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「ONE PIECE FILM Z」

『ONE PIECE FILM Z』

ONE PIECE FILM Z

製作年:2012年
製作国:日本
監督:長峯達也
脚本:鈴木おさむ
原作・総合プロデューサー:尾田栄一郎

<簡単なあらすじ>
マリンフォード頂上戦争から2年、新海軍本部を震撼させる事件が起こる。空気に触れただけで大爆発を起こす海軍の切り札「ダイナ岩」を、保管庫から"NEO海軍"を名乗るゼットに盗み出された。一方、魚人島を去り新たな海へと乗り出したルフィたちは、海上の遭難者を救出したことで事態は一転。遭難者はダイナ岩の爆発で飛ばされたゼットだった。海賊を憎む過去を持つゼットは、ルフィらが海賊と知ると右腕の武器で攻撃してくる。その時、ゼットを探して"NEO海軍"の旗艦ホワイトタイガーが接近。部下のアインとビンズは悪魔の実の能力者で、アインのモドモドの能力によりナミ、チョッパー、ロビン、ブルックは12歳若くなってしまう。攻撃を受けたサニー号修理のため麦わら一味はドッグ島へ。そして情報収集や服調達のため隣の島のセカン島に入った一味。温泉でくつろぐルフィたちの前に、元海軍大将である青雉が現れる。青雉からゼットの狙いは3つの島のエンドポイントで、憎き海軍を海ごと抹殺しようとしてる事を聞かされる。既に2つのエンドポイントは破壊され、残すはあと1つ…。麦わら帽子をゼットに奪われたルフィは、それを取り返すために最後の島であるピリオ島、決戦の場へと向かう。

<感想>
前からONE PIECEが好きだった訳ではなく、昨年、知り合いに借りて数ヵ月かけやっと67巻まで読んだばかり。なのでONE PIECEは超初心者。手元にマンガがないので登場人物やプチ情報(?)も実はあまり覚えてなかったり。。それでもマンガを読んで面白かったので、公開されてすぐ観に行ってきました!既に内容を忘れかけてますが、これ以上延ばすと感想書くことさえ忘れてしまいそうなので、頑張って思い出しながら書きます!

かっちょいい映像、シブい歌声、マンガしか読んだことがない初心者の私はONE PIECEとはこういう雰囲気の映像だったのか!と。公開前にテレビで放送されていた過去の作品は見ましたが、映画館で観るのはこれが始めて。麦わら一味、青雉、黄猿、ガープは理解出来ても、その他の人物がイマイチ思い出せない…。そんな状況で観たにも関わらず面白く観れました^^アニメはジブリ以外殆ど鑑賞したことがなく、最新アニメはこんなにも映像がスゴイのか~と決闘シーンは感動。スピード感あった!マンガの決闘シーンは画が細かすぎてよくわからないこと多々あったので^^;

一度しかマンガを読んでないので内容的にわからない箇所もあったのですが、全体的にかっこよかったです^^信念を持ってる男たちが戦う姿はかっこいい。ゼットの声優さん、大塚芳忠さんの声が特にかっこよかった~。観終わったにパンフを見て、ビンズ役が香川照之さんだと知りびっくり。全然わからなかったしビンズそのものって感じで違和感なかったデス。そういや最近、観る作品によく香川さんが出てるような気がする。九代目を襲名されてからますます輝いてますねー。アイン役の篠原涼子さんは、公開前からテレビで声優として出演すると知っていたので、アインではなくどうしても篠原涼子さんって感じでした。先入観ってこわい…。篠原さんの声と知らずに観たかったなー。個人的に麦わら一味の活躍、あるいはシャンクスの活躍を期待してたのですが、これは次回の楽しみにとっておきます!

映画館で入場の時に"海賊の宝袋"というのをもらいました。コミック「ONE PIECE 第千巻」をはじめ、いろいろと入っていて楽しい宝袋☆普段、映画館でグッズを買わないのですが、今回はステッカーとクリアファイルも購入しちゃいました~(*'∀`*) 現在大阪で開催している「ONE PIECE展」も行きたいな。

P.S 遅くなりましたが明けましておめでとうございます☆今年もよろしくお願いいたしますm(_ _)m

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「任侠ヘルパー」

『任侠ヘルパー』

任侠ヘルパー

製作年:2012年
製作国:日本
監督:西谷弘
出演者:草彅剛、安田成美、夏帆、風間俊介、リリィ、品川徹、草村礼子、黒木メイサ(友情出演)、堺正章(特別出演)、杉本哲太、宇崎竜童、香川照之

<簡単なあらすじ>
指定暴力団「集会」を脱退し堅気となった翼彦一(草彅剛)は、コンビニ店員として暮らしていた。ある日、コンビニ強盗に入った老人(堺正章)に金を渡し逃がしたことから刑務所に送られてしまう。獄中でその老人・蔦井と再会し、コンビニ強盗の時の礼にと、困ったことがあれば自分がかつていた「極鵬会」を訪ねればいいと言われる。出所した彦一は、子分にして欲しいと外で待っていたコンビニで一緒に働いていた成次(風間俊介)を伴い、蔦井のつてを頼りに大海市の極鵬会を訪れる。そこは市議会議員の八代(香川照之)が「観光福祉都市宣言プロジェクト」を提唱し、介護施設の誘致に積極的に乗り出そうとしている街だった。彦一は極鵬会組長・朝比奈(宇崎竜童)からシノギをもらうが、それは老人相手の闇金と、その闇金で破産した老人たちを「うみねこの家」という最悪の環境化にある老人介護施設に入れ、生活保護や年金をせしめることだった。淡々とシノギをこなしていた彦一だったが、老人を食い物にすることに次第に苛立ちが募るように。さらに蔦井の娘・葉子(安田成美)の母親が設備完璧の施設に入ったら病状が悪化したことをきっかけに、彦一は「うみねこの家」を建て直すことを決意する。だが貧困ビジネスを目の敵にする八代に妨害されたり、余計なことをするなと極鵬会が立ちはだかる。そして、それぞれの思惑を抱えながら「観光福祉都市宣言プロジェクト」の入札の日を迎えることに。彦一は自分の任侠道を貫き、老人たちの生活を守ることができるのか?

<感想>
予告編を見て面白そうだなと思い公開直後すぐ観に行ってきました!ドラマは全く見ていなかったのでちと不安はあったのですが、十分楽しめました^^流れ的にはテレビドラマ、スペシャルに続くその後の翼彦一って感じなのかな?

任侠道――弱きを助け強きを挫く。命を捨ててでも義理人情を貫く。俺はそんな、ホンモンの極道になりたかった――。世話になった組を離れて、一度はカタギになろうと決心はしてみたが……どこに行っても背中の彫りモンが邪魔をしやがる。生まれついてのチンピラが……世間様に交じって生きていこうなんて考えたことが、そもそもの間違いだったらしい。上等だよ……だったら意地でも日陰を歩いてってやるよ。……ホンモンに、なってやるよ。

↑パンフに書かれていた文句ですが、なるほど、これが根底にあるんですね!あと、派手なアクションや決めゼリフで主人公の強さを誇示するのではなく、地味で何気ない所作やセリフで人の真の強さを表現する真摯な演出が人物造形に奥行きを与え、独特のヒーロー像を築き上げてると書かれてました。確かに銃撃戦とかナイフ等の武器を使ったハデなアクションはなく、どことなく陰がある、なんて言えばいいんだろう、寡黙…いや違うな、どう表現したらいいのか難しい…。どこか不器用なところがありつつ、身体を張って生きてる。口は悪いが垣間見る何気ない優しさを持つ男気ある男性って感じでしょーか。

草彅くんは全然ファンでなかったのですが、今作品を観て好きになりました^^バラエティや優しい男性役のイメージが強かったのですが、びっくりするほど"翼彦一"が似合ってた!かっこいいってもんじゃない。それ以上。冒頭から草彅くんに魅了されてしまいました!表情や目の演技がすごい。こんなに極道役が合ってるとは思いもしなかった。黒いスーツとサングラス姿でプロジェクト入札会場に乗り込むシーンなんてかっこよすぎて椅子からずり落ちそうになるぐらい。←なんじゃそれ(笑) とにかくシビれた。安田成美さん、夏帆さん、風間俊介さん、香川照之さん、極鵬会の面々も良かった。ただ堺正章さんだけはバラエティ番組の印象が強すぎてマチャアキにしか見えなかった^^;

任侠ヘルパー2

高齢化社会がテーマになっており、認知症、自宅での介護の大変さ、ヘルパー依頼、老人虐待、そして施設不足、施設内での扱いなど、今後ますます増加し、深刻化するであろう問題を盛り込んでます。それを利用した貧困ビジネス。さらに寂れた町の立て直し。うみねこの家の例は多少誇張してるかもしれませんが、安田成美さん演じる葉子の家庭、施設内でのことは他人事じゃない。誰もが歳を取りこのような状況になりうる。葉子の立場、いずれ葉子の母親の立場として。こんな難しい問題と極道とを結び付けるなんてよく考えたもんです。どうしてドラマしてる時に見ようと思わなかったんだろう。ってか今映画を知ってからドラマがあったことを知ったんだけど^^;

難しい問題はよくわかりませんが、最初から最後までスクリーンに見入ってしまいました。任侠ものではあるけれども、ばたばた人が殺される殺戮なシーンがあるわけではなく、こんな状況下だと絶対絶対助からないだろうってシーンで都合よく2人が駆けつけるなど、どこか観客に対して優しくまとめたような感じ。おばあさん1人が歩いているだけのエンドロールがまた印象的。今後の日本を象徴するかのような映像で、ここに日本の未来が集約されてるような気がする。

これって続編というか、同シリーズが続きそうな予感。刑務所に入ってまたどこかで働いてるって感じで。ホンモンになるまで続きそう。そうなったら絶対観ます!ドラマ版もDVD借りてこようかな~。どんな過程があって今の彦一になったのかが知りたくなりました。なにはともあれ、ストーリー展開云々より、草彅くんの翼彦一に釘付けになった作品でした。面白かったです^^

「悪の教典 -序章-」

『悪の教典 -序章-』

悪の教典序章

製作年:2012年
製作国:日本
監督:野本史生
監修:三池崇史
原作:貴志祐介
出演者:伊藤英明、中越典子、若松了、高杉亘、高岡早紀、吹越満

<簡単なあらすじ>
蓮実聖司(伊藤英明)は、アメリカの投資銀行で成功を掴みながら、「やりがいのある仕事を見つけた」と突如帰国。私立高校の英語教師となった現在は、生徒たちから「ハスミン」と慕われ、校長や同僚からも絶大な信頼を得ていた。新任スクールカウンセラーの聡子(中越典子)も、明るく聡明な蓮実にシンパシーを感じる一人。しかし、穏やかに見えていた学園内で、にわかに不穏な出来事が起こり始める。聡子のカウンセリングルームが「死ね」のメッセージと共に荒らされたのをはじめ、生徒の一人が体育教師の体罰で負傷。物理教師の釣井(吹越満)は、執拗に蓮実の周囲を嗅ぎ回っていた。一方、蓮実は聖者の仮面の裏で、人知れず凶悪な牙を研ぎ澄ませていた。
(公式HPより引用)

<感想>
BeeTVで放送された映画『悪の教典』と対をなすオリジナルドラマで4話から構成。この4話が収録されたDVDをレンタルしてきました。日常の崩壊を描く映画版に対し、こちらは日常に潜む見えざる悪意。映画ではすでに生徒や先生から絶大な人気を誇っている蓮実先生ことハスミン。そのハスミンがいかに悪の本性を隠し、生徒や先生たちに取り入り、教師の鑑のような存在になっていったのか、その謀略が描かれてます。

序章では、ハスミンがいかに周囲から絶大な信頼を得ていっているか、そしてその仮面の裏に潜む本性を描いているので、映画のような殺戮シーンは殆どなし。ところどころに軽いホラーちっく要素があるぐらいか(赤いマネキュアの手とか)。もともと女生徒に人気のあったハスミンが親衛隊まで出来てしまう過程とか、その親衛隊をどのように操ってるか。また、釣井先生の家庭環境や、校長との関係も明らかに。

スクールカウンセラーの水落先生や、保健室の田浦先生も登場!水落先生はすっかりハスミンの魅力に取りつかれた感じになってるけど、原作ではそこまでじゃなかったような?ハスミンに少し興味があるのかな?ぐらいだったような気がする。原作読んでから時間が経つのであまり覚えてないけど^^;田浦先生=高岡早紀さんはハマり役!生徒との情事は結局描かれてなかったなぁ。

ハスミンの魅力に惹かれ始めた水落先生と、罪滅ぼしからか妻と似ている水落先生にハスミンは危険だと何度も強引に言う釣井先生。この2人、"知りすぎた女と男"が主となりハスミンの謀略を浮き彫りに。知りすぎちゃダメなのに…(><。)。ハスミンは確かに生徒ウケはするし、校長や先生たちにも信頼を得ている。学校へ溶け込むのがうまい。良い先生というレッテルをもらうのがうまい。全てに取り入るのがうまい。でも彼の本性を暴こうとするとえらいことに…(><。)。。。

私は原作を読んで、映画を観て、この序章を見たのですが、出来るなら原作を読んで映画を観るか、あるいは映画と序章を合わせて観た方が、内容がよりわかりやすいような気がします。多分だけど…

「悪の教典」 

『悪の教典』

悪の教典

製作年:2012年
製作国:日本
監督:三池崇史
原作:貴志祐介
出演者:伊藤英明、二階堂ふみ、染谷将太、林遣都、浅香航大、水野絵梨奈、KENTA、山田孝之、平岳大、吹越満

<簡単なあらすじ>
蓮実聖司(伊藤英明)は、生徒から"ハスミン"という愛称で呼ばれ、絶大な人気を誇る高校教師。学校やPTAの評価も高く、いわば「教師の鑑」とも呼べる存在だったが、それはすべて仮面に過ぎなかった。彼は他人への共感能力をまったく持ち合わせていない、生まれながらのサイコパス(反社会性人格障害)だったのだ。蓮実は自らの目的のためには、それが最善の策であれば、たとえ殺人でも厭わない。学校が抱える様々なトラブルや、自分の目的の妨げになる障害を取り除くために、いとも簡単に人を殺していく。やがていつしか周囲の人間を自由に操り、学校中を支配しつつあった。だが、すべてが順調に進んでいた矢先、小さなほころびから自らの失敗が露呈してしまう。それを隠蔽するために考えた蓮実の解決策。それは、クラスの生徒全員を惨殺することだった…。
(公式HPより引用)

<感想>
昨年夏に原作上巻、今年入って下巻を読み、映画化されるということで楽しみにしてました!本の感想はこちら()。原作だけでもかなりバイオレンスな内容で、主人公ハスミンを伊藤英明さんがどう演じるんだろうかとこちらも楽しみに。あの原作を映像にするとこんなことになるのかと、最後までスクリーンに見入ってしまいました。

いやいや、伊藤英明さんのハスミンは想像以上にイケてた。頻繁に見せてくれるあの肉体美もかなりイケてた。そして"クラス全員皆殺し"というキャッチフレーズ通りの殺戮シーン!某アイドルが「私はこの映画が嫌いです。」と途中退場したのもわかるような気がする。バイオレンスが嫌いな方や大量殺人シーンが苦手な方は観ない方がいいかも。バイオレンスとして観るならいいけど、内容や背景を重視するなら原作を読んでから観た方がいいかも。さらに、何を伝えたいのか…なんてのも深く考えずに観た方がいいかも。

上下巻からなる原作を2時間ちょいでまとめるのって難しい(>_<。)ハスミンがどんな人物でどんなことを考えているのか映画では心理描写が少なく、ただ生徒を殺すだけの残虐映画になってるような気がする。なぜクラス全員殺さなければならないのかも原作読んでいないとわかりづらい。ハスミンの過去は、釣井先生が生徒に対し簡単に説明してくれてるけど、ちと簡単すぎのような。過去に殺すことに躊躇したことがあるとか、アメリカ時代の詳細もよくわからない。←アメリカ時代はところどころ挿入されてるけど、原作読んでない方はあれだけでわかるのかなー?釣井先生の人物像や家庭も把握しにくいような気がする。

"毒をもって毒を制す"的な感じに見えますがそうでなかったり。自分にとって都合の悪い人物は何の躊躇もなく消していく、しかも善悪の概念は全くなく、ハスミンは人の命を奪うことが悪いことだとは全く思っていない。サイコパスぶりは冒頭から発揮。原作の感想でも書きましたが、私がこの学校の生徒だったらハスミンの正体は絶対に気付かないだろうな。ハスミンの英語の授業は楽しそうだし爽やかで生徒のことをちゃんと考えてくれてる。なんて思っててると真っ先に殺されそう(><。)。

登場人物さんたちを見て思ったこと。二階堂ふみさんと染谷将太さん、そして吹越満さん、『ヒミズ』を思い出しちゃった。さらに山田孝之さん、平岳大さんは最近観た『のぼうの城』に出てたのであっ!って。一番印象的な脇役さんは、『踊る大捜査線』に出てた王さん(滝藤賢一さん)が生徒の父親役に!王さんの印象が強かったので、めっちゃ流暢な日本語喋ってる!って感動した(笑)。あとパンフ見て知ったのですが、生徒役にはダルビッシュ選手の弟さんや、元プロ野球選手の工藤さんの息子さんや、トシちゃんの娘さんが出てるようです。ダルビッシュ選手の弟さんであるKENTAさんは単独登場シーンが多かったのでわかりましたが、あとの2人はどのシーンに登場してたのかわからなかった~。残念!

総合的に割愛されてるシーンが多いなと思ったのですが、どうやら『悪の教典-序章-』というDVDがあるみたい。なので早速借りてきちゃいました~。この後鑑賞する予定です♪ハスミンの詳細やアメリカ時代、釣井先生の詳細、映画では省略された先生や生徒との関係なども描かれてるのかな?楽しみ^^
それはそうと、ラストは原作と同じ終わり方だったけど"To be continued"と字幕が!原作者の貴志祐介さん、もしかしてもう続編を執筆中?!それともただ単に、作品自体は終わったけどハスミンのゲームはまだまだ続くよっていう意味なのかなぁ?続編があればぜひ観たいです!

「のぼうの城」

『のぼうの城』

のぼうの城

製作年:2011年
製作国:日本
監督:犬童一心、樋口真嗣
出演者:野村萬斎、榮倉奈々、成宮寛貴、山口智充、上地雄輔、山田孝之、平 岳大、前田吟、中尾明慶、尾野真千子、芦田愛菜、ピエール瀧、中原丈雄、西村雅彦、中原丈雄、鈴木保奈美、平泉成、夏八木勲、市村正親、佐藤浩市

<簡単なあらすじ>
天下統一目前の関白、豊臣秀吉は唯一残された敵、北条勢を攻めようとしていた。周囲を湖で囲まれた「浮き城」の異名をもつ「忍城(おしじょう)」もその一つ。その忍城では、その不思議な人柄から農民たちから”のぼう様(でくのぼうの意)”と呼ばれる、成田長親が城を治めることに。迫りくる関白軍に緊迫する仲間たちを前に、長親は「北条家にも、関白にもつかず、皆で今までと同じように暮らせないかなあ~」と呑気なことを言って皆を唖然とさせる。関白軍を指揮する石田三成は忍城に降伏を迫る。しかし多勢に無勢、と三成側のなめきった態度に、長親は思いもよらない言葉を発する。「戦いまする」。そして誰の目にも絶対不利な、たった500騎の軍勢対2万の大軍の戦いの火ぶたが切って落とされた…!
(パンフレットより引用)

<感想>
今年3月に原作を読み、面白かったので映画も観ようと思ってました。本の感想はこちら。成田長親=野村萬斎さんも全然イメージできなかったのでこちらも楽しみにしてました^^まず最初に思ったのは、時々、会話の声が聞きづらかったです。言葉が不明瞭とかではなく、音が小さいというかなんというか…。私が観た映画館だけなのかなぁ?それともそういう仕様?

1582年、毛利輝元との戦に臨んでいた秀吉が、備中に侵攻し水攻めで高松城を陥落させた。それから8年後、関白となった秀吉は標的となる忍城を、寵愛している家臣の石田三成を総大将に任命し任せる。身内から「三献茶の男」と揶揄される三成を、現場で武勲を上げさせるためでもあった。
その標的となった忍城。城主・成田氏長の従弟である成田長親は、武に関しては全くダメで、農民たちの手伝いをしたがる(でも農の方も全くダメ)どこか憎めない呑気なお人。領民たちからは、でくのぼうから<のぼう様>と呼ばれてる。といってもどちらかと言えば親しみが込められている感じ。

そんなのぼう様、城主・氏長から関白軍が攻め入ってきたら開城せよと言われていたのに、思わず言っちゃった「戦いまする」。忍城にはたった500騎、関白軍は20000人という大軍。無謀ともいえる戦いだが、のぼう様の意志の固さに武将だちは闘う決意をし、作戦を練ることに。どう考えても負け戦と思ってしまうのですが、武将たちの力や男気、のぼう様が決めたことと知り一致団結する農民、忍城の立地を利用したあの手この手。こりゃもしかして!?と思ったのもつかの間、この立地が三成率いる関白軍にも有利に。それが”水攻め”。今度こそ忍城が落ちてしまう!!と思っていたら……。

のぼう様は実は賢い?!どこまでが計算なんだろう?それともその場その場で思いつくまま決めたことが、普段の人柄が手伝ってこんな結果が生まれたんだろうか。偶然だとしたら神様は思いっきりのぼう様の味方だわ^^;原作では人柄であのような結果になり、映画では野村萬斎さんが演じることにって、全て計算の上であのような結果になったという風に私は感じました。実際のところはどうなんだろう。

さて、のぼう様、原作では大柄でぬぼ~とし、動作も鈍くさい感じだったため、野村萬斎さんが演じると知った時はどうもイメージが湧かず、観終えた後もやはり原作とは違うのぼう様という印象。悪い意味ではなく、野村萬斎さん流ののぼう様といった感じ?お仕事柄か動きがいいので、ぬぼ~とした鈍くさい感じがなく、素っ頓狂な受け答えもどこかきびきびしてる(笑)。田楽なんて素晴らしすぎ。ご本人もおっしゃってるように、狂言師なので喜劇性をもうまく含ませてる。子供っぽいところもあり、それが微笑ましかったり、周囲からすればのぼう様だから助けてあげなきゃ!と思わせたり。

CGが少し残念なシーンもあったりしたのですが、全体的に凄いスケールだし登場人物も豪華!映画なので仕方がないですが、もう少し小説のように周りを固める登場人物像を詳しく描いてくれたたら人間関係がわかりやすかったかも。映画を先に観て原作をあとで読むと、また違った感想になるんだろうな。。
ところで劇中、温泉に入ってるシーンで市村正親さんと山田孝之さんのお尻が映し出されてのですが、お2人ともキレイな美尻でした☆

「アウトレイジ ビヨンド」

『アウトレイジ ビヨンド』

アウトレイジ ビヨンド1

製作年:2012年
製作国:日本
監督・脚本・編集:北野武
出演者:ビートたけし、西田敏行、三浦友和、加瀬亮、中野英雄、松重豊、小日向文世、高橋克典、桐谷健太、新井浩文、光石研、田中哲司、名高達男、中尾彬、塩見三省、神山繁

<簡単なあらすじ>
山王会の配下で勃発した抗争で、大下剋上劇を制し山王会の会長となった加藤(三浦友和)。あれから5年、山王会は勢力を伸ばし続け国政の世界にまで裏から手を回していた。だが内部は若手幹部が牛耳っており、古参幹部は不満を抱いていた。そこに目を付けた刑事の片岡(小日向文世)は関西を代表する花菱会を巻き込み、東西巨大暴力団同士に揺さぶりをかけ、組織の壊滅を目論み様々な策略を裏で仕掛けていく。さらに獄中で死んだと思われていた元大友組組長の大友(ビートたけし)に会い、裏で手を回し仮出所させる。それを知った山王会若手幹部で大友の元子分だった石原(加瀬亮)は、身の危険を感じ逆上する。片岡は自らが企てる"暴力団潰し"に、山王会、花菱会、大友、かつて大友を刺した木村(中野英雄)に対し画策し始める…。各々にも思惑ある中、どこに向かっていくのか。

<感想>
『アウトレイジ』の続編ということで観てきました。前回はバイオレンスで目を背けたくなるようなシーンがあったので、もしや今回も?!とドキドキしてたのですが暴力面はちょっと控えめだったかも。

加藤が会長となった山王会。5年の間で勢力を伸ばし、今では関東トップに立ち国政までも裏で影響力を及ぼしている。そんな巨大化した暴力団を黙って見ちゃいないのが警察。マル暴の片岡があれこれ策略を練り、獄中の大友をも仮釈放させ、かつて大友を刺した木村ととも引き合わせる。さらに2人を花菱会と組ませ……と、自分の立場を利用し、暴力団に様々な情報を流し手玉に取ろうとしてるのは"暴力団潰し"のため。……だけでなく自分の出世のため。ってかね、何人かは片岡に踊らされすぎだよ~(><)なんですぐ信じるかな。

想像している伝統的な(伝統的というかなんちゅーか)ヤクザの世界をそのまま映像にしてくれてるという感じ。総会の時には玄関前で子分たちが車で待ってたり、義理人情があったり、裏切りがあったり…本当のヤクザの世界がどうなのかはわかりませんが^^;今回は前回のような下剋上劇ではないかも。加藤が会長になった経緯、大友と木村・石原の関係は『アウトレイジ』を観ていないとわかりづらいんじゃないかと思ったりするんですが、どうだろう?

インパクトあったのは出演者さんたち。前回亡くなったと思っていた大友が再登場!でももうヤクザ業はしたくない。前回でいろいろと考え教訓になったんであろう。と思っていたらそうでもない?花菱会で木村が自分のために落とし前を取ったこと、木村の子分がやられてしまったことで再びかつての大友に。でも後輩でもある片岡のことは最初から信用していないし、山王会や花菱会のこともどこか傍観しているような感じ。しかしあれだけたくさんのビートたけしさんの「コノヤロー!」が聞けるとは思わなかった(笑)

パンフに関東弁と関西弁の罵り合いを長時間したかったと書いてある通り、花菱会との罵り合いは怖いと通り越して勢いあって楽しかった(笑)。ここに未知やすえさんが出てきて一気にまくし立て、最後に「あ~怖かった」って言って欲しいぐらい(笑)。西田敏行さんのヤクザ役も悪い顔してた~。意地の悪いオッサンって感じ。。それより塩見三省さん、居るだけで怖すぎです……。

あと一言も発しないヒットマンの高橋克典さんも様になっていたし、キャンキャン吠える加瀬亮さんも良かったです^^少しの登場だけど白竜さんはやっぱ雰囲気あります^^忘れちゃいけないのは片岡役の小日向さん。どこにでも顔を出していたので一番登場時間が長かったのでは?そんな中、山王会会長の三浦友和さんだけはどうしてもヤクザに見えない…。私には学校の校長とか書道家にしか見えなかった^^;

個人的には割と好きな作品^^ラストの終わり方も好き。これって絶対続編あるよね?何人かは殺されたけど、実は一命は取りとめてましたと再登場したりして(笑)。特にラストの人は画面に映ってなかったし…。ヒットマンだった高橋克典さんや、刑事の松重さんは引き続き登場しそうな予感。続編があるとなれば、また新たに出演する俳優さんたちが楽しみでもある作品でした!

P.S 前作のロケーション協力地に神戸があり、全然気づかなくてショックを受けた記憶が(悲)。なので今回もきっと神戸でロケをしたはず!と最初から背景などにも目を配り鑑賞したのですが、何となくわかったのは冒頭の港。おそらく港や海付近のシーンは神戸なんじゃないかと…。あとここは相楽園かな?と思ったシーンがあり、あとでパンフを見るとやっぱり名前がありました!他にもいろいろと神戸でロケしたみたいですが今回もまたまたわかりませんでした~(TT)。舞子ホテルはどのシーンだったんだろう?古参幹部が食事していたレストラン??一度『アウトレイジ』と『アウトレイジ ビヨンド』の神戸ロケ地巡りをじっくりしたいもんです♪

「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」

『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』

踊る大捜査線 THE FINAL

製作年:2012年
製作国:日本
監督:本広克行
出演者:織田裕二、深津絵里、ユースケ・サンタマリア、伊藤淳史、内田有紀、小泉孝太郎、北村総一朗、小野武彦、斉藤暁、佐戸井けん太、小林すすむ、甲本雅裕、遠山俊也、川野直輝、滝藤賢一、津嘉山正種、大和田伸也、大杉漣、香取慎吾、水野美紀、真矢みき、筧利夫、小栗旬、柳葉敏郎

<簡単なあらすじ>
湾岸署管内で国際環境エネルギーサミットが開催。署員は警備で慌ただしい中、会場内で誘拐事件が発生し、数時間後に被害者が射殺体で発見される。使用されたのが警察が押収した拳銃だったため、捜査会議で全ての捜査情報を鳥飼管理官へ文書で提出することに。所轄の捜査員には一切の情報が開示されさない中、第2の殺人が発生する。その捜査過程で青島に嫌疑がかけられ、辞職勧告が下される。さらに室井までもが巻き込まれようとしていた。6年前の誘拐殺人事件が関係していることで上層部は警察の不祥事を隠蔽しようとしていたのだ。そして第3の事件が発生。真下の息子が誘拐される。青島は上層部の動きに不審を抱きながらも、室井の指示により人質救出に向う。

<感想>
テレビ放送から15年が経つんだ~としみじみ。主要メンバーがここまで変わらず(何人かは途中からだけど)ずっとやってきたのって凄い!ドラマも映画もほぼ見てきたので、このFINALはめちゃ楽しみにしてました。番宣もバンバンしてたしね。ってか予告編や番宣で騙された部分があったり^^;

今回の犯人って映画公開前に既にテレビでネタバレしてましたよね?今シリーズで犯人役を演じた人たちが紹介されており、今回はこの方が犯人なんだって既に知ってた人も多いはず。だってポスターや出演者の名前にも今回初めて登場する人が1人いるし。なので犯人を演じた人を書いてもネタバレじゃないよね?ね??でも知らない方もいると思うので、誰が犯人なのかは触れずにおきます。

さて、冒頭から騙されつつもこの明るい雰囲気は結構好き♪そして何と言ってもオープニングが良い!!15年の歳月を感じ、今までのテレビ放送を思い出しつつ懐かしさが込み上げてきました。みなさん雰囲気はそのままだけど、いい感じに歳を取られたなとしみじみ。そしてそして!あのお馴染みの曲はもう最高!

今回の内容は、6年前の誘拐殺人事件が鍵に。その時に押収した拳銃が使われたことから、警察内部に事件に関わった人物がいると。上層部はそれを隠蔽しようと偽の犯人を仕立てるも管轄から疑惑の声。そこで青島と室井に誤認逮捕をしたと責任を取らせることに。といった上層部の権力行使が、そりゃもう信じられないほど悪として描かれてます。

「事件は会議室で起きてるんじゃない。現場で起きてるんだ!」は有名なセリフですが、今回も名セリフがありました。青島が嫌疑をかけられ辞職勧告が下された時、鳥飼が「組織で生きる人間は書類の中で生きてる」と言ったのに対し、誰が言ったのか忘れましたが「組織の中に生きる人間は信念が必要」と。多分そんな感じの事を言っていたと思うのですが、これは警察だけでなく、一般の会社組織の中でも言えそう。

最初からすみれさんの去就が気になってましたが、まさか、まさかまさかあんな場面であんな登場をするとは!!あり得ーん(笑)。映画やドラマだから多少大げさだったりあり得ない設定でも、これは…どうよ?みな無事だったのはもう奇跡としかいいようがない。その後のすみれさんの処分がどうなったのかが知りたい。あり得ないといえば、犯人の気持ちになって犯人の足取りを辿るのはいいとして、あんな広い敷地内から犯人が潜伏している倉庫を見つけ出すのもあり得ん…。しかも今回は自転車と自分の足を使っての地味な捜査。FINALなのに~(*ノД`)

逮捕の直前まで犯人の顔は映さず(多分そうだったと思う)、ずっと後ろ姿とか顔の一部しか映さなかったのは、観客に「実は犯人役はこの方でした!」とびっくりさせる作戦?それなら公開前にネタバレせず、出演者リストやポスターからもその方の名前や顔を出さなかったら良かったのにと思ったのは私だけ?でも私の前の席のカップルは「犯人って○○やったんや!」って驚いていたので、犯人役が誰だか知らないで鑑賞する人も多そうです。あ~、私も知らずに見たら少しは驚いたかもしれないな。でもね、あくまでも個人的な感想ですが、この犯人、踊るシリーズとは毛色が異なりすぎて違和感があり浮いていたような…。ファンの方すみません!

FINALだから期待して行ったのですが、あり得ないシーンにはちとびっくり。でもコメディタッチのシーンは相変わらず面白かったデス^^がんばれがんばれ署長!とか(笑)。あとエンディングもオープニング同様良かった!懐かしいシーンが流れ見入ってしまいました。15年間続いたという歴史が大きい。なんか寂しいなぁ。水野美紀さん、真矢みきさん、筧利夫さんも少しだけど登場し、オールキャストで終わった今シリーズ。本当に最後なのかな?誰かのスピンオフがあったりして。王さんとか。←ないって(笑)?

「ツナグ」

『ツナグ』

ツナグ

製作年:2012年
製作国:日本
監督:平川雄一朗
原作:辻村深月
出演者:松坂桃李、樹木希林、佐藤隆太、桐谷美玲、橋本愛、大野いと、遠藤憲一、別所哲也、本上まなみ、浅田美代子、八千草薫、仲代達矢

<簡単なあらすじ>
たった一人と一度だけ、死者との再会を叶えてくれる案内人<使者(ツナグ)>。半信半疑で依頼してくる人たちの前に現れたツナグは、ごく普通の高校生、歩美。彼の祖母であるアイ子が<ツナグ>で、彼はいずれ引き継ぐための見習い段階だった。最初の依頼は土地の権利書のありかが知りたいの癌で亡くなった母に会いたいという男性、畠田。2人目の依頼は、喧嘩別れしたまま自転車事故で亡くなった親友に会いたいという女子高生の嵐。3人目の依頼は、プロポーズした直後に失踪した恋人を7年間待ち続けている土谷からのもの。家族、親友、恋人と3つの依頼を引き受けているうちに歩美は、死者との再会を望むのは生者の傲慢かもしれないと疑問を持つようになる。その疑問は歩美の両親の不可解な死の真相へも向けられていく。

<感想>
<使者(ツナグ)>とは、たった一度だけ、死んだ人と会わせてくれる案内人。生きている人が会いたいと望む、すでに死んでしまった人との再会を仲介する。ツナグを介して生者と死者が会うのにはいくつかのルールが存在。その中の一つに、「依頼人が死者に会えるのは、生涯に一度、一人だけ。死者も生者に会えるのは一度だけ。」というのがあります。なので一度死者に会ってしまうと、再び会いたい死者がいても会うことが出来ない。一方、死者は会いたいと願う生者に対して断ることは出来るものの、一度会ってしまうと他から会いたいと依頼がきても会うことができない。なのでどちらも慎重に決断しないといけないということ。

まず一人目の依頼、土地の権利書のありかが知りたいので亡くなった母親に会いたいというもの。しかし会いたい本当の理由は別にあるわけで。この依頼者の男性は、自分から依頼してきたものの死者と会えることに対し半信半疑。ツナグが高校生だったこともあり、騙されてるんじゃないかとかなりの疑いよう。そうだよね、そりゃツナグの連絡先を調べ依頼し、心のどこかで「会いたい」と期待していても、死者と会うなんて絶対あり得ないと疑うのが普通の反応。で、親子は再会。もう私、号泣。実は映画が始まってからずっと目がうるうるしてました。映画全体の雰囲気のせいなのか、死者と会うという設定が既に頭の中にあったからか…。母親役の八千草薫さんの優しい雰囲気と、不器用で横柄な息子役の遠藤憲一さんの演技も良かったです^^

2人目の依頼は女子高生の嵐が、亡くなった親友に会いたいというもの。嵐と親友の御園は歩美と同級生ということもあってか、最初から随時登場し、依頼するにあたるまでの過程、感情が描かれてました。3つの依頼の中で一番インパクトあったかも。いや、かなり印象に残ってます。親友の死を願い、もしかしたら自分のしたことで死を招くことになったのではないかと心配する嵐。他の依頼者と違い、彼女だけは死者に会いたいと願う目的が違う。亡くなった御園と会ったことで、一生忘れることができない"後悔"を背負ってしまった嵐。歩美から伝言を聞いた時に泣け叫ぶ嵐を見て、私まで胸の中が張り裂けそうになってしまった…。一生に一度しか死者に会うことが出来ないのに、自分勝手な理由で亡くなった親友に会いたいと願った嵐、生者に会えるのは一度っきりなのに嵐に会うことを承諾した御園。もし両親が御園に会いたいと願ってももう会うことが叶えられないと思うと、切なくなります。この話が一番泣いたかも。

3人目の依頼はプロポーズした直後に突然失踪した恋人を7年間待ち続けているサラリーマンの土谷。友人からは騙されたんだと言われるが、どこかで生きているならそれでいい。だがもし何かの事故に巻き込まれていたら…と依頼。ツナグが失踪した恋人とコンタクト取れないということは、どこかで生きていて土谷から黙って離れたということ。もしツナグが恋人とコンタクト取ることができたら既に死者になっているということ。どちらにしても辛い結果が待ち受けているのが3番目の依頼。前者2人に比べインパクトは弱い感じですが、アイ子が死者とのコンタクトシーンがあったり、歩美が土谷の姿を見て、死者と会うことについて考えたりと、ラストに向けての流れになってのかなと。

死者と会うことによって救われるものもいれば、会って後悔するのものもいる。現実的に死者と会うことは不可能。生きてる間に伝えたいことが伝えられず、亡くなってからもう一度会いたい、あるいは生きてるうちにちゃんと伝えていれば良かったと後悔する前に、生きてる今、自分の想いをちゃんと口に出して相手に伝えることが大事と改めて考えさせられた作品でした。ホント最初から最後まで目がうるうるで、何度か涙ボロボロ、鼻はグジュグジュで、次の日、目が腫れて大変でした。
内容やタイプは違いますが、『ツナグ』『黄泉がえり』『いま、会いにゆきます』など、このテの話に弱いんです。

歩美役の松坂桃李くんと祖母役の樹木希林さんが良かった!松坂桃李くんは初めて知りましたが、落ち着いた話し方と振る舞いがツナグにふさわしく好演でした。話し方と声が筒井道隆さんにちょっと似てると思ったんですが、どうかな?樹木希林さん演じるアイ子が作る料理はどれもオシャレでした~。家もレトロな雰囲気があって良い感じ♪ところでアイ子が眼鏡を外すシーンがあったのですが、眼鏡そのものを顔から外すのではなく、眼鏡の真ん中がぱかって外したのにびっくり!最近の眼鏡は真ん中で外れるですね!これいいなー、私も欲しいなー。

映画の番宣を観て、こりゃ絶対泣く!久しぶりに泣ける映画を観に行こう!と確信し観に行き、想像以上に泣いてしまいました。ラストも、エンディングのJUJUさんの歌も、金環日食の画も、最後まで良かったです!

「夢売るふたり」

『夢売るふたり』

夢売るふたり

製作年:2012年
製作国:日本
監督:西川美和
出演者:松たか子/阿部サダヲ/田中麗奈/鈴木砂羽/安藤玉恵/江原由夏/木村多江/やべきょうすけ/大堀こういち/倉科カナ/伊勢谷友介/古舘寛治/小林勝也/香川照之/笑福亭鶴瓶

<簡単なあらすじ>
東京の片隅で小さいながらも忙しく楽しく小料理屋を営んでいた貫也と妻の里子。だが常連客で賑わっていたある晩、火事で店を失ってしまう。里子はラーメン屋でバイトを始めるが、貫也は新しい職場の調理場で意見が合わず、毎日燃えた店の前でビールを飲んでいた。そんなある日、貫也は店の常連客だった玲子と偶然出会い一夜を共にしてしまう。それを知った里子は結婚詐欺を思いつく。再び自分たちの店を持つために、里子が計画を立て、貫也はさまざまな女性の懐に入り騙していく。新しい店の再開のめどが立ちそうになった時、夫婦の関係が徐々に変化していく。

<感想>
テレビで流れていたCMを見て、ドタバタコメディなのかなと思っていたら違いました^^;といっても田中麗奈さん演じるOLや他の常連客多数が騙されていたシーンや、貫也が泣きながら電話するシーン、出会い系で会った女性とのシーンなど、前半はどこかコミカルな感じ。が、後半は貫也と里子の感情のズレが出てくるあたりからシリアスな雰囲気に。

決してイケメンではないけど、愛嬌があって人当たりが良く、独身女性にとって安らぐような存在の貫也は、"店を再建する"という目標のためにさまざまな女性たちと付き合う日々。結婚詐欺と言っても借用書を書いてもらってるから、根っから悪事を働こうとしているというのではなく(多分)、心寂しい独身女性に安心感や夢を与え、その代償としてお金をもらう。タイトルの『夢売るふたり』ってこういうことだったのね!

自分たちの夢のために、誰と付き合うというとこからシナリオを考えてる里子の指示によって女性を騙し続ける貫也ってどーよ?!と思いながらも、知り合う女性たちの生き方に感銘を受け、付き合ってる時は騙してる感が全くしない貫也の性格は天性のもの?そんな貫也の性格を知ってるからこそ結婚詐欺を思い付いた里子。その里子が持つ感情がこの映画の確信なのかも。

騙される女性の一人であるひとみちゃんと出会った時、唯一里子が女性としての嫌な部分を見せたような気がする。貫也はそこで里子に自分の思ったことをぶつけるわけですが、その貫也、もし里子という妻がいなくてひとみちゃんと出会っていたら付き合っていただろうか?多分付き合っていないような気がする。容姿がどうのこうのじゃなく、夢を持ちひたむきに頑張るひとみちゃんのことを、人として尊敬していたんだと思う。里子は女性の立場から嫉妬しただけだろうか。それともひとみちゃんに自分にはない人としての魅力を感じとり、貫也の気持ちが自分から離れていくことを危惧したんだろうか。

里子は愚痴一つ言わず献身的で、夫と一緒に店をすることに一生懸命な良妻賢母。…だったはずが、貫也に浮気されたことをきっかけに結婚詐欺の首謀に。本音はあまり語らず、目や態度で感情を表現する里子。全編通して、彼女は一体どんな心境心境でいたんだろう。トイレや自慰のシーンがあったのは、"妻"という立場ではなく"女性"としての部分を出したかったから?貫也が子持ちの女性のもとへ行ったこと、トイレのシーンを考えると、貫也と里子夫妻は本当は子供が欲しかったのでは?もしかして子供絡みのニュースを2人で見てるシーンは伏線??考えすぎか^^;

ラストに関して。私にはどう解釈したらいいのかわからず…。これは観客に委ねるってこと?うーん、どう解釈しよう?最初にも書きましたが、私はドタバタコメディと思って観ていたので、この作品の流れにちょっと戸惑ってます。特にハローワーク女性職員との関係はよくわかりませんでした。貫也はこの家庭に何を求めていたんだろう?里子と離れたかったから?それとも"家族"という形に惹かれたから?全編通して、貫也が何を求めていたのか私にはよくわからず(><。)。。

そして……そこで子供を使う?!というシーンがありそこに戸惑いが…。子供を巻き込んだ時点でこれはもうコメディじゃない。なぜそこで子供を使う?そしてなぜまたそこであの騙された女性が?この辺りの流れが少し…。ドタバタコメディと勝手に思い込み、気楽に観に行ったのがいけなかった。初西川美和監督作品で作風を全く理解してなかったのがいけなかった。決して面白くなかったわけではなく、観客に委ねる(あれ?委ねてない?私がわからなかっただけだったりして^^;)ラストの行方は私にはやっぱり難し過ぎました(TT)。2人の心境をはっきり明確にしてくれるとすっきりするんだけどな。続編を作って欲しいな~。←これはなさそう

「テルマエ・ロマエ」

『テルマエ・ロマエ』  

テルマエ・ロマエ

製作年:2012年
製作国:日本
監督:武内英樹
脚本:武藤将吾
原作:『テルマエ・ロマエ』ヤマザキマリ
出演者:阿部寛/上戸彩/市村正親/北村一輝/宍戸開/笹野高史/竹内力/キムラ緑子/勝矢/外波山文明/飯沼慧/岩手太郎/木下貴夫/いか八朗/神戸浩/長野克弘/内田春菊/菅登未男/森下能幸/蛭子能収/松尾諭/路井恵美子/桜井千寿

<簡単なあらすじ>
古代ローマ帝国、テルマエ(浴場)の設計技師のルシウスは、誰よりも風呂を愛しているが発想が古く職を失ってしまう。友人に誘われ訪れた大衆浴場で溺れてしまったルシウスは、現代日本の銭湯にタイムスリップしてしまう。そこには銭湯に来てる客や、漫画家になる夢を持ってる真実ら、言葉が通じない「平たい顔族(=日本人)」がいた。そして古代ローマでは考えられない銭湯のアイディや工夫などの日本の文化に衝撃を受ける。古代ローマに戻ったルシウスは、日本風呂のアイディアを取り入れた風呂を設計。何度もタイムスリップを繰り返していくうちに話題となり、皇帝ハドリアヌスの目に留まり信頼を得るようになる。一方、漫画家の夢をあきらめ実家の温泉旅館に戻ってきた真実は、何度もルシウスと遭遇し、次第に気になる存在になっていく。そしてルシウス同様、ローマ帝国の未来に関わっていく。

<感想>
原作マンガが大好きで観に行ってきました。映画化が決まり、ルシウス役に顔の濃い日本人が演じるらしいと友人から聞いた時、真っ先に阿部さんだと思いました!市村正親さんも宍戸開さんも濃いですが、ローマ人にまざるとやはり日本人顔(特に目元)。阿部さんは目の彫りが深く背が高いので、大勢のローマ人の中にいても違和感なかったです^^一方、平たい顔族の面々もGOOD!真実役の上戸彩さん、真実の父親、銭湯にいたおじさまたち等々、ザ・平たい顔族という感じ^^←ほめてます。この中に竹内力さんがいたのはちと意外。パンフによると、本人も古代ローマ人役じゃないのに驚いたって(笑)。市村さんも皇帝役がお似合いで、映画というより劇を見てる感じがしました。

古代ローマ、現代日本と時空を超えたストーリーで、現代の真実は古代ローマでこれから起ころうとしていることを歴史で知ってるわけで。古代歴史も加えつつ、真実は頑張ってました。原作に登場する数人の女性を1人にまとめたって感じ?でも真実のようにルシウスに関わる女性はいまのところ原作にはいないような?しいて言うなら温泉宿の娘さつきさん?しかしいくら猛勉強したといってもあそこまで会話できるまで上達するって無理くない?いつも真実がいる場所に現れるのも謎だし…。個人的に真実の存在は別の形でもよかったんじゃないかと思ったり。←原作を読んでるのと読んでないのとでは意見がわかれそう^^;と、なんだかんだと言いながらも上戸彩は可愛かったです♪制服姿を見たら某CMを想像しちゃう。

やはり見どころはルシウスが現代日本に来たときのリアクション。内容すべてが原作どおりではなく、架空の人物がいたりするんですが、ルシウスの生真面目さはそのまんま。真剣に古代ローマを愛し、風呂に対する情熱は素晴らしい。といっても日本のアイディアをヒントにしており、自分が考え出したわけではない。そこが生真面目なルシウスの葛藤の種なんだろうな。しかし47歳の阿部さん、いい体してる☆

セリフの言語は一体どうするんだろう?と思っていたら、画面の上にBILINGUALと。なるほど!だから阿部さんたちローマ人はローマでは日本語、日本ではラテン語を話してたのね!

原作のエピソードをベースにオリジナルを加えた内容で、オチもお決まりで想像できますが、チネチッタのセット(イタリアで最大、ヨーロッパでも最大級の映画撮影所)はスゴイ!あとルシウスがタイムスリップする時に登場するオペラの男性は良かった!(パンフによると流れてるオペラは世界三大テノールの1人、ドミンゴという人の歌唱によるものらしい。) あとルシウスが「ケイオニウスさま」というシーンが私には「ケウ兄さま」と聞こえてなぜかツボにはまりました(笑)。

原作で鯉のいる温泉をルシウスの協力のもと設計した青年の吉田くんも登場させて欲しかったな~。原作はまだ続いているので、ぜひパート2を製作して登場させて欲しいっす!

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