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「狼たちのノクターン<夜想曲>」 <2012-2013 冬の香港傑作映画まつり>

『狼たちのノクターン<夜想曲>』  大追捕  NIGHTFALL

大追捕

製作年:2012年
製作国:香港
監督・脚本:ロイ・チョウ(周顯揚)
出演者:ニック・チョン(張家輝)、サイモン・ヤム(任達華)、ジャニス・マン(文詠珊)、マイケル・ウォン(王敏徳)、キャンディ・ユー(余安安)、ケイ・ツェ(謝安琪)、フェリックス・ロク(駱應鈞)、ラウ・カーファイ(劉家輝)、ケン・ホン(洪卓立)

<簡単なあらすじ>
香港警察特捜班刑事、ラム(サイモン・ヤム)は妻を自殺で亡くした事を認められず、殺人だと決めつけ、事故や自殺の事件を追い続けている。残された娘との間にも溝が出来ており、捜査班の中でも浮いた存在だ。その頃刑務所から一人の男が出所してくる。19歳の時に少女を殺害し投獄されていた犯人のウォン(ニック・チョン)は、20年の服役を終え、ピアノの調律師として働き始めるが、彼はそこでピアニストの少女、シュー(ジャニス・マン)と出会い驚愕する。何故なら彼女は、21年前の犠牲者とそっくりだからだ。シューには著名な音楽家の父ツイ(マイケル・ウォン)がいて、彼は偏執的にまで娘を支配していた。シューを監視し、彼女のストーカーと化したウォンは、ツイに憎悪を募らせる。それからしばらくして海で惨殺死体が発見される。被害者はツイである事が判明。事件の担当となったラムが捜査を進めていくと、やがてウォンの存在が浮かび上がる。ウォンを追跡するラムだが、ウォンはまるでラムを手玉に取るかのように、神出鬼没な動きを繰り返す。なぜ、ウォンが事件に関わっているのか?そして21年前の少女とシューの関係は?謎がすべて繋がった時、そこには哀しくも衝撃的な真相が待ち受けていた…。
(特設サイトより引用)

<感想>
今映画祭の中で一番観たかった作品。でも『大魔術師“X”のダブル・トリック』同様、鑑賞してからすでに1ヵ月以上経ってるので内容を忘れかけてる~(>_<。)でも頑張って思い出します!

10代の時に少女を殺害し刑務所に入っていたウォンが20年後出所し、殺害した少女そっくりの音楽家の娘と出会い、ストーカー行為をする。そんな時、娘の父親が殺され刑事のラムはウォンが犯人じゃないかと追跡。といった簡単なストーリーではあるけれど、この中にサスペンス、クライム、アクション、愛憎劇などが盛り込まれてます。

冒頭の刑務所内でのシーンは怖かった!香港映画って暴力シーンや自殺シーンが妙にリアル。しかも最近ますますリアル感に磨きがかかってるように思う。怖いながらもニック・チョンの体に釘付けになってしまった…。この撮影のためにものすんごい鍛えたと聞いてはいたけどここまでとは!想像以上!役者魂にアッパレ!

鍛えられた上半身を見るとスゴイなーと思う。シューが学校でピアノを弾いているのを陰から見てるシーンでは、痩せて頬がこけ目がクリクリになってて、ここまで役のために…と思うと改めてスゴイなと。痩せたのを見て思ったこと。いつも着ている服(ジャンバー&裾がほんの少し短い(折ってた?)ズボン)の時、軽い身のこなしを見てると雰囲気が元阪神の矢野さんに見えた。←多分こー思ったのは私だけかも…。だって今まで似てるとは一度たりとも思ったことないですもん^^;

さて、刑事のサイモン・ヤムはニック・チョンが犯人だと思い追跡しますが、頭が良いはずなのにボロを出し過ぎなのが気になってる。もしやニック・チョンが逮捕された当時の捜査に問題があるのでは?!と。サイモン・ヤがそう思うのと同時に(それより前だったかも)、観客もニック・チョンがなぜストーカーまがいの行動をしているのか、真相が何となく分かった人は多そう。最初、スケベで卑劣で暴力男だと思ってた。だって出所してすぐ、街中で女の子の顔や足、胸元を見て(実際に見てるかはわからないけどそんな風なカメラワーク)イヤらしい笑い。今思えば、あのシーンは観客を混乱させるためだったのかしら?

ロープウェイに乗るシーンがあり床が透明でめちゃ怖い!あれって実在してるロープウェイ?それともCG?高所恐怖症ではないけどあのシーンは怖いよ~。もしあれに乗ったら多分私、床に足を置かず靴脱いで椅子の上で運動座りする。間違いない。それよりいくら木がクッションになってくれてるといっても、あれだけの怪我でおさまる??それが不思議。。←映画だからそれを言っちゃダメか(笑)。

あのシーンにはどういう意味が?とか、あのシーンはちょっと無理っぽくない?とか、死体が消えたのに一体誰が?と不思議に思わなかったの?等々疑問に思ってしまうシーンもありましたが、最初の衝撃シーンから最後までスクリーン釘付けになり、面白く観れました!なによりニック・チョンが良かった!そしてロケ地もキレイ。シューが通っている学校も近代的でお洒落だし、サイモン・ヤムがいる警察署も景色が良い場所にある。ロープウェイも凄い規模っぽいし。なにはともあれ<2012-2013 冬の香港傑作映画まつり>で一番印象深い作品でした^^←2作品しか観てないけど^^;

ところでタイトルになってる『狼たちのノクターン』ってどうなのかしらん?『狼の○○』とか『○○ノクターン』って今までの香港映画でよく見かけたような気がちらほら。なんでこの手の香港映画っていつもよく似た邦題がつくんだろう。これも不思議。

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「大魔術師“X”のダブル・トリック」 <2012-2013 冬の香港傑作映画まつり>

『大魔術師“X”のダブル・トリック』  大魔術師  THE GREAT MAGICIAN

大魔術師

製作年:2011年
製作国:香港
監督・脚本:イー・トンシン(爾冬陞)
出演者:トニー・レオン(梁朝偉)、ラウ・チンワン(劉青雲)、ジョウ・シュン(周迅)、ウー・ガン(呉剛)、ラム・シュー(林雪)、オリビア・ワン(王子文)、澤田拳也
特別出演:ダニエル・ウー(呉彦祖)、チョン・プイ(秦沛)、アレックス・フォン(方力申)、ツイ・ハーク(徐克)、ヴィンセント・コク(谷徳昭)

<簡単なあらすじ>
民国時代1920年頃の北京、天橋。街では軍閥の雷大牛(ラウ・チンワン)が勢力とその覇権を轟かしていた。彼は世間では恐れられていたが、実生活では愛を受け入れてくれない第七夫人の柳蔭(ジョウ・シュン)に翻弄される日々を送っていた。その頃、街では一人の天才的マジシャン張賢(トニー・レオン)が現れ、見事なマジックで人々を魅了していた。雷もその一人で、ある日張賢を屋敷へ招くがそれは張賢の計算づくの事であった。彼の目的は幽閉された師匠(チョン・プイ)との再会、そして柳蔭を奪い返す事であった。なぜなら彼女は張賢の元恋人だったのだ。張賢は軍閥転覆を狙う革命団と手を組み、周到な計画を立てるが、その背後では勢力を争う軍閥たち、清朝復活を目論む残党、マジックの奥義“七聖法”を狙う者、そして謎の日本人組織が絡み出し、計画は思いがけぬ方向へと展開していく。果たして彼らの運命は!?恋の行方は如何に?そして驚きのどんでん返しが!
(特設サイトより引用)

<感想>
1920年頃が舞台の北京が舞台で、冒頭、字幕に袁世凱の時代がどーのこーのと書かれていたので、こりゃもしかして中国の歴史背景を理解してないと流れについていけない?!ヤバいぞ私!と危惧したけど全然大丈夫でした^^いやーホント良かった。ホッ 安心したけど、なんとな~く全体的に昔懐かしい映画の雰囲気が漂ってたかも。

なんだろう、一言でいうなら喜劇?それもすごいベタの。舞台上での大牛と張賢の争いはベタすぎて笑っちゃう(笑)。後半にいくにつれてドタバタしていき、誰と誰が組んでいるのかよくわからなくなくなりそうだったけど、楽しいのは楽しい。ラウ・チンワンは最初からギャグみたいな感じ?トニーは最初、二枚目っぽいけど、三角関係が増すにつれてどんどんお茶目になっていき、最後には三枚目になってたw第七夫人だけが真剣に演じてるように見えたのは気のせい?

その第七夫人を演じたジョウ・シュンさん。凛とした姿がかっこいい!年末に機内で観た『聽風者』でもトニーと共演していたけど、ここでもクールでかっこいい女性役。思うんだけど、彼女は現代モノではなく、時代モノの髪型や服がよく似合ってるような気がする。本作品ではジョウ・シュンさんのおちゃらけた姿もちと見たかったけど、やっぱり凛とした姿の方がお似合い♪

マジックはトニーが一生懸命練習して実際やってるのもあるらしいけど、こんなマジックありえねー!っていうCG大活躍のも。そんな中、第七夫人の前で見せた絵のマジックは、中国らしい絵で綺麗でうっとり。様々なマジックの中でトニーが色んな衣装を着てるのもまた楽し♪そういやトニーがラウ・チンワンに教える瞳の虜、私もやられた~(笑)。
ラウ・チンワンに仕えている(?)腹黒いけどどこか愉快な柳萬遙役のウー・ガン、どこかで見たことがあるとずっと気になってたんだけど思い出した。2年前に東京国際映画祭で観た『備えあれば(原題:不怕賊掂記)』の主役の人だ!雰囲気の全然違う役だったから思い出すのに時間かかっちゃった。

今作品を鑑賞して1ヵ月以上経っており、覚えているのはこれぐらい^^;でも時代云々は気にしなくていいし、何も深く考えず気楽に観れる娯楽作品だったと思います^^(あまり記憶に残る作品でもなかったりするのは、ただ単に私の記憶力が悪いせい?)
一番よく覚えているのはエンディングに流れた曲かも♪



余談:昔の香港映画でビルの改築や建築の時に竹の組み立てをしてるシーンをよく見ましたが(最近はあまり見ないような…)、今作品で、ラム・シューの店を改装する時の竹の組み立てが超スゴイ!めちゃかっこよかった!

「ビッグ・ブルー・レイク」 <第7回大阪アジアン映画祭2012>

『ビッグ・ブルー・レイク』  大藍湖  BIG BLUE LAKE

大藍湖

製作年:2011年
製作国:香港
監督:ツァン・ツイシャン(曾翠珊)
出演者:レイラ・トン(唐寧)、ローレンス・チョウ(周俊偉)、エイミー・チャム(覃恩美)、ジョーマン・ジャン

<簡単なあらすじ>
10年ぶりにイギリスから香港に帰郷した元女優のライイーは、母がアルツハイマーにかかり自分を認識できないことを知る。再会した同級生チャンと心を通わせていく一方、母の老人仲間から彼らの生きた証を聞き取ることになったライイーは、失われた母との絆を取り戻すために、ある試みを始めるのだが……。監督の故郷の村を舞台に、変わりゆく人間関係や変わってもなお豊かな自然を残す村の様子を映し出しながら、自分のアイデンティティを見つめ直す主人公を透明感あふれる映像で綴る。老人から高校生まで、村人の息遣いが静かに伝わる演出も秀逸。
(公式パンフレットより引用)

<感想>
10年ぶりに故郷に戻ってきたライイー。そこに待っていたのは認知症になった母親だった。正常な時もあれば、時々全て忘れることもある。劇団で女優をしていたライイーだったが、今は劇団を辞めて依頼があった時だけ単発的な仕事をすることに。

一方で中学生の時に同級生だったチャンとの再会。彼は現実に向き合わず、初恋の思い出に逃げていた。そんな彼の思い出の湖を一緒に探したり、10年に一度ある村の祭りで芝居をするため村の人々にインタビューするライイー。母親にもインタビューするのですが、映画のことを話す母親は生き生きとしていて笑顔が印象的。

自然に囲まれた風景が美しいです。上映前と上映後に監督の舞台挨拶があり、舞台となった村は監督ご自身の故郷だとおっしゃってました。また、予算がなくプロの役者は2人だけで、監督のご両親も出演されていたそうです。父親はライイーの父親役、母親は…何役だっけな?他の方のブログを拝見すると叔母役だそうです。

この物語は、帰郷について、メモリーについて描いているとのこと。メモリーとは記憶がどのように揺れ動き、消えていくのか。観終えてから監督からこのメモリーの話が出た時、母親の記憶だけでなく、ライイーのこの村に住んでいた時の記憶、チャンの初恋の記憶もそうなんだと。それぞれのメモリーが静かに伝わってきました。

あと音楽を茂野雅道さんが担当されてるのですが、河瀬直美監督の作品の予告編を見て、こんな感じにと依頼したそうです。ちなみに茂野雅道さんの奥様が観に来られているとかで監督はとても感謝されてました。

ラストに20年に一度の村の祭りが映し出され、決して派手ではないですが、素朴感の中に村の鼓動が聞こえてきそうな、そんな作品でした。

「高海抜の恋」 <第7回大阪アジアン映画祭2012>

『高海抜の恋』  高海抜之恋Ⅱ  ROMANCING IN THIN AIR

高海抜之恋Ⅱ

製作年:2012年
製作国:香港
監督・製作:ジョニー・トー(杜峰)
出演者:ルイス・クー(古天樂)、サミー・チェン(鄭秀文)、カオ・ユアンユアン(高圓圓)、ホァン・イー(黄奕)、ワン・バオチアン(王宝強)、ウィルフレッド・ラウ(劉浩龍)、ティエン・ニウ(恬妞)、リー・グアンジエ(李光潔)

<簡単なあらすじ>
香港の人気映画スター、マイケル(ルイス・クー)は人気女優との結婚を決めるが、結婚式の最中に花嫁に逃げられ、傷心のため公の場から姿を消してしまう。旅先の雲南省香格里拉(シャングリラ)でアルコール中毒になって倒れたマイケルは、民宿のオーナー、秀(サミー・チェン)に助けられ、やがて秀がマイケルのファンクラブの会員番号33番という古参ファンであることを知る。それ以来、ふたりの距離は少しずつ近づいていくが、秀は7年前に失踪したまま帰ってこない夫のことを諦めきれずにいた……。
(公式パンフレットより引用)

<感想>
原題は『高海抜之恋Ⅱ』。どうしてⅡがついているのかというと、劇中にも映画が挿入されていて、そちらがⅠという位置づけになってます。本作を観ようと決めた時、ⅡとあったからまずはⅠを観ておかないと!と作品を探しちゃったよ^^;

映画共演した女優と結婚を決め、賞をとった時にプロポーズ、めでたく結婚という時に自分より明らかに見劣りする男性に花嫁を連れ去られてしまう。テレビ中継中に起こり、スターのマイケルは哀れな男として誌面やテレビを賑わすことに。

そんな失意のどん底にいるマイケルが、7年前に樹海に入ったまま行方不明になった夫はまだ生きていると希望を持ち続けている秀と出会い、次第に惹かれ始め…といったアラフォーの2人。ですが、行方不明の夫の存在が大きいわけで…。この夫、恋にめちゃ不器用なんですがいい人なんだよなー。夫と一緒に過ごしていた時の秀は明るくて動きも生き生きとしてる。が、夫が行方不明になって以来の秀は、全く別人のよう。この対比がなんとも言えません。

ところで夫が7年前に樹海に入ったきり行方不明になってますが、翌日にでも警察なりどっかに連絡して樹海を捜索しなかったのかな?徹底的に大掛かりで捜索してたら…。秀自身もだた待つだけでなく、道に迷わない範囲で毎日樹海の入り口辺りを捜索してたら…。ってか一番不思議だったのは、あんなに空気が薄くて雪が降って夜寒い中の樹海で…これ以上書くともしかしたらネタバレ(?)になっちゃうかもしれないので書きませんが、映画とわかっていてもあり得ない状況にちとびっくり。

劇中での『高海抜之恋』ですが(現実とは違うこちらの結末にもびっくり)、あれを観て秀は救われたというか新たな出発が出来たみたいな感じですが、もし私が秀なら微妙かも。どちらかと言えば酷と思ってしまったのは私だけ?

ところどころ「フッ」と笑えるところが盛り込まれており、トータル的にバランスが取れてて面白かったです。が、私の周囲の席で頻繁に大笑いしている方がいて、私のツボに入る笑いどころのシーンが途中から自分自身よくわからなくなっちゃいました^^;場内でも結構笑っている人がいたけど、私が笑えたシーンはその半分にも満たなかったです。どうやら私はルイス・クー、あるいはトー監督の恋愛ものとは少し相性悪いのかも?『単身男女』もそうだったような記憶が。でもでも、『高海抜の恋』は面白かったです!

秀が女主人している樹海旅館で働いている女の子の1人(大美?小美?どっちだっけ?)、ひと昔前のアジア映画に出てきそうな典型的なオーバーアクションのおデブさんで、なんか懐かしさを覚えたキャラでした^^

上映前のエグゼクティブプロデューサーの舞台挨拶で、サミー・チェンの次作はアンディ・ラウとの共演でトー監督が撮ってるとのこと。なんかんだと書きましたが楽しみ♪

「友だち」 <第7回大阪アジアン映画祭2012>

『友だち』  朋友  FRIENDS

友だち

製作年:2011年
製作国:香港
監督:アダム・ウォン(黄修平)、サヴィル・チャン(陳心遙)

<簡単なあらすじ>
香港映画界期待の新鋭アダム・ウォンが、盟友サヴィル・チャンと共に東日本大震災の約1ヵ月半後に作り上げた短編。未曾有の困難に立ち向かう人々に寄り添い、助け、勇気づけたいという香港人たちの痛切な思いが、たった4分の上映時間に痛切ににじみ出る。震災直後にGACKTが広く世界に呼びかけた「SHOW YOUR HEART」プロジェクトに応える形で発表された感動作。
(公式パンフレットより引用)

<感想>
4分という短編なので、『父の子守歌』・『ビッグ・ブルー・レイク』・『高海抜の恋』とセットで3回上映されたみたいです。私は『ビッグ・ブルー・レイク』も『高海抜の恋』も観たので、『友だち』は2回観ることができました^^

震災後に関してのインタビュー形式になっており、日本にゆかりがある香港の方々、香港に住んでいる(かな?)日本の方がそれに答えています。震災後、世界で初めて4月に日本へのツアーを再開したのが香港だとは知りませんでした。

台湾が一早くチャリティーコンサート「相信希望 fight&smile」を開催し、多額の義援金が集まったのは有名ですが、香港でもチャリティーイベント「愛心無国界 311燭光晩会」を開催してくれてましたもんね。4分という短い短編の中に、日本へのメッセージがぎゅっと詰まってました。


作品とは全く関係ないですが、『高海抜の恋』とセットで上映された日、ちょうど特別企画「香港映画祭」(HONG KONG NIGHT)でゲストの方々が数名登壇し、本作の両監督も参加。その後、観客席で一般客と一緒に『友だち』と『高海抜の恋』を鑑賞。サヴィル・チャン監督、上映前の『高海抜の恋』のエグゼクティブ・プロデューサーの舞台挨拶中、さらには上映中も携帯画面(正確にはiPhone?)をイジってました…。

香港の映画館って上映中に携帯画面を見てもいいんだろうか?忙しい身なのはわかりますが上映中にちょこちょこ見るのはちょっと…。しかも光が漏れないように手で隠すことなく堂々と見てたのにはびっくり!白色系の画面ではなく暗い感じの画面だったのが幸い?私は監督の席から少し離れた上段でしたが目に付きました。それだけが少し残念!

「密告・者」

『密告・者』  綫人  THE STOOL PIGEON    

密告・者

製作年:2010年
製作国:香港
監督・原案:ダンテ・ラム(林超賢)
出演者:ニコラス・ツェー(謝霆鋒)、ニック・チョン(張家輝)、グイ・ルンメイ(桂綸鎂)、ミャオ・プー(苗圃)、リウ・カイチー(廖啟智)、ルー・イー(陸毅)、パトリック・キョン(姜皓文)

<簡単なあらすじ>
香港警察の刑事情報課ドン(張家輝)は、ある犯罪組織に密告者ジャバー(廖啟智)を送り込むが逮捕寸前で正体がばれ、大怪我を負い現実世界に戻れないほどトラウマが残ってしまう。1年後、ドンは昇進するが妻(苗圃)のこと、そしてジャバーのことで罪の意識を背負っていた。そんな中、台湾帰りの凶悪犯罪者バーバイ(陸毅)を逮捕するため、ドンは出所したばかりでお金を必要としているサイグァイ(謝霆鋒)を新たな密告者として使う。サイグァイはバーバイの仲間のタイピン(姜皓文)主催の違法レースに出場し、タイピン、バーバイ、バーバイの彼女ディー(桂綸鎂)らのグループの運転手として雇われることに成功。そこで得た情報をドンに伝え、警察は彼らの行動を知ることになる。ドンは二度と密告者を危険な目に合わしたくなかったが…

<感想>
密告者とは、警察に潜入して捜査のようなことするいわゆるスパイ、使い捨てのような"警察のイヌ"のようなこと。密告者になってしまうと後戻りはできない。待ち受けているのは壮絶な結末。サイグァイはただ親の借金のカタにヤクザに娼婦として働かされている妹を助けたいだけ。そのためお金が必要なだけ。なので犯罪グループにはそれほど深入りせず、ドンに言われた通り情報を流すだけ。だが危険な道へ一歩一歩と近づいていっており…。

一方、ドンは警察内で新人に密告者を「友人のように接するように。だが友人ではない」と教えている。ドンは1人の密告者を瀕死の状態を負わせ精神を病ませてしまったことで、密告者に対し慎重になっている。密告者にも命がある。だがサイグァイを危険な目に遭わせたくないと願いつつも、上司からは密告者にとって酷な指示を受ける。さらにドンは私生活でも思い悩むことが。こちらも自分が原因で悲しい背景に。

ドン夫妻の話は切ない。2つのことで心に傷を持ち葛藤し続ける毎日。その苦悩さを張家輝が好演。謝霆鋒も良かったですが、私は張家輝の演技が一番印象的で残りました。彼の姿を見てると心情的なものが痛いほど伝わってくるほど。

いつもは落ち着いて静かな役が多いルンメイちゃん。今作品では少し化粧濃い目のメイクで、タバコを吸うわお酒は浴びるほど飲むわいつのもナチュラルな感じではないですが、下品に見えないのがルンメイちゃんのいいところ?大声で叫ぶバイオレンスなルンメイちゃんを初めて見たので、これはこれで大収穫。

密告・者2

ドンの妻役の苗圃さんは吹き替えでしたが(多分)、ルンメイちゃんは台湾からある事情で香港に来たという設定だったので広東語の吹き替えになってなくてよかった。よく考えたらサイグァイの運命を位置づけてしまった1人でもあるんだよなー。ルンメイちゃんにも悲しい背景があり、いろんな事情ってもんがあるんです。もしあの時、ルンメイちゃんがあんな行動に出なかったらどうなってただろう。サイグァイの運命はきっと変わらないんだろうな…。香港ノワールの世界で密告者の運命はこういう結末になることが多いですもん…。

カーチェイスや逃亡シーンなどはスピーディーで画面釘付けになり、ドンの私生活ではしんみり。そしてラストは緊張感たっぷり。気になったこと一つ。大きな蜂の巣の意味はなんだったんだろう。何かしら意味があるんだよね?気になる~。香港クライム・ヴァイオレンスということで結末は想像できてしまっても、最後の最後まで固唾を呑んで観ました。個人的に好きなタイプの作品でした♪

パンフによると、次回作は世界各国でロケしたアクション大作『逆戰』を控えている監督。なんと周杰倫と謝霆鋒が初共演らしい!来年の旧正月映画として上映予定だとか。日本公開になったら絶対観に行きます!いや、オリジナルDVD買います!楽しみだなー☆

「アクシデント」

『アクシデント』  意外  ACCIDENT 

Accident

製作年:2009年
製作国:香港
監督:ソイ・チェン(鄭保瑞)
製作:ジョニー・トー(杜峰)
出演者:ルイス・クー(古天樂)、リッチー・レン(任賢齊)、ラム・シュー(林雪)、ミシェル・イエ(葉璇)、フォン・ツイファン(馮淬帆)

<簡単なあらすじ>
狭い路地で女が乗った車がパンクし渋滞になろうとしていた。すぐ後ろの男が運転する車は迂回し別の道へ行く。だがビルの垂れ幕が男が運転する車にかぶさり、それを取り払おうとしたところビルの上階からガラスが落ちてき亡くなってしまう。警察は事故として処理するが、実は"偶然"ではなく、殺し屋たち:リーダーのホー、太っちょ、女、おやじの4人による事故を装った計画殺人だった。その後、質屋の息子ウォンから依頼された仕事を綿密に計画を立て完璧に遂行したはずだったが、予期せぬ"偶然"で仲間の1人を失う結果に。その夜、ホーが帰宅すると空き巣に入られていた。誰も信じられず疑心暗鬼になったホーは仲間と距離を置き、ウォンの後をつけ彼が頻繁に会っている保険会社のフォンの身辺を1人で調べるようになる。そしていくつもの"偶然"によりホーはフォンへの疑惑を高めていく中、真実に気づく。だがすでにホーが仕掛けた"偶然"は動き始めていた。

<感想>
パンフに「トリッキーかつスタイリッシュな、眩惑的サスペンス・ノワール誕生!」と。なんかカタカナが多くてよくわからないですが言われてみればそんなような気がしますww

"偶然"を装った殺人なだけに計画はめちゃ慎重。何度も予行練習押し本番に備える4人。あくまでも"偶然"に起こった事故でなければならない。綿密に計画されてるとはいえ、予定通り計画が進むほうが奇跡的。ほんの些細なことでも予期せぬことが起こったら全てがパー。

一つのミスが命取りになる"偶然"に見せかけた殺人。ホーはリーダーだけあって仕事は完璧。犯行があるかもしれない日は電車に乗るにもバスに乗るにも最善の注意を払っている。でもドアに葉っぱを挟むなのは目立ちすぎだよーw仲間の死、空き巣とただの"偶然"とは思えない状況になり、自分たちと同じように"偶然"を装った事故で殺人をする殺し屋がいると確信。今まで以上に周囲を信じられなくなったホー。今まで以上にというのは、みなと仕事している普段から仲間を信じていない行動がちらほら…。

この4人は殺人グループという設定のようですが、ボスはいるのかいないのか?何度も一緒に仕事をしてるみたいですが、なぜこの4人が知り合い殺し屋という仕事をしているのかという説明は一斉ありません。信頼関係も微妙な感じ?ホーの奥さんについても説明が少なすぎて、ホーがどこまで奥さんを想っていたのかイマイチよくわからなかったかも。。でも誰も信じられなくなるというホーの疑心暗鬼な心理状態はわかりやすかった!
なんだかんだと異様なほど用心深いホーなのに、部屋を簡単に家主さんに見られたり、安易に部屋を飛び出したりし、しっかりしてんだかしっかりしてんないんだか。。これも心理状態の一つ?

私はホーの推測が正しいんだと何も疑わずに観てました。フォンは怪しい。ホーはどうやって真相を突き止めるのだろうと。なので真実がわかった時は素直に驚いた!そっかー、なるほど。でもよく考えたらこの結末も実は他の誰かに仕組まれた"偶然"とか?!いろいろと想像は膨らみますな。
全く予想もしなかったのがホーがフォンたちに仕掛けた"偶然"と同時間に起こる自然現象。こんな"偶然"ってある?wwってかあるんだよねー、映画の中ですもん☆

全体的にはラストがちと急ぎすぎた感があったものの、ドキドキしながら観れた面白い作品でした。観終えるとタイトル通りの内容だと納得。2009年の作品とのことですが、林雪がなんかいつもより太っているような気がしたのは気のせい??

「イザベラ」 <パン・ホーチョン、お前は誰だ!?> 

『イザベラ』  伊莎貝拉  ISABELLA

伊莎貝拉

製作年:2006年
製作国:香港
監督:パン・ホーチョン(彭浩翔)
出演者:チャップマン・トー(杜汶澤)、イザベラ・リョン(梁洛施)、デレク・ツァン(曾國祥)、焯、ジャー・シャオチェン(賈暁晨)、アンソニー・ウォン(黄秋生)、ショーン・ユー(余文樂)、ジョシー・ホー(何超儀)、ジム・チム(瑞文)

<簡単なあらすじ>
1999年、中国返還前のポルトガル領マカオ。密輸に関わっていたとして停職処分中の刑事マー・ジャンセンはすさんだ生活を送っており、毎晩飲み歩きそこで知り合ったチョン・ビッヤンを連れて帰り一夜を共にする。後日、彼女は自分はマー・ジャンセンが10代の時に付き合っていた女性との間に生まれた子供だと告げる。アパートを追い出されたチョン・ビッヤンはマー・ジャンセンの家で共同生活を始め、2人は行方不明になった彼女の愛犬を捜すことになった。2人の生活も慣れて来た頃、マー・ジャンセンはある決意をする。

<感想>
パン・ホーチョン監督第8作目『ドリーム・ホーム』の公開を記念して、1999年~2011年までの監督の劇場未公開作を「パン・ホーチョン、お前は誰だ!?」でコメディ、ラブストーリー、サスペンス、ホラー等々多様なジャンルから5作品を公開。そのうちの1つで監督5作目作品。

パンフにある監督のコメントには「男の30歳を過ぎると、ある日、バーで出会った女のコから「あなたの娘よ」と言われるんじゃないか、というようなことを考えたりする。そんなこと私は決してないが、この発想からこの作品を撮ってみました。」と書かれてました。確かに30代半ば過ぎぐらいになると目の前に10代後半の女の子が現れても不思議じゃない。けど男性はそんなこと考えるようになるの~??

随時マカオの警察官が逮捕されたというテロップが流れ、中国返還前に汚職や不正の一掃があったようで、マー・ジャンセンもそのうちの1人。
一緒に生活をし始め最初はぎごちなかった2人。同級生(曾國祥!『AV』とは正反対の役でびつくり!)の前では大人ぶった態度を取ってますが、それでも言うことやることは10代の女の子。意地っ張りで勝ち気だけどどこか健気。そんな彼女をマー・ジャンセンは複雑な思いで接していきます。次第に2人の心情が変化していくのですがその過程の描き方が上手。今まで観たパン監督作品とは一味違う。一味違うと言えば杜汶澤も今までとは違うぞ?こういう役もできるんだ~。

梁洛施を見たのは台湾映画『刺青』以来。この時は落ち着いた綺麗な女性という感じでしたが、今作品は全く雰囲気が違う。『刺青』は2007年製作だから当時19歳、本作品は当時18歳。え~!1歳違うだけでこうも雰囲気変わるの~?!オドロキ。。18歳の彼女は細くて手足が長く、脆く見えて芯はしっかりしているけど孤独感がぬぐえない、可愛い・キレイとはまた違った美しさを持っていて何よりも存在感がすんごい。調べてみたら15歳の時に『the EYE』シリーズの3作目にも出演してた!全く覚えてないや。。
彼女が大声で歌うシーンは可愛くて好き(アニタ・ムイの歌らしい)。それまでクールな雰囲気だったのがアルコールを飲んでいることもあり最高のはじけっぷり。

父親と思っている男性と一夜を共にするというのはかなり衝撃。でも今思えば、もしかして本当は彼女、心の奥では真実を知っていたんじゃなかろーか。(←そうあって欲しいという私の願望も込み) 最初、彼女が何を求めているのかわからなかったのですが、一緒に生活していくうちに父親のような恋人のような?どう判断したらいいのやら…。とにかくお互いに大事な存在へ。

全体的の雰囲気も好きだし、主役2人の演技も良かったデス。公開された<パン・ホーチョン、お前は誰だ!?>5作品のうち最後に観たのですが、1番シリアスでした。パン監督って下ネタからホラー、シリアスまで何でもできちゃうのね。今後の作品も楽しみにしてまーす☆

「ビヨンド・アワ・ケン」 <パン・ホーチョン、お前は誰だ!?> 

『ビヨンド・アワ・ケン』  公主復仇記  BEYOND OUR KEN 

公主復仇記   

製作年:2004年
製作国:香港
監督:パン・ホーチョン(彭浩翔)
出演者:ジリアン・チョン(鍾欣桐)、タオ・ホン(陶紅)、ダニエル・ウー(呉彦祖)、ジム・チム(瑞文)、ジミー・ウォン(黄家諾)

<簡単なあらすじ>
ランと消防員のケンは何事もなく平穏に付き合っていた。そんなある日、カラオケBOXで働くランのもとにケンの元彼女だと言うジンが1人やってくる。付き合っていた時にベッドで撮ったプライベート写真をネットに公開され、現彼女であるランにケンのパソコンに残っている他の写真を削除して欲しいと言う。ランは実際に公開されたHPを見て戸惑いながらも手伝うことに。しかもケンはB型肝炎だとも言われる。その後、2人は写真を削除するため計画を立て、それを実行しようとするが…。

<感想>
パン・ホーチョン監督第8作目『ドリーム・ホーム』の公開を記念して、1999年~2011年までの監督の劇場未公開作を「パン・ホーチョン、お前は誰だ!?」でコメディ、ラブストーリー、サスペンス、ホラー等々多様なジャンルから5作品を公開。そのうちの1つで監督3作目作品。

ケンがネットに写真を公開したことでジンは教師の仕事を辞めることになり、喪失感からか部屋の中も散らかり放題(ただのズボラだったりしてw)。ランはいきなりやってきた元彼女に戸惑いながらもジンのために手伝い、その過程で自身もケンに対して不信感が芽生え始め…。2人は一緒にケンの家に忍び込む計画を立てたり、ケンがどうしてこんなことをするようになったのか話し合ったり、お互い過去に付き合っていた男性の話をしたり、元彼女と現彼女のどことなく奇妙な友情が生まれてきます。

女性VSケンという構図で、ケンに復讐して女性はすっきり!と思いきや意外な展開へ。ここまで簡単なストーリーだったのに、ラストの展開でそれまでの出来事の順序を思い返すのに私の頭の中はフル回転(笑)。観終えると結構ストーリー中に伏線あったかも。。

基本的に笑える内容の作品ではないのですが、ランの元彼の話は前後のストーリーに比べ濃くて笑える~。この意味不明な笑いがパン監督っぽい(←良い意味で)。ここに笑いのエッセンスを濃縮した感じでした。

もうちょっと呉彦祖がしつこく絡んでくるのかと思ってたのですがちょいあっさりめ。今作品のメインは鍾欣桐と陶紅の2人で、女性のしたたかさ、してやったり感が残ります。陶紅さんは初めて見たのですが、片平なぎささんと南果歩さんを足して2で割ったような感じ。ちなみに今作品での鍾欣桐は、なんとなく深津絵里を超可愛くした雰囲気に感じました。鍾欣桐と言えば、確かこの作品の数年後に同じような内容の被害に遭うんですよね。うーん、皮肉だ。

一つ気になったこと。ランがラーメンを食べてる時にラー油頼んだのにタバスコが出てきたような?タバスコの容器をリサイクルに使っていて中身はラー油だとか?でもランは何も言わなかったから私の気のせいかも^^;

「AV」 <パン・ホーチョン、お前は誰だ!?> 

『AV』  AV女郎

AV

製作年:2005年
製作国:香港
監督&脚本:パン・ホーチョン(彭浩翔)
出演者:ローレンス・チョウ(周俊偉)、ウォン・ヤウナム(黄又南)、デレク・ツァン(曾國祥)、チョイ・ティンヤウ(徐天佑)、チャウ・チャンファイ(周振輝)、天宮まなみ、ジム・チム(瑞文)、エリック・コット(葛民輝)、チョン・ダッミン(張達明)、ホイ・シウホン(許紹雄)、錢嘉樂

<簡単なあらすじ>
ある日、映画学科に在籍しているガーロッは卒業制作で映画を作る際に、スカウトした女子学生とラブシーンを撮ったことで大学を退学になった。卒業を控えた仲間の周俊偉(役名忘れました^^:)、ガウポウ(曾國祥)、ジェイソン(黄又南)、フェイ(周振輝)はそれをヒントに、映画製作をすると称し出演女優として日本からAV女優である天宮まなみを呼ぼうとする。彼女と映画の中でラブシーンが出来ると信じ、彼らは資金を集めるため学生企業プランに応募したりニセ制作会社を作ったり奮闘。そしてマネージャーと共に香港にやってきた天宮まなみを迎え映画を撮り始めるが…。

<感想>
パン・ホーチョン監督第8作目『ドリーム・ホーム』の公開を記念して、1999年~2011年までの監督の劇場未公開作を「パン・ホーチョン、お前は誰だ!?」でコメディ、ラブストーリー、サスペンス、ホラー等々多様なジャンルから5作品を公開。そのうちの1つで監督4作目作品。

パンフの監督コメントに、「『ユー・シュート~』に日本人のAV女優というキャラクターが出てきますが、その役には本当のAV女優をしたかったんです。時間の問題から、それが実現しなかったことが長年心残りになっていて、そんな想いから始まった作品です(笑)。」と。前から思ってましたがやっぱりパン監督って面白いw
そしてまたまた劇中に大物監督の名前が登場。ほんとパン監督って作品内で大物さんの名前を出すの好きね~。

就職活動もうまくいかず、彼女がいても手を握るだけの仲だったりとありきたりの平凡な毎日。そこで友人の退学理由を参考に野郎たちが立ち上がるわけで。AV女優にギャラを払うために学生企業プランに応募したり、天宮まなみサイドに信用してもらうためニセ会社を作ったりと悪戦苦闘。日本のAV女優をどうしても呼びたい(願わくばあんなことやこんなことをしてもらいたい)!という想いは周俊偉の感動的な話を交ぜながらの男子学生を前にした演説でよ~くわかりましたよっ。

周俊偉と曾國祥のカフェでの女性の気を引く演技も笑える~。どうしてこんなくだらないこと思いつくんだろう??パン監督ならではだな~。←めちゃ褒めてます。AVの販売(?)をしている叔父さんの語りもどこか面白い。なぜか途中からラップ調になってるし(笑)。

天宮まなみさんを今回初めて知りましたが、藤原紀香さんと夏川結衣さんを足して2で割ったような感じ?演技はかなり大根だったけど(スミマセン)、女優さんではなく本人役だからしょーがないっすよね、うん。なんとなーく男性客が多かったような気がするのは監督ファンじゃなく天宮まなみさんのファンだったのかな?
そしてつい最近も『イップ・マン 序章』でお目にかかった黄又南くん、やっぱり可愛いかも…☆ちょっと前までは金城武似?と思ってたんですが、今作品では黒田勇樹、あるいはEE JUMPの頃の後藤祐樹(ゴマキの弟)に似てるなーなんて。

ジェイソン役の黄又南くんが天宮まなみさんの通訳で日本語を話すのですが、彼の話す日本語は個人的に好感度ありました(かなり贔屓目あり^^;)。上手くもなく下手でもなくちゃんと聞き取れ、完璧ではなくムリせず、助詞を省いて話すこの位がちょうどいい感じ。

面白い作品ではあったけど、正直、観終えると何が言いたかったのか完全には理解できず…。AV女優のしたたかさを知った、社会のルールを知った、自分の価値を知った…とか?いや、それほど深い意味はなくただ単に監督が天宮まなみさんに会いたかっただけだったりして(笑)。笑いのツボはしっかりあるのでトータル的には面白かったです^^

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