかった^^;

ところどころシンプルすぎてどうしてそういう結果に?と思ってしまうシーンも少しはあったような…。
ラストでも駅に来たチュンに対し、どうしてここにいるのかとまず理由を問いただすのがリウの性格だと思うんだけど、あんな穏やかな顔をしてるのはなぜ??
その後チュンのバイオリンを聞き、13年前に駅でチュンと出会ったことを思い出し感極まるリウの姿を見て私まで目頭が熱くなってしまった…。

ドラマ版とは結末が違いますが、親子の絆が今まで以上に固まったのは間違いなし。
だけどチュンをコンクールに出場させるため一生懸命頑張ってきたリウの涙ぐましい努力は?成功するよりも絆の方が大事だってことなのかしら。

個人的に残念だったのはチェン・チエン(程前)の登場シーンが思ってたより少なかったこと。しかもいてもいなくてもさほど重要な役じゃないし(><)。
そうそう、リリ役のチェン・ホンって監督の奥さんだったんですね。キレイな奥さんだこと♪

この映画で一番良かったのはまたリウ演じるリウ・ペイチー演じる父親が観れたってことかな。子を想う気持ちが十分に伝わってき、この父親にはやはりこの俳優さんしかいない!←といっても中国の俳優さんはほんの一握りしか知らないんだけど(笑)。
あとチアン先生に家にある洗面器、金魚の絵が描いてありとっても可愛いかった~♪
全体的なストーリーは既にドラマ版で知ってましたが、チュン演じる青年も違うし内容を思い出しながら鑑賞したのでわりと新鮮に観れました^^

「あの子を探して」

『あの子を探して』  一個都不能少 NOT ONE LESS

あの子を探して

 製作年:1999年
 製作国:中国
 監督:チャン・イーモウ(張藝謀)
 出演者:ウェイ・ミンジ(魏敏芝)、チャン・ホエクー(張慧科)、
       チャン・ジェンダ、カオ・エンマン


<簡単なあらすじ>
山の中にある交通の不便な水泉小学校で、カオ先生の代わりに1ヵ月間代理で教師をすることになったウェイ。村長から代用教員になると50元もらえるという話で、カオ先生が戻ってくるまで生徒の数が1人も減ってないことが条件だった。お金をもらうため、生徒を減らさないようにするウェイだったが生徒のホエクーが街に出稼ぎに行ってしまった。1人も減らすことが出来ないウェイは街に探しに行くが・・・。

<感想>
前から観たいと思っていた映画で、半年程前に深夜のテレビで放送してたのを録画してたのをやっと観ました。『大阪アジアン映画祭2007祝!開催2夜特集』の一つだったみたいですが、もう一つは何だったんだろう??録画してないってことは既に観たことがある映画だったのか、興味がなかったのか…。

ウェイ先生はなんと頼りないこと^^;だってまだ13歳なんだもんね~。何も教える技術がないウェイはとりあえず教科書を黒板に写すだけの授業なんですが、生徒たちは騒いでばかり。
クラスで1人はいるという腕白坊主のホエクー。彼はいい味出してる!見るからにごんたさんっぽい(笑)。
そして子どもたちはお金にシビア。
金をもらうために生徒を1人も減らすまいとするウェイ。好きで代用教員になったわけじゃないので授業も投げやりだ~。こんな小さな子には背負うものが重過ぎるんじゃないかと思ってしまいます。でも実際こんな田舎が存在するんだろうな。私が13歳の時なんて遊んだりテレビを観たりと娯楽に忙しかったというのに…^^;。
お金に対しシビアなのは節約にも繋がるということ。ミンシエンの日記で物を大切にすることが大事だと私も心を入れ替えようとしたところ、結局はお金(笑)。ホエクーを探しに行くにもバスを使うので当然お金がいるわけで…。
ホエクーのためを思って探しに行くのではなく、1人も生徒を減らさず村長さんからお金をもらうことが前提。だからバス代も他の生徒から集めようとするのはどうなんだろう。生徒たちはウェイとは違い、純粋にウェイがホエクーを連れ戻すのに一生懸命になっており人助けだと思ってるのが救いでしょうか。ウェイは何でも人任せで意外にたくましい^^;

クラスで一番小さい女の子がとってもキュートで可愛らしい♪
また計算が出来ないのに出来るといって何回も手を挙げたり、皆が工場へ走って行くときも一生懸命追いつこうと一番後ろで頑張ってる。1年生から4年生がいるクラスだから、上級生と同じように振舞いたいんだろうな~。
ウェイは授業らしい授業をすることが出来ないと思ってたのが、バス料金の計算をするのに算数の授業らしくなってる!何も知識がないウェイが生徒に質問することで授業が成り立つなんて…奇跡だわ(笑)。

出演者が皆素人というだけあって、映画というよりドキュメンタリーっぽいです。
これにナレーションが入ってたら何かの番組かと思っちゃう。街やテレビ局で他の人に聞き回るシーンなんて、皆カメラの存在を知らないんじゃないかと思えるほど良しも悪しも自然な対応。

尋ね人の張り紙広告をインクが切れるまで夜通し何枚も何枚も書いている姿やテレビ局での奮闘ぶりを見てると、自らのお金のためにしてるのではなくホエクーのためにしてることなんだと思えてくる。
テレビ局で受付の人に対し「没有」としか答えれないウェイ、「没有」ってこんな悲しい言葉だっけ?って思えてきちゃいます。
しかしテレビ局の受付の人は言い方キツイな~。それにめげないウェイは強い!子どもの頃から大人にこんな対応されてるから意思の強いしっかりした中国人女性に成長するんだろうかなんて^^;それだけにテレビで見せた涙はなんとも言えない(泣)。
局長の人道的な対応に感動してたらあれよあれよと言う間に…。子どもたちの無邪気な喜びは観てるこちら側も素直に嬉しい。プロの俳優さんではなく、素人の本人出演だから逆にそれが伝わってきたのかも。
1999年の作品でウェイ先生は13歳、ってことは今は22歳。頑張って農業に従事してるのかな~。ホエクーはちゃんと恩返ししたのかな~。その後の生徒たちがちょっと気になります^^

「呉清源 極みの棋譜」

『呉清源 極みの棋譜』  THE GO MASTER

呉清源 極みの棋譜

製作年:2006年
製作国:中国
監督:ティエン・チュアンチュアン(田壮壮)
出演:チャン・チェン(張震)、柄本明、松坂慶子、シルビア・チャン(張艾嘉)、伊藤歩、仁科貴、野村宏伸、南果歩、大森南朋

<あらすじ>
昭和3年、瀬越の尽力により14歳で中国から日本へ渡った天才棋士呉清源。彼を取り巻く環境、そして孤独から真理を求め宗教に入り結婚、懲役免除、事故、周囲の死など半生を描いた作品。

<感想>
宗教にはまったこと、奥さんと出会ってから結婚にいたる経緯などなど、どうしてそうなったかという過程が殆ど描かれておらず、シーンが変わるごとに「これはどういうシーン?」「このシーンはどこ?日本?中国?」と思ってしまいました。
奥さんが入院してるシーンでは、「ああ、奥さんもとうとう病に・・・苦労したもんね(悲)」と思ってたらなんと出産後で大変喜ばしいシーンだった(笑)。

野村宏伸が川端康成、松坂慶子が女流棋士というのも事前に知ってないと全然わからなかった^^;
囲碁に詳しい人なら登場人物の名前を聞いただけで、何の役かすぐさまわかるのかもしれないですね。
映画観る前、父親に「中国から来た有名な棋士の半生を描いた映画を観に行くねん、えーと、誰やっけな?」というと、「呉清源か?」と一発で返答。時代背景や有名な棋士を知っている父親世代の人が観ると、私以上にこの映画を楽しめたんじゃないかと思います。
映像だけではわからない部分は字幕が補ってくれるのですが、説明が少ない分、呉清源の人生を全く知らない人にとってはちょっとわかりづらいかな。

戦前戦後をはさんで日本での呉清源の精神的な部分が主となっており、その時代に生きた呉清源の半生を描いた映画といった感じでしょうか。
パンフレットにも「呉清源さんの視点で見たことや感じたこと、体験したことを奥行きのある描き方にした」とのこと。なるほど~。
私がこの映画で好きなのは、まず風情ある景色がいい!丸坊主でメガネ姿のチャン・チェンも昭和の時代にぴったりで好演(←ひいき目なしで(笑))。
子どもが生まれた時の笑顔がまたいい!赤ちゃんに触れる前に、自分の冷たい手を息をかけて温める姿もまたステキ♪
あとやはり対局のシーン。入れ物から碁石をジャラっして、基盤にコンと置きユラユラと揺れる碁石。ものすごい緊張感が漂います。

冒頭に現在の呉清源夫妻と、映画の中の呉清源夫妻(チャン・チェン、伊藤歩)の4人で談笑してるシーンがあるのですが、これを最初に持ってきてることによってこの映画が実話なんだという重さがズンときます。同時に今はご夫人とともに幸せに暮らしているんだという安心感も。
ただやはりこの映画を1回の鑑賞で理解するのは難しい・・・。特にチャン・チェンだけ目当てで観た私にとっては(苦笑)。今回初めて鑑賞しその後パンフレットをじっくり読んだので、改めて観るとおそらく違った感想になるだろうな。

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